ヴィヴィアン・キャンベル、ロニー・ジェイムス・ディオとの関係を語る

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デフ・レパードとは別に、ディオ時代の元バンド・メイトと結成したラスト・イン・ラインでも活躍するヴィヴィアン・キャンベルが、確執があった故ロニー・ジェイムス・ディオとの関係について語った。残念ながらもう遅いが、2人だけで会い、ビールを飲みながら話したら関係を修復できたはずだと確信しているそうだ。

◆ヴィヴィアン・キャンベル画像

『Music Mania』ポッドキャストのインタビューで、ラスト・ラインはロニーとのことに折り合いをつける機会になったかとの質問に、キャンベルはこう答えた。「その通りだ。俺にとって、これができるのはすごく精神浄化作用になっている。もしロニーが生きていたら、彼は承認しただろう。その反面、もしロニーが生きていたら、俺はやっていなかった。ディオがプレイしていたら、俺は絶対にラスト・イン・ラインは結成しなかった。これは、ロニーの死後、俺にとって、あの状況を見直す機会になった。ロニーとのことはああいう風に終わり、残念だ。ロニーを知る者とすれば、正しい環境のもと…、周りに誰もおらず、夜にでも2人だけで会っていたら、俺ら、ビールを飲みながら話し、多分、関係を修復できたと確信している。そう願ってるよ」

「俺ら両方とも、メディアを通じやり合うっていう間違いを犯した。あれはいいアイディアじゃない。でも、そういうのにはまることってあるだろ。関係っていうのは複雑だよ。俺とロニーの関係はいつだって、いい時期でさえすごく複雑だった。いい終わり方じゃなかった。長年、俺をイラつかせてたのは、みんな、俺がディオを去り、彼らに背を向けたと思っていたとこだ。ああ、俺は背を向けたよ。でも、それは解雇された後だ。だから背を向けたんだ。後味が悪かった。俺はバンドやロニーのためにものすごく頑張ったんだ。俺が望んでいたのは、少なくとも、クルーよりは多く金をくれってことだけだった(笑)。ロニーと同じだけ払えっていうのは事実じゃない。ディオ側から、俺がバンドを去ったって言われ、中傷されたんだ。そうじゃない。俺はツアーの最中に解雇されたんだ。あれには長年傷ついていた。何の関係も持ちたくないって思った。それから長い時間が経ち、ロニーが亡くなり、多分、癌と診断されたせいもあるだろう、俺は人生の多くの出来事を見直すことができるようになった。過去を振り返り、彼らからの扱いには傷ついたが、それでもあれは俺の(大切な)遺産だってあらためて実感することができたんだ。あれらのアルバムをロニー、ジミー(・ベイン)、ヴィニー(・アピス)と作ったのは俺なんだ。共同作業だったよ。俺らの遺産だ。それに立ち返り、別の光を見出し、楽しめるのはいいことだ」

キャンベルはまた、このインタビューで、ラスト・イン・ラインのニュー・アルバムを来年初めに発表予定であることを明かした。すでにレコーディングは終えたが、新作と共にラスト・イン・ラインのツアーを行ないたいため、デフ・レパードのツアーが落ち着くまで、リリースを待つことにしたそうだ。

Ako Suzuki

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