【イベントレポート】<アイドル横丁夏まつり!!~2018~>、灼熱のステージで輝きを放った今注目すべきグループとは?

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新グループで気になったのは、<アイドル横丁夏まつり!!~2018~>がデビューステージだったメイビーME。デビュー前からルックスの良さで話題になっていた彼女たちだが、披露された楽曲がどれも素晴らしく、特にC'mon C'monのメイビーモエ(exぽわん)が提供した「NO MORE DD宣言」はファンとともに成長する曲で、今後アイドルファンの間で広まり話題になる可能性を感じた。

▲メイビーME

スターダスト系のアイドルや、虹のコンキスタドール、天晴れ!原宿、26時のマスカレイドなどの現在既に人気があるアイドルをこの機会に見てみようというお客さんが多く、例年と比べて誰もが「見つかった!」と大声で言うようなアイドルが、今年はいなかったように思えた<アイドル横丁夏まつり!!~2018~>。そんな中で異彩を放ち、ライブ後に「楽しかったけど、これTIFでは大丈夫なの?」という声が上がっていたのが、“神激”こと神使轟く、激情の如く。だった。8日の横丁3番地でのライブは、リーダーの実久里ことのが投げかける魂の叫びのようなMCと、1曲の中で何度もテンポチェンジがあるドラマチックな楽曲で、コアなファンはもちろん、『週刊ヤングジャンプ』誌のサキドルエース企画で優勝し表紙を飾ったメンバー生牡蠣いもこを一目見てみようと集まっていた一見のお客さんたちを一瞬で掌握。結成からまだ1年経っていないグループながらとんでもない数のライブをこなしてきた彼女たちは、初参加だったフェスでも普段やっているライブハウスでのライブと同じように、観客エリアにサークルを作ってみんなで楽しむ自分たち流をつらぬき、その結果ハッピーで大きなサークルを回して規制の厳しい夏フェスでの奇跡を起こした。


▲神使轟く、激情の如く。

猛暑の中アイドルフェスはこれからが本番。今夏も暑さと闘いながらアイドルたちは夢を追ってステージに上がっている。先日取材させてもらった某アイドルは「ファンが以前より減っているのは正直わかっているので、私たち今年は勝負の夏なんです」と語ってくれていた。在宅アイドルファンや、今年は暑いからと躊躇している人がこの記事を読んで、アイドルとの二度と味わえない平成最後の夏を過ごしに、フェス現場へと足を運んでくれたら嬉しく思う。

取材・文:山村哲也(Pop’n’Roll統括編集長)

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