Charのシグネイチャーストラトキャスター誕生、本人使用のギターを徹底プロファイリングした2モデル

フェンダーの中でもトップラインとなるFender Custom Shopから、Charのシグネイチャーモデルが登場。「CHAR 1959 STRATOCASTER BURGUNDY, JOURNEYMAN RELIC」の製作・発売が発表された。

Charのキャリアの中でも特別な存在感を放つ1959年製バーガンディミストのストラトキャスター。PINK CLOUDやPSYCHEDELIXをはじめさまざまな場面で愛用され、ファンはもちろん多くのギタリストにとっても憧れのギターが、復刻されることとなった。

エリック・クラプトンから始まったフェンダーにおけるアーティストシグネイチャーモデルの歴史は今年で30年を迎える。本モデルは、この節目の年を記念して製作されるものだ。指揮をとるのは、これまでCharシグネイチャーモデルのCHARIZMA、FREE SPIRITS、PINKLOUDを監修し、Charのプレイアビリティを熟知したマスタービルダーであるポール・ウォーラー。彼が2017年の夏に来日した際、Charが所有する1959年製ストラトキャスターバーガンディミストを徹底的にプロファイル。長年Charの手に馴染んできたネックシェイプや、数々の名演を生み出してきたピックアップなど演奏性やサウンド、そして最大の特徴と言えるバーガンディミストのマッチングヘッド、1プライ8点留めのパーチメントピックガードなど、あの歴史的なストラトキャスターをシグネイチャーモデルとして再現する。


今回発表されたのは「MASTERBUILT」と「CUSTOM BUILT」の2モデル。MASTERBUILTとはFender Custom Shopの匠であるマスタービルダーが全ての工程において徹底した監修を行い、木材の選定からネックの仕上げなど自らが直接手をかけて仕上げるモデル。一方のCUSTOM BUILTはCustom Shopの熟達した精鋭チームが手がけるモデルだ。

MASTERBUILTの「CHAR 1959 STRATOCASTER BURGUNDY, JOURNEYMAN RELIC, MASTERBUILT BY PAUL WALLER」は、フェンダー最上級の職人の一人であるマスタービルダー、ポール・ウォーラーによって、本人所有のギターと同じネックシェイプやサウンドなどのプレイアビリティはもちろん、Charの歴史と共に刻まれてきた傷や塗装の剥がれなども忠実に再現される。

CUSTOM BUILTとなる「CHAR 1959 STRATOCASTER BURGUNDY, JOURNEYMAN RELIC」は、Charが弾き始めた当時の外見を想起させる、程よい使用感が美しいJOURNEYMAN RELICで仕上げられたモデルだ。

※ JOURNEYMAN RELIC： 週末のジャムセッションなど自宅での使用をメインに、長い時間を経てオーナーチェンジを繰り返しながらも、通常のRELIC＝ダメージ加工に比べ大切にメンテナンスされてきたことを想定した、程度の軽い打痕や傷、塗装の剥がれなどを施したもの。



両モデルとも全国カスタムショップディーラーでの取り扱いとなり、2018年5月18日（金）より6月15日（金）まではCharの主宰するレーベルZICCAにて、先行予約を受付。先行受注はCUSTOM BUILTのみの受付となり、MASTERBUILTの受注など詳細に関しては＜FENDER CUSTOM SHOP EXHIBITION＞イベント時に発表される。

6月16日（土）にフェンダーアーティストモデル30周年を記念して開催されるFedner Custom Shopによるイベント＜FENDER CUSTOM SHOP EXHIBITION＞では、本モデルの製作を記念して、Char本人によるトーク＆ミニライブを実施。さらにポール・ウォーラーも来日し、今回の製作に対するこだわりを紐解いていく。Charファン、フェンダーファンはこのチャンスをお見逃しなく。