【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>locofrank、「いきなり新曲行くわ」
EVIL STAGEも折り返し地点を過ぎた頃、大阪発の3ピース・メロディック・パンク、locofrankが登場。「サタニックー! いきなり新曲行くわ」と木下正行(Vo,B)がサラッと告げると、「Hate to lose」を投下。森勇介(G,Vo)が小刻みにヘヴィなリフを畳み掛け、起伏豊かな歌メロがそこに折り重なり、またこれまでとは違う表情を浮かべた新曲に引き込まれた。
◆locofrank画像
ド頭から驚かせた後は、バンドの名刺代わりとも言える代表曲「START」を披露。多くの観客がドドドーッ!と前に押し寄せ、場内に歓喜の渦を作り上げていく。その盛り上がりを「Mountain range」でさらに増幅させ、曲中に「幕張ー!」と木下も声を張り上げ、テンションの高ぶりを抑えられない様子だった。また「A GLOSSY DEMOCRACY」に突入すると、バンドの演奏は過熱の一途を辿り、オーディエンスの心を根こそぎ奪う爆発力を見せつける。
「せっかくこんなでかいところでやらせてもらうんやから、ロコダンスやろうか?」と木下がMCすると、「Intertwining」へ。MV同様に観客も踊りながら曲を楽しむ姿があちこちで広がっていた。曲の後半には幕張メッセにウォーウォーの大合唱が轟き、リスナー参加型の親密な曲調に多くの人が至福の笑顔を浮かべていた。
「何でこんなに集まってんの? 雨が降ってない? G-FREAK FACTORYのライブが終わったからや。俺(ら)とG-FREAK~で雨具(グッズ)作ったから。それと(同じ大阪の)PALMをここで観れるなんて、素晴しかったな。今年20周年、9月12日にアルバム出すから!」と木下から嬉しいお知らせもあり、次は「Returning」をプレイ。抜群の歌メロを高らかに会場の隅々まで行き渡らせると、終盤は「Grab Again」、「CALLING」、「reason」と連発し、衝動漲るパンクの荒々しさと心の奥底を揺さぶるグッド・メロディで、20年選手の貫禄をこれでもかとアピールした。
取材・文◎荒金良介
撮影◎半田安政(Showcase)
【locofrank セットリスト】
02.START
03.Mountain range
04.A GLOSSY DEMOCRACY
05.Intertwining
06.Returning
07.Grab Again
08.CALLING
09.reason
■<SATANIC CARNIVAL'18>
6月17日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
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