フェンダー初の<FENDER CUSTOM SHOP EXHIBITION>イベントに9千人以上が来場、Charや布袋寅泰らのギタートークやライブも

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フェンダーアーティストモデル30周年記念イベント<FENDER CUSTOM SHOP EXHIBITION>が、6月16日(土)に東京・ベルサール渋谷ガーデンで開催された。会場へは9,000人以上のギターファン、音楽ファンが駆けつけ、ずらりと並んだ新作ギターやアーティストが使用した実機を鑑賞。ステージエリアではCharや布袋寅泰をはじめとした豪華アーティストによる熱いトークやライブが繰り広げられた


▲ずらりと並んだFENDER CUSTOM SHOPの新作の数々。

「もっと自分らしい音を出せるようにカスタマイズしたい」というアーティストの要望に応えた特別仕様モデルを一般のプレイヤーにも、という目的で始まったフェンダーのアーティストモデル。今回開催された<FENDER CUSTOM SHOP EXHIBITION>は、そんなアーティストモデル30周年を記念した、ギターファン垂涎のエキシビジョンとなった。


フェンダーのトップラインブランドであるFENDER CUSTOM SHOPの大規模なイベントはフェンダーミュージックとしては初の試み。展示エリアには約200本のFENDER CUSTOM SHOP製の新作ギターを展示。アーティストが実際ステージで使用したギターの実機をじっくりと鑑賞することもできた。

実機展示アーティストはINORAN(LUNA SEA)、尾崎豊、Ken(L’Arc-en-Ciel)、高中正義、Char、春畑道哉(TUBE)など。どれも数々のステージをともにした生々しい打痕や傷、そしてそのアーティストらしいこだわりの仕様などを見ることができる、レアな展示となった。


▲アーティストが使用した実機を展示したエリア。

▲Char、高中正義、春畑道哉(TUBE)、Ken(L’Arc-en-Ciel)、INORAN(LUNA SEA)の写真とともに実機を展示。

▲尾崎豊がラストツアー「BIRTH」で使用していたテレキャスターとともに、そのテレキャスターをもとに再現したコラボレーションモデル「FENDER CUSTOM SHOP TELECASTER “YUTAKA OZAKI MEMORIAL EDITION”, MASTERBUILT BY DENNIS GALUSZKA」を展示。

また、ステージエリアにも登場していたピックアップマスターのホセフィーナ・カンポスによるピックアップ製作デモンストレーションでは、最高峰のピックアップ製作技術を一目見ようと多くのギターファンが押し寄せた。自身これが初来日となるホセフィーナはサインや写真を求める列に最高の笑顔で対応し、その存在を印象付けた。


▲ピックアップマスターのホセフィーナ・カンポスによるピックアップ製作を目の前で見られるデモンストレーション。

ステージエリアにはフェンダーを愛用する6人のアーティストが出演。ピックアップのカスタマイズを体験するイベントに出演した、Ken(L’Arc-en-Ciel)、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)、INORAN(LUNA SEA)はそれぞれが所有するフェンダーのギターやベースを持参。伝説のピックアップマスターであるアビゲイル・イバラ唯一の愛弟子であるホセフィーナ・カンポスが、彼らのために特別に手巻きで作り上げたというピックアップが準備され、それを最高峰の職人であるマスタービルダーのポール・ウォーラーがその場で実装するというスペシャルな企画となった。ピックアップ交換によるサウンドの劇的な変化に、アーティスト自身はもちろん、観客からも感嘆の声が上がった。


▲Ken(L’Arc-en-Ciel)


▲出演アーティストが、ピックアップマスターのホセフィーナ・カンポス、マスタービルダーのポール・ウォーラーとともにスペシャルなステージを展開。


▲ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)


▲INORAN(LUNA SEA)

ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンに造詣の深い鈴木茂は、フェンダーのアーティストモデルを語る「Experience #2 Signature Model」に出演。今年夏に発売となるFENDER CUSTOM SHOP製の「JIMI HENDRIX VOODOO CHILD STRATOCASTER」を手にして、自らの若い頃のギター体験を織り交ぜたトークや、時に自らの楽曲のフレーズを披露するなどして観客を沸かせた。


▲鈴木茂

今回急遽来日した布袋寅泰は、自らが目指す「最高のテレキャスター」をマスタービルダーのポール・ウォーラーにオーダー。いろいろなタイプのテレキャスターを弾きながら、自身が求めるシェイプやサウンドを探る中で、彼の思い描く「TELECASTER KING」にふさわしい仕様を探るためのディスカッションを展開した。


▲布袋寅泰

ステージのトリを務めたのは先日自らのシグネイチャーモデルをFENDER CUSTOM SHOPから発表したばかりのChar。「CHAR ’59 STRATOCASTER BURGUNDY」をはじめとした自身のフェンダー製モデルを使用してのライブで観客を大いに盛り上げた。トークでは「CHARIZMA」「FREE SPIRIT」そして今回のモデルも監修したマスタービルダーのポール・ウォーラーも壇上に登場、モデル製作のきっかけやこだわりなどについて話し、ギターへの愛に満ちたステージとなった。また、この日はCharの誕生日ということもあり、フェンダーから特製のBURGUNDYカラーのピックがあしらわれたケーキとBLUETOOTHスピーカーのMONTEREYが送られ、会場全体は終始笑顔でギター音楽の力が感じられる空間となった。


▲Char

当日の詳しい様子については、順次オフィシャルページで更新される予定となっている。

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