【音楽ギョーカイ片隅コラム】Vo.104「Tシャツから見えるSteve AlbiniとMONOの関係〜MONOを日本から追っかける!(13)」

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2018年上半期における音楽関連爆笑ニュース・ランキングの栄えあるナンバー1が決定したので発表します。それは、6月16日にラスベガスで開催された<World Series of Poker(以下WOSP)>という世界的なポーカー大会においてスティーヴ・アルビニが優勝し、その勝者に贈られるゴールド・ブレスレットと大金を獲得したというニュースです。


スティーヴ・アルビニが参加したのは、WSOP内の「Seven Card Stud」と呼ばれるトーナメントで、過去にそれぞれが6度も頂点に君臨したことのある2人の強豪、Chris FergusonとJeff Lisandroを含む310人以上のプレーヤーをおさえての勝利と、自身がこれまでに同大会で獲得してきた金額の約2倍となる賞金1500ドル(約1165万円)をかっさらったというもの。


内容もさることながら、世界的に有名な音楽情報メディアの数々が、音楽にまったく関係のないこのニュースを彼の非凡な音楽的才能と絡めてウィットに富んだテイストで報じている点が笑い生み、読み手に楽しさを与えてくれるわけです。しかしながら、音楽に限らず、こうしたエスプリの効いたニュースを見ることは日本ではあまりありませんよね。人、文化、社会にユーモアが足りないことに起因するのでしょうか。

さて、スティーヴ・アルビニと言えば、PixiesやNirvanaなどのプロデュースで知られるオルタナティブ界のレジェンドですが、このコラムで追いかけている日本のバンド、MONOとの関係も深く、近年では2015年に<SHELLAC / MONO Japan Tour 2015>、<SHELLAC / MONO North America Tour 2016>を共に実施し、2016年にリリースされたアルバム『Requiem For Hell』ではその最強タッグぶりが炸裂し生み出された作品に触れることができます。以前もこのコラムでご紹介しましたが、スティーヴ・アルビニが語るMONOの映像をぜひご覧ください。


最近のMONOは、MONO, envy, downyが中心となり2016年に発足させ、参加者をキュレーションをする音楽フェスティバル<After Hours>を、6月9日、10日の2日間にわたり、中国、台湾にて海外開催していました。


フェスとして初となる海外公演<After Hours '18 上海・台北>のチケットは発売後に即完売、toe, envy, downy, LITEらと共に出演した2公演は大盛況だったようです。公演後、Gotoさんがこの【音楽ギョーカイ片隅コラム】にコメントを寄せてくださいました。

『After Hours 2018 上海、台北。とても素晴らしいフェスティバルに出来たよ。
これまで約20年間、世界中でツアーをしてきたけれども、いつもとは違った喜びと興奮があった。
envy, toe, downy, LITE、それぞれのバンドが強いんだ。ありがちなミュージックビジネスに迎合することなく自分達の力で切り開いてきた仲間たちと、一緒に海外を旅し、演奏し、笑い、助け合い、共にシェア出来た経験は本当に素晴らしかった。
今後もこういった機会が増えていって、才能ある日本の若いバンドたちが妥協をせず、表現し、活躍出来る場を作っていければ良いと思っているよ。』
【Takaakira 'Taka' Goto(MONO)】

そして! MONOの気になる現在地はというと、6月24日に開催される<Meltdown Festival>への出演のため、ロンドンを目指す機内上空にいる模様。帰国後にはBARKSでのインタビューが決定しています。ご期待下さい。







文=早乙女‘dorami’ゆうこ
出典=WSOP公式サイト
After Hours Taipei/Shanghai Photo by eisuke asaoka, Muto
After Hours Taipei Photo by Bana, courtesy of Young Team Productions

◆早乙女“ドラミ”ゆうこの【音楽ギョーカイ片隅コラム】
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