キー/スケール検出機能搭載、ARAにも対応したピッチ&タイム補正プラグイン最新版「Auto-Tune Pro」リリース

ツイート

20年にわたりプロのピッチ&タイミング補正の世界標準として人気を集めるプラグインソフト「Auto-Tune」の最新版であり最上位版となる「Auto-Tune Pro」が米Antaresより登場した。ARA対応を果たしたほか、人気の「Auto-Tune 5サウンド」を再現するモードを搭載。完全に再設計されたインターフェイスと強力な新しい処理、編集ナビゲーション機能を実装し、これまで以上に多用途で使いやすいソフトウェアとなっている。

「Auto-Tune Pro」は、低レイテンシー、リアルタイムピッチ補正、Auto ModeとGraph Modeを含むAuto-Tuneの最上位バージョンであり、より詳細でグラフィカルなピッチとタイミングの補正が可能。ピッチの疑わしいノートにすばやく触れられ、演奏全体に徹底的な磨きを加えたい時に、自然な音色の音程補正と、個性的なボーカル処理が可能なClassicエフェクトを提供する。


▲詳細な編集が可能なGraph Modeは一から再設計。新たにズーム解像度、ユーザーが割り当て可能なズームプリセット、およびワークフローの効率を最適化するように再構成されたコントロールが追加。


▲Auto Modeは、コア機能に素早く簡単にアクセスできるBasic Viewと、強力なMIDI、スケール編集、ビブラート機能を解除するAdvanced Viewの2つの画面表示モードを用意。掲載の画面はAdvanced View。

曲のキーとスケールを自動的に検出する新しいプラグイン「Auto-Key」を同梱するほか、ユニークなボーカルエフェクトとして数多くの名曲で使われ、旧バージョンながらいまだに人気の高い「Auto-Tune 5サウンド」を再現するClassic Modeアルゴリズムを搭載。また、DAWの機能と緊密に統合しGraph Modeでのオーディオ編集を可能にするARA(オーディオランダムアクセス)にも対応(ARAはStudio One 3をサポート、2018年5月現在)。主要パラメータをMIDIでリアルタイムにコントロールする機能も備えた。加えてユーザーインターフェイスはAuto ModeとGraph Modeの両方を再設計。プロフェッショナルユーザーにも初心者にも、最も効率的で柔軟性のある直感的なワークフローを提供するように最適化された。


▲Auto-Keyは音楽のキーとスケールを自動的に検出し、その情報をAuto-Tune Proの1つ以上のインスタンスに送信するプラグイン。トラックのキーとスケールをすでに知っている場合は、Auto-Tune Proの複数のインスタンスのキーとスケールのパラメータを1つの場所から同時に設定するのに便利。

対応OSはMac OS 10.9.5以降~10.13、Windows 10/8/7SP1。対応フォーマットはAAX Native(64bit環境のみ対応)、VST3、AU。使用には iLok USB スマートキーが必要(iLok2およびiLok3に対応)。

製品情報

◆Auto-Tune Pro(ダウンロード版)
価格:49,800円(税別)
発売日:2018年5月25日
◆Auto-Tune Pro(パッケージ版)
価格:55,000円(税別)
発売日:2018年6月8日
この記事をツイート

この記事の関連情報