イアン・ギラン、R・ブラックモアとのリユニオンは「元妻と現妻が一堂に会すようなもの」
ディープ・パープルのフロントマン、イアン・ギランが、1公演どころか1曲でさえリッチー・ブラックモアと再結成するのは難しいと、離婚を例に語った。
◆イアン・ギラン画像
以前もこの手の質問に「離婚したら復縁するのは難しい」とコメントしていたギランは、イタリアのラジオ局Radio Rock FM 106.6のインタビューで「ディープ・パープルが終わりを迎える前に、1公演もしくは1曲ででもリッチーと再結成するチャンスはないのか?」と問われると、あらためてこう答えた。
「例を挙げよう。離婚したら、とげとげしさや辛さがあるよね。子供たちや家族に大きな影響を及ぼす。それでも人生は続き、また結婚したとする。そんなとき、誰かが“君や君の前の奥さんと今の奥さん、みんなで集まりたい。素晴らしい時間になるよ”って言い出したら? それがどれだけ難しいことか想像できるよね? 僕は、自分らがプロで、責任みたいなものがあるのは承知してる。でも正直言って、僕らはなにか決断を下すとき、営利面やファンの意見は考慮しない。僕らはいつだって最も自然で自分たちの情熱に沿うことをしているんだ。そして、オーディエンスがそれを気に入ってくれることを願ってる」
「みんな、バンドの歴史は知ってるだろ。リッチーが脱退し、パープルは下り坂になった。そしてスティーヴ(・モーズ)が入り、再び、上り坂となった」「リッチーに対し、嫌な気持ちはない。でも、もう遅いと思う。僕らはいま、終わりについて考えている。一段落ついたってときに、また最初から始めるようなものだ。僕が知る限り、バンドの全員が、それをいいアイディアだとは思わない。そのままにしておこう。リッチーの幸運を祈り、僕らは僕らのやるべきことをやる」
ディープ・パープルは現在、最後になるかもしれないヨーロッパ・ツアー中。ギランだけでなくどのメンバーが何度否定しようとも、この質問は出続けるのだろう。
Ako Suzuki
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