【ライブレポート】藍井エイル完全復帰、武道館の1万人が熱狂「ただいま！」

藍井エイルが2018年8月16日(木)、再び日本武道館のステージに戻ってきた。＜藍井エイル Special Live 2018 ～RE BLUE～ at 日本武道館＞と題された649日ぶりのステージに1万人が集結、祝福の青いペンライトが終始揺れ続けた同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆藍井エイル 画像

定刻を少し過ぎた頃に場内が暗転すると、ステージ後方の大型LEDにオープニング映像が流れ、爆発音と火柱が上がるともに会場全体が青い光に包まれた。オープニングは復帰第一弾シングル収録曲「約束」だ。ステージ最上段にせり上がりで登場した藍井エイルは純白のドレス姿。同曲イントロが流れた途端に沸き上がる歓声は凄まじく、目を潤ませるファンも少なくない。

同曲演奏後、瞬間的に暗転し再び照明に照らされたステージ上には、白いドレスを脱ぎ去ってブルーの衣装を身にまとった藍井エイルが居た。2曲目は「IGNITE」、さらに「AURORA」と続けて会場のボルテージは一気にMAXへ。そしてMC第一声へと。

「みなさん、こんばんは！　そして、ただいま！武道館！　最後までひとつになって、思いきり盛り上がっていきましょう」──藍井エイル


また、中盤のMCでは休養期間中のことも語られた。

「今日のライブは約1年9ヵ月ぶりです。お休み期間中は、一人旅をしてみたり、自然と触れ合ったり、ゆっくりとした時間を過ごしてました。でも、せっかくだから音楽の成長期間にしていけたらと思っていて、新しいチャレンジをしていました。次の曲は、お休み中に挑戦していたひとつをお届したいと思っています。ギターをお願いします！」──藍井エイル

というMCに続いてブラックのテレキャスターをかき鳴らしながら「KASUMI」を披露するというサプライズ演出も。さらに「アクセンティア」や「GENESIS」などではダンサー6人を従え、フラッグや巨大幕を使ってのパフォーマンス。エンターテイメントに溢れたステージでファンを魅了した。



ライブ後半は黒い衣装を身にまとい、「すごく緊張する、新しい曲にチャレンジするのは。1年9ヵ月ぶりだし。ドキドキですね」と新曲「流星」へ。クライマックスは「ラピスラズリ」「翼」「シンシアの光」「INNOCENCE」といったヒット曲がずらりと並ぶ怒涛の展開だ。

本編ラストは「何よりも、みんながずっと待っていてくれたからです。ありがとうを届けていきます」と約束。ミディアムナンバー「虹の音」を歌い上げて終了した。イヤモニを外した藍井エイルが大歓声を全身に浴びるように受け止め、笑顔を浮かべながら深くお辞儀をしてステージを去った。


「えい、えい、るー！」というアンコールの声が響く中、突如ステージ上のスクリーンに“緊急告知”の文字が現れた。ここで発表されたのは、“藍井エイル 15thシングル「アイリス」リリース決定！”と、“TVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』エンディングテーマに決定！”、さらには“ファンクラブツアー開催決定”だ。このサプライズ発表には歓喜の大歓声が上がった。

アンコールは「シルウス」と「ヒトカケラの勇気」の2曲。約2時間、シングル曲や定番曲を中心とした全20曲の＜藍井エイル Special Live 2018 ～RE BLUE～ at 日本武道館＞は終始最高潮を迎えたまま終了した。メンバーが去った後のスクリーンには、「待っててくれてありがとう!!　新しい景色をまた見つけよう！」という本人による手書きメッセージが映し出され、ファンのライブの余韻に浸る姿が印象的。藍井エイルの完全復活を祝福する拍手がいつまでも場内に響いていた。