【ライブレポート】uijin、挫折を乗り越え、満杯のO-WESTで最高の景色を描く。今秋のアルバムリリース&東阪ワンマンも発表

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uijinが、2018年5月25日にShibuya O-WESTでワンマンライブ<LOVE the life you live 2018>を開催した。

◆uijin 画像(全10枚)画像

さまざまなカルチャーが混ざり合った現代のtokyoを体現する“neo tokyo”をコンセプトに2016年12月に結成された4人組アイドルグループのuijin。ラウド/ミクスチャー系のバンドサウンドを土台に、エレクトロニカ、EDM、レゲエなど、さまざまな音楽的要素を巧みに取り込んだ多彩な楽曲とアグレッシブなライブパフォーマンス、スタイリッシュなMVに注目が集まり、今、アイドルシーンの中で存在感をグングン強めている。

この日は、ミニアルバム『everything is practice』を4月18日にリリースして迎えた、グループとして5度目のワンマンライブ。チケットはソールドアウトし、満杯のフロアは開演前から熱気を高めていた。

オープニングSE「came from neo tokyo」が会場に鳴り響くと、ステージからレーザーが激しく放射される。即座にフロアから大きな歓声と手拍子が起こり、オーディエンスの大きな期待に包まれたステージに、ありぃ、ひとちび、やよい、りんの4人がひとりずつ現れた。1曲目に放たれたのは、疾走感あふれるロックナンバーの「001」。メンバーは躍動感あふれるパフォーマンスで魅せる。続いて“忘れられない夜にしようぜ!”というありぃの煽りから披露されたのは、爽快感のあるメロディを聞かせる「daylight」。サビでは4人のユニゾンによる力強い歌声が会場に響いた。メジャーキーのドライブ感のあるロックナンバー「overdrive」、レゲエの要素を取り入れたパンキッシュナンバー「game over」と、序盤からアッパーな楽曲の連続に、フロアには大きな熱狂が生まれる。

「ten-age」は、リズミカルなギターリフを土台に、少し毒気のあるリリックと最後にメンバー紹介をラップする個性豊かな1曲。 “ぶんしゃかむにゃむにゃぽったんぽったん”“テンアゲ テンアゲ テンアゲ テンアゲ”という不思議な語感の歌詞を連呼するサビには、なんとも言えない中毒性があって、オーディエンスも手を激しく挙げて呼応していた。


“今日が来るのを、私たちめちゃめちゃ楽しみにしていたんです。不安もあったりしたけど、たくさんの人がuijinを観に来てくれて嬉しいです”と、やよいが感謝の気持ちを伝えると、会場からは温かい拍手が起きた。

ラウドロック、エレクトロニカ、ヒップホップが融合した「neo asia」、激しいギターリフと高速ビートが印象的な「hello」では、激しく放たれるレーザーとキレのあるダンスで魅せる彼女たちが交錯し、煌めきのある光景が作り出されていた。「bluesky」は、“みんなが大好きな曲を、今日やらないわけがない”という言葉とともに披露。4つ打ち系のリズムに乗せながら、エモーショナルなメロディを力強い歌声で聞かせてくれた。

“ワンマンライブには、たくさんの想いが詰まっています。みんながこうやって楽しんでくれて、みんなのキラキラした笑顔を見ると、めちゃくちゃテンションが上がります!”と、ひとちびがMCで語っていたが、この日、メンバー自身もステージ上でたくさんの笑顔を見せていたのが印象的だった。

▲やよい

▲ひとちび

「2020(#BFF)」「colorful」「meltdown」「セツナメモリアル」といったアグレッシブなナンバーを畳み掛けた中盤は、モッシュやダイブが次々と発生。uijinの楽曲にはさまざまな音楽要素が取り入れられているが、この4曲は特に1曲の中での展開が多く、リズムがめまぐるしく変わっていき、刺激的なサウンドを聴かせる。観客のテンションが高まったところで鳴り響いたのは、なんと「ten-age」のイントロリフ。この日2度目となったが、2回目はステージ上からフロアにゴムボートが投入され、それにメンバーが乗って、オーディエンスの上で1曲を歌うという演出となった。メンバーの乗ったゴムボートを下から支えるオーディエンスと、そのオーディエンスのバックアップを信じてパフォーマンスを続ける4人。uijinとファンの絆の深さを感じさせる一幕だった。

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