【ライヴレポート】HYDE、「まだ慣れてないんで。加減がわかりません!」

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HYDEが7月2日、ZEPP TOKYOにて5都市18公演のライヴハウスツアー<HYDE LIVE 2018>の東京公演3日目を開催した。

◆HYDE 画像

<HYDE LIVE 2018>の幕開けはZEPP TOKYO 4DAYSの初日となる6月29日。前々日6月27日にソロとしては12年半ぶりのシングル「WHO'S GONNA SAVE US」をリリースし、6月29日に再始動第2弾シングル「AFTER LIGHT」をデジタル先行配信(8月1日にCDシングル発売)するなど、ソロ第2形態に向けてアクセルを踏み込んだHYDE。ZEPP TOKYO 4DAYSのうち前半2DAYSはFC限定公演だったこともあり、この7月2日公演は新たな幕開けを迎えるHYDEのステージに大きな注目が集まっていた。


スクリーンに開演時間が迫っていることを意味するデジタル時計が表示され、時が満ちるのをハンドクラップで待ちわびるオーディエンス。この光景はVAMPSのライヴでもお馴染みだったものであり、6時66分(19時6分)を告げる“666”の数字にZEPP TOKYOが揺れるほどの大歓声。幕が開き、VAMPSとも過去のHYDEとも違う刺激に満ちたライヴの始まりだ。

ステージセットは「WHO'S GONNA SAVE US」と「AFTER LIGHT」のミュージックビデオにヒントが隠されている。蛍光色を効果的に使ったその舞台演出はリドリー・スコット監督のSF映画『ブレードランナー』の退廃した妖しい未来都市を彷彿とさせ、それだけでドキドキさせてくれる。



ツアーが始まったばかりということもあり、詳しい記述は控えるが、HYDEのライヴから感じたことは抜き差しならない緊迫感とロックという音楽が失いかけている危険な匂い、圧倒的なカリスマ性だった。マスクを装着した謎のバンド(ドラム、ベース、ギター、キーボードの4人で構成)が鳴らす音は強靭でラウドで、HYDEをバックアップする屈強なボディーガードのような佇まい。セットリストには「UNDERWORLD」「AHEAD」をはじめとするVAMPSライヴのキラーチューンも含まれているものの、より骨太で重低音が強調されたスタイルで攻めてくるサウンドアプローチはインタビューでHYDEが「これまで以上に激しくなると思うので、しっかり体調を整えて来てほしいかな(笑)」と予告していた通りだ。

そのやばいサウンドをモノともしないHYDEによるヴォーカルのパワーと熱量は完全にグローバルなレベルに達している。バンドメンバーとの化学反応により、自在に変化していく歌いまわしやシャウト。そのポテンシャルの高さには本当に驚かされた。序盤のMCで「復活早々、来てくれて感謝してます。まだ演奏に慣れてないんでね、僕たち。加減がわかりません!」と語った。巧みなヴォーカルワークの一方で、序盤ならではの荒々しさを放つサウンドは制御不能。そのコントラストがライヴを一層凶暴なものにしていく。





そしてこのツアーの醍醐味はリリースされたばかりの新曲や未発表の新曲が惜しげもなく披露されることでもある。

新しいHYDEが、ヘヴィでラウドなナンバーや、妖しく邪悪な闇の世界にひきずりこむような曲を中心にライヴを構成しているのかというと決してそれだけではない。ノスタルジックで儚い旋律が鮮烈な新曲は鍵盤をバックに歌うHYDEのロマンティックサイドが堪能できるし、デジタルなアプローチでヘヴィロックを体現した新機軸の第1弾シングル「WHO'S GONNA SAVE US」も新たな息吹を感じさせた。早くも曲を身体に叩きこんでいるオーディエンスからシンガロングが沸き起こる中、気迫のカタマリのような歌を響かせたHYDEがステージに座り込んで渾身のシャウトを響かせる。場内から熱い“HYDEコール”が起こり、男性客の「会いに来たよ!」という叫びに微笑んで「会いに来てくれたの?」と返す場面もあった。

コール&レスポンスをレクチャーし、「難しいメロディだから時間かかると思うけど」と前置きしたにも関わらず、即座にマスターする場内にHYDEが驚きの声をあげた新曲もHYDEの高音を活かしたポップなメロディと躍動感のあるダンスロックが新鮮。PABLO (Pay money To my Pain) が書き下ろした最新シングル「AFTER LIGHT」はメロディックでラウドでパンク。真っ赤に染まる照明の中、HYDEが扇情的なパフォーマンスとヴォーカルで見る者を釘づけにした。



