【ライブレポート】つりビット、5周年ツアー大団円。O-WESTに響く爆釣コール

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5月に川崎CLUB CITTA'で5周年記念ワンマンライブを行ない6年目の活動に入ったつりビットが、<5周年記念ツアー ~Go on 5~>ファイナル公演を8月22日に渋谷TSUTAYA O-WESTで開催した。

◆つりビット ライブ写真

7月26日の名古屋からスタートし、夏のアイドルフェスなどを挟みながら猛暑の中大阪、仙台、新潟と回ってきた今回のツアー。リーダー長谷川瑞の故郷でもある新潟公演後にお盆休みをとって英気をやしなった5人が満を持して挑んだ最終公演は、パフォーマンスでの成長はもちろん、あどけなさの残る少女のグループだったつりビットから、楽曲の変遷とともに大人っぽい表現力のあるグループへと変化してきた過程も、セットリストを通して感じられた。

開演時間を5分ほど過ぎ、長谷川瑞、竹内夏紀、聞間彩、安藤咲桜、小西杏優の5人がステージに登場すると、「Chuしたい」でこの日のライブはスタート。ファンに人気の爆上げナンバーでギアを一気に上げ、「裸足のマーメイド」へとつなぎ、歌謡ディスコナンバー「釣り銭はいらねぇぜ」でファンを躍らせると、会場外の熱帯夜以上の熱がO-WESTを包み込んだ。


自己紹介MCを挟んでの2つ目の前半ブロックは、雨上がりの渋谷から始まった「Get ready Get a chance」のストーリーが、「Blue Ocean Fishing Cruise」で大人への階段を上る夏の海へと続き、明るい曲ながらも夏が終わる切なさが詰まった「ラムネ色のスケッチ」で終わるという構成。明るく元気な正統派アイドルという印象の強いつりビットだが、昨年4月にリリースされた2ndアルバム『Blue Ocean Fishing Cruise』前後から、曲に引っ張られるように歌詞に込められた思いや心の動きを表現するパフォーマンス力がぐっと上がり、ここではそれが特に感じられた。


そんな5年間での成長をメンバー個々で見せてくれたのが、ツアー各地で担当分けして行なってきたソロコーナーだった。東京での担当になったのはサブリーダーの竹内。彼女は「夏の終わりの気分を皆さんに届けられたらなと思います」と、8月が終わるこの時期にピッタリの80’s歌謡曲オマージュなミディアムナンバー「カモメペリカンストーリー」を披露。グループのファッションリーダーを担う一方で、昭和歌謡トークイベントに出演して熱く語る一面を持ち合わせている彼女らしい選曲は、曲のイメージと歌声のマッチングもよく、丁寧な歌唱で歌い上げる竹内の姿にフロアーからは大きな拍手が起こっていた。

竹内のソロコーナーを終えた後のMCで長谷川は、「6年目を迎えて、デビューした時はソロで歌う日が来るなんて思ってもみなかったんですよ、ホントに。こうやってね、堂々と歌えるようになって、成長してきているのかなと思います。これからも皆さんに私たちの成長を見届けていただきたいなと思って、次の曲はそんな思いを込めて歌いたいと思います」と語り、約束の場所を目指し力の限り行かなくちゃと歌うナンバー「1010~とと~」から始まった後半は、答えを探さず前を向いて旅を続ける「不思議な旅はつづくのさ」。“1番ぢゃなきゃ意味がない”、“動き出せ!”と自分の中の勝利を奮い立たせる「My Victory」と、昨年5年目に突入して以降のメッセージ色の強い曲をピックアップし、メンバーのここまでの思いと、これからの気持ちを届けてくれた。



結成以来メンバーチェンジがない仲のいいトークが、ファンにとっての大きな魅力になっているつりビット。強い気持ちを伝えた3曲を終えてのMCでは、フロアーの空気を和ませるようにツアーでの食べ物にまつわる緩いトークで笑いを誘った。そこからはみんなが聴きたかったアッパーな人気曲「レモン海岸」「真夏の天体観測」「ニガシタサカナハオオキイゾ」と後半らしいたたみかけで会場を大きく揺らし、MCで一息入れてのラストナンバーは「'Cause you make me happy」。“ネガイゴトは 願うだけで 近づいてく どこまで行こうか?”という歌詞に合わせて全員で大きく高く手を左右に振って大団円となった。

本編終了後のMCで長谷川は「ツアーで中々行けない地方も回れて、今回新しくつりビットを知ってくださった方とか、ずっと待ってたよーと言ってくださった方とか、一緒に遠征をしてくれたり、本当に沢山のみなさんに支えられているんだなと感じることが出来ました」と感謝を述べ、竹内は「5年なんてまだまだなんでね。これからも力を付けて、つりビットは日本、そして世界、そして宇宙へと羽ばたいていきたいと思いますので、これからも応援宜しくお願いします!」と締めくくった。

再び現れてのアンコールは「爆釣御礼」。タオルを回し、「釣って釣って釣りまくる」の爆釣コールで、つりビットの5周年ツアーは幕を閉じた。


10月10日のとと(魚)の日に配信シングルリリースと、再び渋谷O-WESTでのワンマンライブを行なうつりビット。竹内、聞間、安藤の3人が大学受験ということで、グループ活動以外でも次の目標に向かって走っている彼女達。誠実に年を重ねて毎年成長をし続けるのは今のアイドルシーンにおいて容易なことではない。そのような現状のなかでメンバーを変えることなく、5周年記念ツアーを成功させたつりビットというグループは、正統派アイドルの今後においてとても重要な存在だ。この先この5人でどこまで夢をかなえられるのか?その行方を応援しつつ見守りたい。

取材・文◎山村哲也

セットリスト<つりビット5th Anniversary Live〜Go on 5〜>

2018年8月22日(水)渋谷 TSUTAYA O-WEST
1.Chuしたい
2.裸足のマーメイド
3.釣り銭はいらねぇぜ
4.Get ready Get a chance
5.Blue Ocean Fishing Cruise
6.ラムネ色のスケッチ
7.カモメペリカンストーリー(※竹内夏紀ソロ)
8.1010~とと~
9.不思議な旅はつづくのさ10.My Victory
11.レモン海岸
12.真夏の天体観測
13.ニガシタサカナハオオキイゾ
14.’Cause you make me happy
EN.爆釣御礼

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