トニー・アイオミ、ブラック・サバスに改名せざるを得なくなった逸話を語る
ブラック・サバスは、結成間もない頃“Earth”とのバンド名で活動していたが、ある出来事に懲りて、名前を変えることにしたそうだ。
◆ブラック・サバス画像
当時、“Earth”と名乗るバンドが他におり、あるとき、彼らと間違われブッキングされてしまったという。トニー・アイオミは、BBCのインタビューで、その逸話を明かした。
「ポピュラー・ミュージック向けの会場だった。行ってみたら、蝶ネクタイ着けたり、ボールルーム・ドレス着てる人達だらけだ。“オー・マイ・ゴッド、これはなんだ?”って思って、主催者に“間違ったバンドをブッキングしたんだと思う”って言ったんだけど、“そうだな、君らにプレイしてもらったほうがいいな…。今からじゃ変えられない”って言われて…。とにかく、俺らステージに上がって1曲プレイしてみた。それで終わりだ。追い出されたよ」
これを機に、彼らは「こんなこと二度とあってはならぬ。誰も使っていない名前にしよう」と決意。「そしたら、ギーザーが“ブラック・サバス”って言い出したんだ」という。
彼らは、ブラック・サバス名義で1969年8月に初のギグを開いた。
Ako Suzuki
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