ヒューイ・ルイス、メニエール病によりツアー中止も「希望は捨てていない」

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聴力の大半を失い、メニエール病と診断されたため、先月、年内の公演全てを中止すると発表したヒューイ・ルイスが、月曜日(5月7日)、米NBCのモーニング・ショウ『Today』に出演し、病状について語った。

◆ヒューイ・ルイス声明、動画

ルイスは4月中旬、「2ヶ月半前、ダラス公演の直前、聴力の大半を失った。一対一だったり電話だと少しは聞こえるが、歌うに十分なほど音楽を聞き取れない」との声明を出し、メニエール病の可能性が高く、症状が改善するまでパフォーマンスはできず、予定していたツアーを中止すると告知した。

『Today』に出演したルイスは、「ステージに上がると、ジェット・エンジンのような音がしたんだ。何かおかしいと思った。ピッチが見つけられなかった。ゆがんでいた。悪夢だ」と、語り始めた。

「君の声は聞こえるし、この場や電話で話すことはできるけど、歌うことができない。音楽が聞こえない。何だってできるよ。自分が最も好きなこと以外はね」

ツアーを中止せざるを得ないことについて「僕は世界一素晴らしいシンガーではないが、信頼はできると自負してきた。40年やっててショウをキャンセルしたのは5回だけだった」と、ファンやバンド・メンバーに申し訳なく思うと話した。

「メニエール病の悪いところは、解明されておらず、カフェインを取らない、塩分を控えるという対処法しかないが、いいところは改善する可能性がある」と、「僕はいまでも、良くなると願っている。ポジティブな態度が重要だと言われている」と続けた。

現在、Starkey Hearing Foundationと提携し、さまざまな新技術を試しているそうだ。ステージに立つことはできないが、ニュー・アルバムやブロードウェイのプロジェクトに取り掛かっており、アルバムは間もなく完成予定だという。

Ako Suzuki



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