リック・アストリー「成功は妻のおかげ」

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リック・アストリーは、2016年に発表した7枚目のスタジオ・アルバム『50』で、デビュー作『Whenever You Need Somebody』(1987年)以来29年ぶりに全英No.1を獲得し、びっくり仰天したそうだが、彼の妻だけは驚かなかったという。

◆リック・アストリー画像

ショート・フィルム『Cashback』(2004年)でアカデミー賞(短編映画賞)にノミネートされた映画プロデューサーであるアストリーの妻Lene Bausagerは、5年ほど前から夫のマネージャーも務めている。

アストリーは、BBCのインタビューでこう話した。「ものすごく驚いた。ホントだよ。僕らみんな、“どうなってるんだ?”って感じだった。彼女は多分、僕以上に『50』に対し信念を持っていたんだと思う。僕がネガティブだったわけじゃないけど、僕は現実的で、“50歳の男をあの中に入れてくれるわけがない”って言ってたんだ。でも、彼女は映画をプロデュースしているから、台本からスクリーンに映し出される作品に出来上がるまでの道程を見て取れる。音楽で同じことをしたんだ。僕のいまの成功は彼女のおかげだ。それは疑う余地がない。彼女の役割は大きいよ」

アストリーは7月、『50』に次ぐニュー・アルバム『Beautiful Life』をリリース。『50』のヒットには届かず、最高位は6位だった。キャリアの長い彼は「1位を取ると、みんな、次もそうだと期待する。でも、そうは行かないんだよ」と悟っており、新作で最も重要だったのは「『50』はまぐれじゃなかったと証明すること」で、有名プロデューサーのオファーを断り、全ての楽器を自身でプレイし家でレコーディングしたそうだ。

Ako Suzuki
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