【イベントレポート】Candy Boy、3周年記念公演は“本当に大切なもの”を見つけ出す物語

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テレビ朝日系の音楽番組『BREAK OUT』から誕生したエンターテインメント集団・Candy Boyが、8月で3周年を迎える。今回、それを記念した公演<Candy Boy CAFE 〜3rd Anniversary Celebration〜>が東京・品川プリンスホテル クラブeXにて、7月28日(土)、29日(日)の2日間計4公演にわたり行われた。

◆イベント画像

公演ではいつも、芝居と歌とダンスを交えたエレガントなCandy Boyの世界観をファンに届けている彼ら。今回の演目のタイトルは“青い星の王子さま”。フランスで生まれたサン=テグジュペリ作「星の王子さま」の世界に迷い込んだCandy Boyたちが、本当に大切なものを見つけ出すという物語だ。

小さな星に見立てられた円形のステージには、一本の街灯。そして、そこで松本ひなた扮する“大人になった星の王子さま”とCandy Boyたちが出会うところから物語が始まった。


突然違う星に来てしまい戸惑う彼らだったが、王子さまとの距離を縮めるため、「おそろいのハンカチ」を披露。曲中はファンも一緒になってハンカチを振り、会場は“おそろいのハンカチ”でいっぱいに。そして、徐々に王子さまとCandy Boyの距離は近づいていく。


「どんな何気ないことでも、人のために何かをする努力が、相手には輝いて見えるんです」。人々が忘れがちな大切なことを王子さまから教わったCandy Boyは、お返しに季節の曲をプレゼント。今回、季節ごとに分けられた4公演では、それぞれの季節にあった曲が披露された。

そして物語の後半、突如訪れる奥谷知弘とCandy Boyたちとの別れの場面。王子さまと星の旅に出かけたいと言い出す奥谷に、感情をこらえながらも見送ることを決めるCandy Boyたち。バンドの生演奏をバックにバラード曲『あしあと』を歌い上げ、切ないこの場面を表現。会場からは涙をすする音が聞こえた。



本公演では、ファンが物語に参加する一場面も。「星降る想い」の曲中で、スマートフォンのLEDライトを点灯し、会場一面が白い光に包まれ、違う星にいる奥谷に向かい、星の輝きを届けた。



「本当に大切なものは、目に見えない」「何気ない毎日の中に、寄り添っている!」、そう放つと物語はクライマックスへ。「この気持ち花束に込めて」、「Oh!シンデレラ」、「陽のあたる窓辺」を立て続けに披露し、その中で公演ごとに違った色の9本の薔薇がファンにプレゼントされた。

そして、公演ラストには新曲「君とアン・ドゥ・トロワ」を披露し、3周年記念公演は幕を閉じた。



撮影◎wataru ishida

公演概要

<Candy Boy CAFE 〜3rd Anniversary Celebration〜>
7月28日(土)、29日(日)東京・品川プリンスホテル クラブeX
[出演]
安孫子宏輔 / 奥谷知弘 / 川井雅弘 / 釣本南 / 前田大翔 / 松本ひなた / 福留瞬 / 堀海登 / 山本大智 / 練習生:きたつとむ


◆Candy Boy オフィシャルサイト
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