【インタビュー】OLDCODEX、絆の強さを“並走”で示す挑戦作「Heading to Over」

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OLDCODEXらしさが詰まりまくったニューシングル「Heading to Over」が7月25日にリリースされる。TVアニメ『Free!-Dive to the Future-』のOP主題歌としてオンエア中の同曲だが、OLDCODEXが『Free!』シリーズのタイアップ曲を手がけるのはこれで4作目。だからこそのTa_2のアニメと並走したいという楽曲へのこだわり、YORKE.のよりヴィヴィッドなペインティングなど思い入れもたっぷり。シングルだからこそ、あえて挑戦したというカップリング曲も含めて制作中のエピソードを2人に話を聞いた。そして結成9年という月日を経て、より絆が強くなっているという相棒の“今日この頃”についても語ってもらった。

◆OLDCODEX 画像

■連続性を持たせたいからBPMは今までと同じ220(Ta_2)
■歌詞は真っ向勝負。ストレートな言葉を意識した(YORKE.)


——TVアニメ『Free!-Dive to the Future-』オープニング主題歌としてオンエア中の「Heading to Over」は、OLDCODEXの熱さがまっすぐに伝わってくるナンバーになりましたね。


▲「Heading to Over」アニメ盤

Ta_2:シングルごとに熱量を上げている感覚はあって、今回は俺らの今や内包しているものとアニメの主題歌をリンクさせやすかったっていうのはあるかもしれない。水泳のリレー競技を通して生まれた仲間との絆を大事にしている話で、俺らの絆もどんどん強くなっているから、より前に進むために自分を後押しするような曲にしたかった。そういう気持ちは聴く人にも伝わると思ったので応援歌ではなく鼓舞する曲でありたいなって。『Free!』のタイアップはOLDCODEXとして4作目になるんだけど、アニメがこんなに長く続くのも珍しいことだし、何度も主題歌として関わらせてもらっていることにありがたいなと思いながら作った曲ですね。連続性を持たせたいからBPMは今までと同じ220にして。

——テンポが一緒なんですね。その理由というのは?

Ta_2:最近のアニメーションは一つの放送期間から次の放送期間までに間隔があいて放映されることが多くなってるから、振り返りたいと思った時にはDVDやBlu-rayをひっぱり出して見ると思うんだけど、時間がたっちゃうと思い入れの速度も変わっていくから、続けて見た時に各作品のスピード感が変わるのは嫌だなって。でも、曲が違えどテーマ曲が同じ速さだったら、「あ、このテンポ感って『Free!』だよね」って認識してもらえる。だから、「Rage on」も「Dried Up Youthful Fame」もBPMは220。劇場版の『映画ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』だけは中学生の話だから、まだ未熟というところで主題歌「Aching Horns」のテンポはハーフサイズの110で作っているんですよね。

——そんなこだわりがあったとは!

Ta_2:そう。今回のTVアニメの主題歌は競技者の強さに着目してほしいという要望があったから、今までドロップDチューニングで作っていたんだけど、より骨太なサウンドで自分たちの味を出すためにドロップCチューニングで作って。

——イントロからして“OLDCODEXだ!”と思える曲になりましたよね。

Ta_2:ウチらの“らしさ”を思いきり詰めた楽曲になってますね。


▲「Heading to Over」初回限定盤

——2人で共作するにあたって話したことは?

Ta_2:「こういう気持ちで作ったよ」ってLINEでチョロッと送ったぐらいかな。より背中を押せる内容にしたいってことと、刺さる歌詞にしたいから今まで以上にわかりやすい言葉で書いてほしいってYORKE.に伝えて。

——歌詞に関しては、ここまでストレートに日本語で熱い想いを歌った曲はなかったかも? と思いました。

YORKE.:今回は目線をけっこう落として書いていったよね。とは言え、自分はそういう年齢じゃないから、このメンタルのまま10代に戻ったらどういう感じかな? って。やっていることはたいして変わらないし、気持ち的には今もひきずっている部分はあるんだけど。

——10代の頃の感覚は自分の中には残ってはいるけど?

YORKE.:残っているけれど、消えちゃった部分もあるし、思い返すと「青いな」と思うことの方が多いじゃない? でも、それを恥じるんじゃなくて真っ向勝負で書いていった。僕の書く世界観はいつも余白があるんだけど、Ta_2の言うストレートな言葉を意識してトライした歌詞ですね。

——“出会えた馬鹿な夢 好きなだけ信じて行くのさ”とか、ここまでストレートな表現はなかった気がするんですよね。

YORKE.:そうだね。シングルの表題曲ではなかったかもしれない。

——“窒息しそうな青へと 挑み続けろ”という表現が好きなんですが、この青は水の青でもあるのかな? と。

YORKE.:俺自身がイメージしていたのはメンタル的な青さ。水が青いっていう感覚はなかった。だって実際は透明じゃない? 

——確かにそうですよね。

YORKE.:でも、人は水を“青い”って表現するよね。海の青も空や太陽の光の反射でそう見えているだけなんだけど、僕も海を描く時は青を使うし、地球の色にしても無修正の写真だと実際はグレーだから。人間の目ってきれいに見えるようにできてるんだなって。

——神秘ですよね。

◆インタビュー(2)へ
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