ホイットニーの遺産管理団体、カニエによるバスルーム写真使用に失望

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故ホイットニー・ヒューストンの遺産管理団体は、カニエ・ウェストがプシャ・Tのニュー・アルバム『DAYTONA』のアートワークにホイットニーのバスルームの写真を使用したことに対し「非常に失望した。ホイットニーの死をもっても、厳しい現実からは逃れられない」と、『Entertainment Tonight』にコメントした。

◆『DAYTONA』アルバム・カバー

写真は2006年に家族の一員が撮影したものだと言われ、その6年後、ホイットニーが意識不明で発見され亡くなることになったバスルームとは別だが、彼女のプライバシーを損害していると、物議をかもしている。ホイットニーは2006年当時、薬物依存症に苦しんでいたと言われており、それらを使用した形跡がうかがえる。

プシャ・Tによると、この写真をアルバム・カバーにするのはエグゼクティブ・プロデューサー、カニエのアイディアだったという。すでにジャケット用に写真撮影を済ませていたものの、カニエは間際になって、「この音楽を聴くにはこの写真を目にすべきだ」と、ホイットニーのバスルーム写真に変更するとプシャ・Tに伝えてきたそうだ。カニエはこの写真を使用するにあたり8万5,000ドル(約930万円)を支払ったという。

ホイットニーの従兄、シンガーのDamon Elliottも「こんな形でプライバシーを損害されるとは思ってもいなかった」と、カニエとプシャ・Tを非難している。

プシャ・Tのサード・アルバム『DAYTONA』は、先週金曜日(5月25日)にカニエのレーベルGOOD Musicからリリースされた。

Ako Suzuki
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