【レポート】Que SakamotoのDJツアー日記「ヨーロッパ編・その2」

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みなさん、こんにちわ。<Huit Etoiles>のDJ/ProducerのQue Sakamotoです。

今回はツアー真っ最中のヨーロッパのレポート第二弾です。

ちなみにヨーロッパの日程はこんな感じ。



■リヨンのピースなお客さんを
■和物ディスコでロック!

いよいよ6ギグ(ラジオショー2ギグ含む)を迎えることになりました。どうなるかやってみないと分からないので、自分との戦いです。

ドイツ・ベルリンからフランスの南東部に位置する都市・リヨンにフライト、到着して2018年にリリースを予定しているHard FistのボスのBaptiste(Tushen Rai)宅に電車で到着、2日間お世話になります。


この日はあまり寝ていなかったので、リヨンの街を散策し、イタリアンのレストランでディナーをしてグッスリと睡眠を取ります。翌日は、朝から3ヶ所レコ屋を周りDiggingして、フレンチディスコの7インチと12インチをゲット。かなり良いのに出会えて幸せな気分……夜はBaptisteと彼女とHard Fistのレーベル関係の方と食事して、ギグを行う「La Maison M」(http://mmlyon.com/)に向かいます。



この日は6時間の2人会。Baptisteの選曲はエスニックな雰囲気あるディスコがメイン。エッジーなテクノよりのディスコやディープハウスをプレイしていて、僕のトラックも2曲プレイしてくれて感激。その感激を胸にモチベーション高いまま早速僕のプレイがスタートです。


この日はピースフルなお客さんが多かったので、エスニックなターキッシュ、イスラエルのディスコ、ニューウェーブ、80sディスコ〜ハウス&自分のトラックをかけ、最後は和物ディスコで会場をばっちりロックしました。終わりの雰囲気は暖かくて、お客さんも楽しそうだったので大満足。リヨンのピースなお客さんと終始いい雰囲気の木曜のパーティでした。パーティが4時に終わり5時間寝て朝、チューリッヒに電車で5時間移動します。街も人も最高だし、ここに来れたことに感謝です。ってことで。

「Thank U For Baptiste,Hard Fist Crew.」

■愛着感があるレコードは
■お客さんの心に届くんだ


無事にスイス・チューリヒに到着。この日はチューリッヒのリヴィングルーム兼レコードストア兼スタジオ「Kasheme」のUstream番組とナイトクラブ「Zukunft」(日本語で“未来”、かっこいい!)にてプレイが待ってます。駅にKashemeのNickが迎えに来てくれて、ホテルに到着。少しくつろぎつつ、ギグのセッティングをして、Kashemeにゴー。前のスペシャルなべニューから移動した新しいKashemeは、レストラン&レコ屋のお洒落で可愛いべニューとなりました。

日本に遊びに来て駒込の家にステイしていたBeatとSandroとZukunftのボスCioと合流。チューリッヒのアーティスト“Lexx”も遊びに来てくれました。僕はと言うと、この日のために掘りまくった和物レコードを中心に2時間プレイしました。この日は改めて愛着感があるレコードは、お客さんの心に届くんだなと感じました。とてもいいフィードバックがいただけてよかったです。


ただひとつ残念だったのは、ネット環境の調子が悪かったので、生放送にならなかったこと……こちらは準備が整ったら公開予定となっていますので、お楽しみに。Kashemeは世界中のトップアーティストもレアグルーヴをプレイしているアーカイブも残ってるのでチェックしてみてくださいね。Kashemeでのプレイが終わり、Beat、Sandro、Cioとディナーへ。イタリアンレストランでしたが独特の料理で、楽しく食事を終えてZukunftに移動します。


さまざまな伝説のある老舗クラブ“Zukunft”は、僕のディスコジャンルの中の尊敬するアーティストがたくさんプレイをしていて、間違いなく素晴らしいパーティになると聞いていたので、すごい楽しみの中、いよいよスタートしました。この日はOpen To Lastなので、自分なりの世界感を感じてもらえるよう、プレイすることを心がけました。

90bpmと遅めのテンポからスタートし、前半はアンビエント、ロック、ディスコ、和物をかけ、お客さんが入って来たところで、徐々にbpmを上げ、エッジのかかったダークでディープなディスコ、スペイシーなサイケロック、プログレッシブハウス、エスニックテクノ、ポストパンクなどを幅広くプレイ。あっという間にフロアはパンパンに盛り上がっており、そこからは僕もかなりポテンシャルの高いトラックをセレクトし、お客さんをロック状態へ持っていくことができました。満足。スモークやダークなフロアにライティング、そしてフロアの熱気……Zukunftのすべてが素晴らしく、エンディングはまたまた和物でクローズ。日本人なので、日本の素晴らしい音楽でクローズしたくなります。久しぶりに、こんなに素晴らしいパーティが体感できて、幸せ一杯です。チューリヒは本当に最高。また早く来てプレイしたい。Zukunft最高です!



パーティが終わり、ホテルに荷物を取って、寝ずにロンドンへフライト。素敵なホテルでしたがベッドに横になっただけなので、ゆっくり寝たかった……それにしても、最高な思い出になりました。ってことで、

「Thank U For Beat,Sandro,Cio,Nick」

旅はまだまだ続きます。

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