「ホントみんな来てくれて嬉しいな。興奮して口紅はみだしちゃったんだけど(笑)。本当にこの日が迎えられて良かったなと思います。今日を迎えられたのもマスクの人たちのおかげです。ここに来られたのは僕のおかげです(笑)。あとキミたちのおかげです。この第2形態、まだ始まったばっかりだからね。これからどんどん食い散らかしていくから、みんなついてくるように」──HYDE

ラストを「大好きだ」というニューロマンティックの代表格デュランデュランのカバーで締めくくり、赤い薔薇をステージから撒き散らしてステージを去っていったHYDE。

ロックは“衝動”や“興奮”をなくしたら、あっという間に色褪せてしまう音楽だ。そのためにも“挑戦”が不可欠なことをHYDEは知り尽くしている。最新鋭で挑むHYDEに、真夏のツアーはふさわしい。

取材・文◎山本弘子
撮影◎岡田貴之



■8thシングル「WHO’S GONNA SAVE US」


6月27日(水) CDリリース
【初回限定盤 (CD+コンセプトブック[EPサイズ:7インチ四方])】UICV-9286 3,024円(税込)
【通常盤 (CD)】UICV-5073 1,296円(税込)
1. WHO’S GONNA SAVE US
2. MIDNIGHT CELEBRATION II
▼CD購入特典
・全国のCDショップ及びWEB店:オリジナルポスター(A2サイズ)
・VAMPROSE STORE:オリジナルクリアファイル(A4サイズ)
【「MONSTERS CHANCE」実施決定】
詳細は後日HYDEオフィシャルサイトで発表いたしますのでお待ちください。
※「MONSTERS CHANCE」は、CD購入者を対象とした抽選型プレゼント企画です。
※CDご購入時にお渡しする特典は、初回限定盤、通常盤とも共通のものとなります。特典には"MONSTERS CHANCE" のシリアルナンバーも含まれます。いずれも先着順のプレゼントとなりますので、なくなり次第終了となります。

▼「WHO’S GONNA SAVE US」デジタル先行配信
6月20日スタート
https://umj.lnk.to/hyde_wgsuPR

■9thシングル「AFTER LIGHT」


8月1日(水) CDリリース
※6月29日(金) デジタル先行配信
【初回限定盤(CD+コンセプトブック[EPサイズ:7インチ四方])】UICV-9288 3,024円(税込)
【通常盤(CD)】UICV-5074 1,296円(税込)
<収録曲>
1. AFTER LIGHT
2. KISS OF DEATH

■ライブハウスツアー<HYDE LIVE 2018>

▼東京公演
6月29日(金) ZEPP TOKYO ※HYDEIST ONLY
6月30日(土) ZEPP TOKYO ※HYDEIST ONLY
7月02日(月) ZEPP TOKYO
7月03日(火) ZEPP TOKYO
(問)ディスクガレージ 050-5533-0888
▼札幌公演
7月07日(土) ZEPP SAPPORO
7月08日(日) ZEPP SAPPORO
(問)マウントアライブ 011-623-5555
▼名古屋公演
7月11日(水) ZEPP NAGOYA
7月12日(木) ZEPP NAGOYA
7月14日(土) ZEPP NAGOYA ※BEAUTY & THE BEAST
7月15日(日) ZEPP NAGOYA
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
▼仙台公演
7月19日(木) 仙台PIT
7月20日(金) 仙台PIT
(問)キョードー東北 022-217-7788
▼大阪公演
7月25日(水) ZEPP OSAKA BAYSIDE
7月26日(木) ZEPP OSAKA BAYSIDE
7月28日(土) ZEPP OSAKA BAYSIDE ※BEAUTY & THE BEAST
7月29日(日) ZEPP OSAKA BAYSIDE
7月31日(火) ZEPP OSAKA BAYSIDE
8月01日(水) ZEPP OSAKA BAYSIDE
(問)キョードーインフォメーション 0570-200-888

平日:OPEN 18:00 / START 19:06
祝休日:OPEN 16:00 / START 17:06
※開場 / 開演時間は予定です。変更となる場合があります
※各公演、サポートアクトが出演する可能性があります
※HYDEIST ONLY公演は、HYDEオフィシャルファンクラブHYDEIST会員限定公演となります
※BEAUTY & THE BEAST公演は、「BEASTエリア(男性 / 1Fスタンディング)」と「BEAUTYエリア(女性 / 2F指定席)」が区分される公演です
▼チケット
1Fスタンディング 6,660円
2F指定席(オリジナルグッズ1個付) 10,000円
一般発売日:2018年6月9日(土) AM10:00~

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