FANTASTICS、中尾翔太へ追悼。「僕たちは引き続き9人で初めてFANTASTICS」

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FANTASTICSが7月14日、千葉・幕張海浜公園で行われた野外音楽イベント<DANCE EARTH FESTIVAL 2018>に出演した。

◆イベント画像

FANTASTICSは7月6日にメンバーの中尾翔太を胃がんで亡くした(享年22歳)。中尾の訃報を公表後、初のステージとなったこの日、オープニングアクトの2組目として出演したFANTASTICSは、ダンスパフォーマンスの後オリジナル曲「WAHT A WONDER」を披露するとメンバー1人ずつの自己紹介へ。そして8人の自己紹介を終えると、佐藤が「僕たちにはもう1人、中尾翔太というメンバーがいます」と切り出した。

「6日に翔太は天国に逝ってしまいました。でも僕ら残された8人は、ここでくよくよしている姿を翔太に見せたくないですし、翔太もそんな僕らを絶対に見たくないと思う」と、志半ばでこの世を去った仲間の思いをくみ、「僕たちは引き続き9人で初めてFANTASTICSなので、輝き続けられるようにメンバー一体となって頑張っていきたい」と9人体制での活躍を宣言した。


中尾は16年12月に結成されたFANTASTICSのオリジナルメンバーの1人。メジャーデビューを目指し活動していた昨年12月には、約3万人の中から選ばれた八木優征、中島颯太のボーカル2名が加入。“夢”が現実味を帯びてきた最中、同時期から続いた体調不良のため医療機関で精密検査を行ったところ胃にがんが発覚。病気療養のため活動を一時休止しステージ復帰を目指して闘病生活を送っていたが、願い叶わず7月6日に他界した。

世界は「悔しさで言うと、翔太が一番悔しかったと思う」と無念に唇を噛み締めながら、「皆さんの目に見えるのは8人かもしれないですが、9人を感じてもらえるように、翔太の魂や気合い、プライドとかそういった全部をしっかりと見せつけていきたい」と、会場に集まった1万2000人のファンに誓った。世界、佐藤大樹のリーダー2人が亡きメンバーへの思いを語ると、それまで快晴だった空から、まるで中尾の涙雨のような雨粒が舞い落ちる場面も。

最後は天国の中尾へ思いを届けるかのように、9人全員で「OVER DRIVE」のパフォーマンスを披露した。中尾の通夜、葬儀はすでに執り行われ、後日ファンに向けた「お別れの会」の開催が予定されている。


◆FANTASTICS オフィシャルサイト
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