【ライヴレポート】BAROQUE、全国ツアー中盤戦で特大サプライズ＋最新曲MV解禁も

BAROQUEが7月24日の東京SHIBUYA WWW-Xを皮切りに9月27日の東京TSUTAYA-O-EASTまで、全17公演の全国ツアー＜BAROQUE TOUR 2018 “IN THE ATMOSPHERE”＞を開催中だ。その第6夜目が愛知･名古屋ReNY limitedで開催、いよいよツアー中盤戦へ突入した。

◆BAROQUE 画像

満員のバロッカーで埋め尽くされた名古屋公演は圭(G)のバースデイライブでもあり、開演前から場内が熱気に包まれていた。

ライブは冒頭から2つの最新シングル(7/24リリース)を立て続けに演奏。オープニングナンバーはバラード「AN ETERNITY」だ。その音に目を閉じて身を委ねれば情景が浮かぶような、怜(Vo)の切ない歌声と圭の叙情的なギターリフが印象的。一転、「FLOWER OF ROMANCE」では怜がギターを手に取り、ツインギターの疾走感あふれるエモーショナルなロックチューンが展開される。白い照明やフラッシュと相まってオーディエンスが一気にヒートアップしていく様は壮観だ。


中盤は、前アルバム『PLANETARY SECRET』からのナンバーを中心としたもの。BAROQUEを支えるリズム隊の高松浩史(B / THE NOVEMBERS)とKENZO(Dr / BVCCIHAYNES、gremlins、彩冷える)といった2人のサポート陣による息の合ったグルーヴに加え、タイトで重厚なリズムはBAROQUEサウンドの真骨頂。セットリストの緩急が活かされた中間部にこそ、バンドサウンドの本質が宿っていたようだ。

そして「CELEBRATE」で本編が終了。バラードで始まりバラードで終えた本編13曲だが、そこに詰め込まれたエナジーは膨大なもの。すぐさまアンコールの声が上がり、その声が途切れることがない。

「BAROQUEを見るために名古屋へやってきた」という観覧中のヒロト(G / A9）をステージに招き入れたアンコールでは、「我伐道」を“BAROQUE w/ヒロト”で演奏、圭のバースデイに花を添えた。さらにはセットリストにはなかった二回目の「FLOWER OF ROMANCE」が急遽披露されて悲鳴のような歓声とモッシュがフロアを染め上げ、「PLANETARY LIGHT」では大合唱が巻き起こるという一体感にツアーの充実ぶりをみた。


ライブはいよいよ最終曲を迎えるべく、アンビエントなイントロダクションへ……すると突如、その旋律がハッピーバースデイに切り替わり、最後の最後に会場全体が圭をサプライズで祝福。＜BAROQUE TOUR 2018 “IN THE ATMOSPHERE”＞が特別な1夜をつくりあげて、第6夜の幕を閉じた。

BAROQUEは、直近公演となる8月19日(日)の岡山YEBISU-YA PROをはじめ、9月27日(木)の東京･渋谷TSUTAYA O-EASTまで、残り10公演を全力で駆け抜ける。チケット僅少の公演も少なくないとのことなのでチェックはお早めに。なお、10月26日(金)の福岡DRUM Be-1から12月14日(金)仙台CLUB JUNK BOXまで、計11公演のツアー(タイトル未定)が開催されることも決定しており、同ツアーのチケットオフィシャルサイト先行予約は8月22日(水)23:00まで。

そして本日2018年8月17日、最新曲「AN ETERNITY」「FLOWER OF ROMANCE」のミュージックビデオFull Ver.がオフィシャルYouTubeチャンネルにて公開となった。こちらもチェックを。