【速レポ】<中津川ソーラー>シアターブルック、「ここにスタートしております」

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「ありったけの愛」で晴れます!みんな集まれ!最高の週末が始まるぞ!

という佐藤タイジ(Vo,G)による予告ツイートのとおり、直前まで降り続いていた雨が見事に降り止み、日差しの下でオープニング時刻を迎えた<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>。2012年、日本武道館にてキックオフを飾ったTHE SOLAR BUDOKANは、2013年に中津川へと場所を移し、現在まで毎年開催。中津川で6年目となる今年は579枚ものソーラーパネルが設置され、消費されるすべてのエネルギーがグリーン電力でまかなわれているのだ。

◆シアターブルック画像

メンバーらと姿を現したタイジは開口一番、「おはようございます中津川! 晴れたぜ~!!」と上機嫌。中津川市長の青山節児氏による開会宣言を経て、いよいよライブがスタートする。1曲目を飾ったのは「ありったけの愛」。中條卓(B)、エマーソン北村(Key)、沼澤尚(Dr)、サポートの辻コースケ(Perc)による珠玉の16ビートと浮遊感たっぷりなコードプログレッション、DJ吉沢dynamite.jp(ターンテーブル)と与西泰博(DJ)の装飾音、bird、高野哲、iCasが織り成す多幸感溢れるコーラスが渾然一体となり、でっかくて気持ちのよいグルーヴが大空へ溶けていく。そして気合満点のタイジが叫んだのは、《その上の太陽は ありったけの愛だけで/出来てると思いませんか?》という歌詞だ。そう考えるなら、ソーラー発電でロックをかき鳴らすこのフェスは、まさに愛の音を奏でているということになる。







ステージは「ただの道」、「How do you do Mr.President」と続く。おや、なんだか古いナンバーばかりですねえなんて思っていると、タイジのMCが始まった。「やっぱ中津川は最高やな! 最高やな!! 最高やな!!! けっこうね、なつかしい曲をやってるんですけど、シアターブルックの90年代の作品ってほとんど廃盤になってて。でも来年あたりに再発できそうなんで、ぜひ若い子に聴いてほしい!」、なるほどそういう作戦か(笑)。





一転、オープンチューニングのボトルネック奏法が火を噴く「先生どうしてキスの仕方まで教えてくれなかったんだ」へ。一定にキープされたアンサンブルがグルーヴを生みつつ、終盤はパンキッシュに爆裂するなど、このあたりのダイナミクスはさすがの一言。次の「Purple Rain」では、未完成な楽器ゆえに表現できるピッチの妙が、言葉にできないエモーションを雄弁に物語るギターの醍醐味と、不純な成分の少ないソーラー電力による音のよさが圧倒的な説得力を伴って大地を揺らした。そこからの「ノックしつづける男」にて、最高のトップバッターを締めくくった。最後のセリフはこうだ。「我々の思ったとおり晴れました! 思いっきり遊んでください。月曜日はおやすみです。100%遊び切ってください。中津川 THE SOLAR BUDOKAN、ここにスタートしております」



取材・文◎秋摩竜太郎
撮影◎平野大輔

【シアターブルック@REVOLUTION STAGEセットリスト】

01. ありったけの愛
02. ただの道
03. How do you do Mr.President
04. 先生どうしてキスの仕方まで教えてくれなかったんだ
05. Purple Rain
06. ノックしつづける男

■<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2018>

2018年9月22日(土) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
2018年9月23日(日) 岐阜県中津川公園内特設ステージ

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