UFO、フィル・モグが50周年記念ツアーを最後にバンドからの引退を表明

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UFOの創設メンバー、フロントマンのフィル・モグが、来年開催する50周年記念ツアーを最後に、バンドを脱退することを発表した。モグは結成時から現在にいたるまで在籍し続ける唯一のオリジナル・メンバーであり、彼が身を引くことでUFOの存続も危ぶまれている。

◆フィル・モグ 声明

4月に70歳となったモグは数年前から考えてきたと、月曜日(5月28日)Facebookに以下のような声明を掲載した。「これをフェアウェル・ツアーとは呼びたくない。その言葉は嫌いだからね。でも、来年の公演はこのバンドとの僕の最後のタップダンスになる。2019年はUFOにとって50周年記念だ。だから、ぴったりのタイミングだと感じている。UKでの最後のツアーに加え、バンドと強いつながりを持つ地域でプレイする。しかし、UK以外の場所は長いツアーにはならない。プレイするのは素晴らしいが、ツアーは常に快適というわけではない。とても厄介なものになってきた。僕はいつも、そういう段階に到達したら身を引こうと自分に言い聞かせていた。それを実行する。辞めるに相応しい時期だ」

モグ自身は、UFOの今後についてはほかのメンバーの好きなようにすればいいと考えているそうだ。「彼らは、僕抜きでも自分らのやりたいことは何でもできるとわかっている。でも、僕はもうライブやアルバムの制作はしたくない。そうは言っても、(音楽活動は)続け、自分自身のアルバムを作ることもあるかもしれない。どうなるか見てみる必要がある」

「“ほろ苦い”って言葉を使うのがベストかもしれない。でも、僕にとってそのときは来た。あとは、いいツアーをやるだけだ」



UFOは、フィル・モグ、ミック・ボルトン、ピート・ウェイ、アンディ・パーカーにより1969年に結成。早くから日本で人気に火が付き、マイケル・シェンカー加入後、世界的に成功した。現在は、モグ、ヴィニー・ムーア(G)、ポール・レイモンド(Key/G)、ロブ・デ・ルカ(B)、アンディ・パーカー(Ds)のラインナップで活動している。

ツアーの日程、場所は今後告知される。

Ako Suzuki
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