【インタビュー】READY TO KISS、新メンバー加入でタイでハジケまくった最新シングル「タイに行きタイ」

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前回のシングル「成増になります」がオリコンデイリーチャート1位を記録したREADY TO KISSが、通算5枚目となるシングル「タイに行きタイ」をリリースした。公開されているミュージックビデオではグループ史上初となる水着姿を披露して話題に。ロケ地、プーケットでトゥクトゥクに乗ったり、街中ではしゃぐ無邪気な笑顔などタイの夏を満喫するレディキスの素顔全開の映像となっている。本作から新メンバーの春川桃菜が加入し、10月には新宿BLAZEでの5周年ライブも決定するなど波に乗っている七人に、楽曲の話はもちろん、タイの人たちも驚くハジケっぷりがわかるミュージックビデオ撮影時のエピソードもたっぷり聞いた。

■恋愛だけじゃなくて家族や友人に当てはめられるので
■大切な人のことを思い浮かべながら聴いてほしいです


──まずは今回のシングル「タイに行きタイ」から新メンバーの春川さんが加入しての七人体制となったので、みなさんから春川さんを紹介してください。

全員:(桃菜は)面白い!

天羽希純(以下、希純):何でもやってくれる。

春川桃菜(以下、桃菜):何でもやっちゃう。

牧野広実(以下、広実):明るいよね。

上原歩子(以下、歩子):レディキスはただでさえ賑やかだけど、桃菜が入ってますます賑やかになってますね(笑)。

──前作のシングルのタイトルは「成増になります」でしたけど、今回は「タイに行きタイ」。このシャレはシリーズ化していくのかな?

希純:タイトルを聞いた時はまさかの“ダジャレ2”って(笑)。

歩子:「成増になります」の打ち上げの時、次の曲が上がってない中、「次のミュージックビデオはタイで撮影するよ」ってサプライズで聞かされたんです。まさか海外で撮影するなんて思ってもいなかったので衝撃を受けたんですけど、できた曲を聴いてまたまたビックリ。


──今回もいろいろ驚かされたんですね。イントロにタイの民族音楽の要素が盛り込まれつつ、夏らしい開放感があってちょっと切なくもあるこの曲の魅力やエピソードをぜひ教えてください。

歩子:最初に聴いた時はラブソングだと思ったんです。私は恋人が遠くに行ってしまって、その人と一緒に行った思い出を辿ってタイに行くストーリーなのかなと勝手に感じていたんですけど、よく聴くと恋愛だけじゃなくて家族だったり、離れてしまった友人だったり、いろいろなシチュエーションに当てはめられるので、大切な人のことを思い浮かべながら聴いていただきたいと思いました。それと今回、この曲では振り付けを担当させていただいたんですよ。

──歩子さん自身が考えたんですか?

歩子:はい。最初は「この曲はタオル曲だから」って言われて、サビでタオルを振りまわす動きにしていたんですけど、ミュージックビデオでは衣装ではなく水着で踊るので「水着ならタオルじゃないほうがいいよね」っていう話が持ち上がって撮影に行く3日前に急遽、振り付けを変更したんです。

──直前で振りつけを変えるのは大変だったでしょう?

歩子:もうメンバーに動画も送っていたし、桃菜はギリギリまで個人のお仕事があったので一緒に合わせる時間がなくてバタバタでした。

──清川さんは曲にどんな印象を受けましたか?

清川麗奈(以下、麗奈):私は、リリースが夏の終わりなのでサマーソングが歌いたいなと思っていたんです。曲を聴いて明るくてノリノリな感じだし、タイは1年中暑いからサマーソングだなって。個人的にはキーが高いので歌うのが難しかったですね。

歩子:清川さんのパートが難しいんだよね。

麗奈:そう。Cメロが高いんです。でも、レベルアップするために頑張って歌いました。

──希純さんはどんなことを感じましたか?

希純:まずタイトルがギャグですよね(笑)。だから「どんな曲なんだろう?」って感じると思うんですけど、歌詞は切なかったりするんですよ。ライブを見ていただいたら、過去の楽しかった思い出を歌うところは笑顔なんですけど、落ちサビに近づくにつれて表情も切なくなっていくので、そういう変化やパフォーマンスにもタイトルとのギャップが感じられるんじゃないかなと思います。

佐々木美帆(以下、美帆):個人的な話になってしまうんですけど、「タイに行きタイ」の中に“まだ取り立てのパスポート まさか無くさないよね”っていう歌詞が出てくるんですね。私、実際になくしちゃったことがあるので思わずその時のことと重ねてしまいました。

──パスポート紛失しちゃったんですか?

美帆:今年の1月にタイでライブしたんですけど……。

広実:上陸後5分でなくしたよね。

美帆:トイレに置きっ放しにしちゃったんですよ。見つからなくて結局、みんなと一緒に帰れなかったので、この歌詞を見た時には「もう一生なくさない!」と思いました(笑)。

歩子:しかも“まさか無くさないよね”って歌詞、自分で歌ってるもんね(笑)。

千葉咲乃(以下、咲乃):私も美帆ちゃんが言ってたようにパスポートのところは歌詞を見て「入ってるな」って(笑)。あと、この曲を聴いてもっとタイのファンの人が増えたらいいなと思いました。

広実:さっき歩子も言ってましたけど、歌詞はいろんな捉え方ができるなって。私は去年、肉親を亡くして、この曲と同じように思い出の地を巡ったんです。なのでライブで歌っている時は楽しいんですけど、一人で聴くとしんみりして泣けてくることもあって、いい曲だなって。

桃菜:私はなかなかメンバーと一緒にレッスンできる時間がとれなくて、いきなりタイに遠征したので「この曲の思い出は?」って聞かれたら、緊張しかなかったんですけど、歩子が歌詞に合わせていろんな表現をする振りをつけてくれたので、「こうやって表情が変わっていくんだ」って注目してくれたら歌詞もスッと入ってくるんじゃないかと思います。

──では、公開されて話題を呼んでいるタイで撮ったミュージックビデオについて教えてください。ビーチで水着姿で歌っているシーンやプールや街中ではしゃいでいたり、タイを満喫してる映像になっていますね。

咲乃:はい。今までのミュージックビデオはキメ顔系だったんですが、今回は私たちの素が見られる映像になっているので、「ふだんのレディキスってこんな感じなんだな」って思ってもらえる内容になっていると思います。

歩子:歌詞に“トゥクトゥクで駆け巡る”って出てくるんですけど、メンバー全員でトゥクトゥクに乗ったんですよ。カメラマンさんがバイクの後部座席に乗りながら私たちを撮影してたんですけど、バイクの運転手さんがめちゃめちゃ個性的な方ですごくフレンドリーだったんだよね。

広実:そう! 小指の爪だけすごく長く伸ばしてて(笑)。

桃菜:指摘しても笑顔で「ははは」って。きすみん(希純)に「結婚しよう」とか言ってなかったっけ?

希純:ああ! メンバーにノセられて「MARRY ME?」って言ったら笑顔で「イエース!」って(笑)。

桃菜:だから、きすみんはタイで婚約者ができたんですよ(笑)。

全員:タイの人、めちゃめちゃ優しいよね。

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