フェンダーのWiFi搭載アンプ「Mustang GT」がアップデート、多彩なアンプやエフェクト、アーティストプリセットが追加

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世界初のWiFi搭載デジタルアンプとしてフェンダーより2017年に発表された「Mustang GT」の最新ファームウエアv2.0の配信がスタート。多彩なアンプやキャビネット、エフェクト27種類をはじめ、アーティストプリセットを含むプリセット55種類が追加された。

「Mustang GT」は、WiFiとBluetoothを搭載したデジタルギターアンプ。Bluetoothスピーカーとしても使用でき、スマホアプリを使えば各種コントロールやプリセット管理が可能。日本人アーティストのプリセットトーンが公開されたことでも注目を集めた。ラインナップは、小型で家庭用の40Wモデル、小規模なライブ用の100Wモデル、中規模から大規模なステージもこなせる200Wの3モデル。

新ファームウェアでは、プリセットにはアーティストプリセットを新たに12種類、それ以外のプリセットも43種類、合計55種類のプリセットが追加。あらゆるギターのサウンドメイクを瞬時に入手できる。また、プリセットをアンプにダウンロードせずにクラウド上でサウンドを試せるオーディション機能など、アンプと連携して使えるスマホ用アプリ「Fender Tone v2.0」の新機能もフル活用できるほか、インターフェイスもより直感的に使いやすくなった。

アンプやキャビネットも追加された。荒々しいロックをかき鳴らすためのハイゲインサウンドやアコースティックサウンドに最適なアンプモデルが10種類追加。Mesa/Boogie Mark IICやBassbreaker 15といったモデルに加え、エレキギターでアコギサウンドが鳴らせるアコースティックギターシミュレーターも用意される。キャビネットは小規模なライブハウスクラスのモデルから大規模な会場にも耐えうるクラスまで7種類を用意。エフェクトには新しいリバーブ、ディレイやドライブなど7種類が追加。また、Shimmer Reverbエフェクトの入力ステージ処理をステレオシグナルに変更するといった改善も行われている。

Mustang GT ファームウェアv2.0新機能

■新アーティストプリセットを12種類追加
・Grimes
・Touche Amore
・Jason Butler
・Grouplove
・Chris Aiken
・Puscifer
・Young The Giant
・Dave Stewart
その他新プリセットを43種類追加

■新アンプモデルを10種類追加
1.IIC+ Clean: Mesa/Boogie Mark IIC+MBのクリーンチャンネルトーンを再現
2.IIC+ Lead: Mesa/Boogie Mark IIC+MBのリードチャンネルにインスパイアされた、80年代メタルトーンを再現
3.BB15 Low: Bassbreaker 15のローゲイン回路のサウンドキャラクターを再現
4.BB15 Med: Bassbreaker 15のミドルゲイン回路のサウンドキャラクターを再現
5.BB15 High: Bassbreaker 15のハイゲイン回路のサウンドキャラクターを再現
6.FBE-100: Friedman BE-100のBE/HBEリードチャンネルトーンを再現
7.Acoustasonic: フェンダーの定評あるAcoustasonicアコースティックアンプをもとに開発された、ピエゾピックアップ搭載の楽器向けのアンプモデル。周波数帯域が選択可能なノッチフィルター機能付き
8.Acoustic Sim: エレクトリックギターのトーンをアコースティックトーンに変換するアコースティックギターシミュレーター。Acoustasonicプリアンプシミュレーションとのペアリングによる繊細なサウンド設計が可能
9.Dual Showman: 60年代/70年代のクラシックフェンダーチューブアンプのトーンを再現
10.Tube Preamp: チューブコンソールのハーモニクスキャラクターをよりリアルに追求したプリアンプモデル

■新エフェクトを7種類追加
・Modulated Small Hall Reverb: 小型の空間リバーブをシミュレーションしたモジュレーションリバーブ。ハイカット/ローカット機能による多彩なサウンド設計が可能
・Modulated Large Hall Reverb: 大型の空間リバーブをシミュレーションしたモジュレーションリバーブ
・Mythic Drive: 90年代を席巻したオーバードライブKlon Centaurのトーンを再現。ゲルマニウムダイオードでクリッピングしたディストーションサウンドと、原音をスルーしたサウンドを、ミックスすることで得られるスムーズなドライブが特徴
・Sustain: 80年代のコンプレッサーペダルの名機であるMXR M-163 Sustainペダルのトーンを再現。短いアタックタイムと、強烈なコンプレッションが特徴
・2290 Delay: 80年代に登場したスタジオクオリティのデジタルディレイの名機、TC Electronic TC 2290のサウンドを再現。明瞭度の高いリピート音と、汎用性の高いパンニング/モジュレーションオプションを装備
・Memory Delay: 70年代後期のBBDディレイペダルElectro-Harmonix Deluxe Memory Manのサウンドを再現
・Metal Gate: ISP Technologies Decimator II G Stringペダルのサウンドを再現。速いアッテネートカーブのハイゲインメタルサウンドを求めるプレイヤーに最適

■新キャビネットモデルを10種類追加
・1X12 BB15: オープンバックのBassbreaker 15にCelestion Vタイプスピーカーを搭載したサウンドを再現
・1X12 EV: オープンバックのブビンガ製Mesa Boogie Mark IICにEVM12Lスピーカーを搭載したサウンドを再現
・2x15 D130: Fender Showmanに、独特なアタック感を持つJBL D130Fスピーカーを搭載したサウンドを再現
・4X12 RCT: クローズドバックのMesa Boogie Rectifier 4x12にCelestion V30スピーカーを搭載したサウンドを再現
・4X12 SOL: クローズドバックのSoldano 4x12にEminence Legendスピーカーを搭載したサウンドを再現
・4X12 FRD: クローズドバックのFriedman 4x12にCelestion Greenbackスピーカーを搭載したサウンドを再現
・4X12B FRD: Friedman 4x12がより明瞭なサウンドになったバージョン
・4X12B V30: Fenderオリジナルの4x12 V30がより明瞭なサウンドになったバージョン
・4X12B GB: Fenderオリジナルの4x12 GBがより明瞭なサウンドになったバージョン
・4X12B 75W: Fenderオリジナルの4x12 75Wがより明瞭なサウンドになったバージョン

■改善されたインターフェイス機能
・アンプからクラウドプリセットへのダイレクトアクセスが可能に
・コネクティビティの改善、およびBluetooth アイコン表示
・アドバンスドチューナーモードを追加
・ディレイ/モジュレーションエフェクトに対してタップテンポが適用可能に
・充実したサブディビジョンオプションを追加
・フットスイッチアサインメント機能の拡張
・お気に入りプリセットのアサイン
・セットリストアクセスへのショートカット機能追加
・グラフィックEQ フェーダー
・セットリスト内におけるプリセットの並び順の変更が可能に
・新しいエフェクトカテゴリーを追加

■Fender Tone v2.0 新機能
・Android OSをフルサポート
・コネクティビティと操作性の向上
・クラウドとのバックアップ/リストア機能の連携の改善
・プリセットがアンプに保存しなくてもクラウド上でオーディション可能に

■その他の改善点
・Shimmer Reverb エフェクトの入力ステージにおける処理をステレオシグナルに変更
・ノブのカーブを緩やかにすることで、操作性を向上
・Metal Gate エフェクトの初期スレッショルド値を変更
・セットリストメニューがクラッシュするバグをフィックス
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