【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>NAMBA69、「人生は続くんだよ」

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ちょっと放心状態だ……ライブの余韻が半端じゃない。しばらくこの余韻に浸りたいぐらいなのだが、そうもいかない。NAMBA69がリハを始めると、会場には家族連れの観客をあちこちで見かけた。昨年はHi-STANDARDでアルバム&ツアーと精力的に動いたNAMBA(Vo,B)だが、そこからNAMBA69に入ったファンも多いのかもしれないとふと思った。

◆NAMBA69 画像

リハを終えて一度引っ込むと、NAMBAは本イベントの主催レーベルである「PIZZA OF DEATH」のTシャツを堂々と掲げ、それを観客側に投げ込むと、 オープニングは「PIZZA~」から発売されたばかりのKen Yokoyamaとのスプリット作(6月6日リリース)収録の「PROMISES」で幕を切った。どこか切なさをたたえた力強いパンク・ロックに加え、ko-hey(G,Cho)のシャウト・コーラスも楽曲の熱量を底上げし、既にアンセム感さえ漂うエネルギーを叩き付ける。




次の「LOOK UP IN THE SKY」でさらにバンドはエンジンがかかり、ko-hey、K5(G,Cho)のツインギター、SAMBU(Dr,Cho)の骨太ドラムが一丸となり、NAMBAのヴォーカルも爽快に響き渡る。もう、最高に気持ちいいではないか。それからハードコア張りの勢いで攻める「MANIAC II」に突入。ラウドな重量感はもちろん、テンポダウン~ピロピロのギターソロと目くるめく展開で片時も飽きさせないアレンジも冴えていた。

そして「LET IT ROCK」からの、切なくも明るい「SUMMERTIME」に繋ぐ中盤の流れも実に良く、後半はさらにエモーショナルな色合いを深めていく。

「人生は続くからね。今日は俺たちピザからリリースしたバンドの気持ちでいるから。Ken Yokoyamaとスプリットを出した、人生は続くんだよ。そんなこともあるんだよ。ピザ、KEN BAND、ありがとうございます! 俺は今、人生で最高です! 人生、最悪と思っても、あの時があったから最高と思える時が来る」と長めのMCを入れるNAMBA。その一言一句に深く頷くように聴き入ってしまった。そう、人生は続くのだ。




スカのリズムを配した「MANIAC」がプレイされると、大人から小さな子供までスカダンスに興じる光景が広がり、スリリングな演奏も相まって凄まじい盛り上がりを記録。それから「この曲は俺がどん底だった時に作った曲」と前置きすると、ここで「MY WAY」が炸裂。曲を聴きながら、自然と涙腺が緩み始める自分。送り手の“人生”をそのまま掻き鳴らした音色にひどく感動した。また、曲中に観客がぞろぞろとステージに上がり、NAMBAのマイクスタンドで熱唱する場面もあり、NAMBA69のオープンマインドな姿勢に会場の熱も高まっていった。

「そんなもんか、サタニック? グルグル回れ!」とNAMBAが煽ると、「HEROES」では激しいサークル・モッシュが起き、その熱気を絶やさぬままに「あと1曲、1分だよ」と告げた後、怒濤のインスト・ナンバー「INTRO」をプレイ。メンバー4人が全精力を注ぎ、幕張メッセを根底から揺さぶるパワフルな演奏にただただ圧倒。6月22日からKen Yokoyamaとのスプリット作に伴うレコ発ツアーが始まるが、今のNAMBA69は絶対に観ておいた方がいい。


取材・文◎荒金良介
撮影◎TAKASHI KONUMA

【NAMBA69 セットリスト】

01.PROMISES
02.LOOK UP IN THE SKY
03.MANIAC II
04.LET IT ROCK
05.SUMMERTIME
06.MANIAC
07.MY WAY
08.HEROES
09.INTRO

■<SATANIC CARNIVAL'18>

6月16日(土) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
6月17日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール

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