歌の音程補正から破壊的なサウンドまで、声を自在に操るボイス・トランスフォーマー「VT-4」

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「ボーカルの音程を補正したい」「個性的な歌声を作りたい」「投稿動画の音声演出がしたい」といった願いをかなえるデバイスが登場。高性能ボイス・チェンジャーとしてカンタンに使用でき、さらにリアルタイムにオリジナリティあふれるボーカル・サウンドを作りだせるボイス・トランスフォーマー「VT-4」が、ローランドより10月19日に発売される。

インタビュー映像でのプライバシー保護のための音声加工や、YouTubeをはじめとした動画投稿における声のキャラクターづくりなど、いまや多くのシーンが活用されているボイス・チェンジャー。音楽制作においても、音程の補正や機械的な声を作るのにも欠かせないエフェクトとして、ダンス・ミュージックやポップ・ミュージックのトレンドにもなっている。ローランドでは、ライブでの演奏性を追求した音楽制作ツール「AIRAシリーズ」のラインナップの一つとして、2014年にボイス・トランスフォーマー「VT-3」を発売。マイクを接続して、ピッチ(音程)とフォルマント(人の声を特徴づける周波数成分)を調整し、カンタンに音声加工ができる高性能のボイス・チェンジャーとして、高い評価を得ている。

今回登場の「VT-4」は、「VT-3」のボイス・チェンジャー機能はそのままに、よりシンプルでスムーズな操作性と、パフォーマンスで役立つ機能を新たに搭載。一般的にコンピューター上の専用ソフトを使うことで実現されてきた音声加工を、カンタン操作で手軽に実現できるモデルだ。


歌の音声補正用のつまみを本体パネルの中央に配置し、素早く効果のかかり具合を調整し、手軽に歌のクオリティをアップ。ピッチとフォルマントの専用スライダーを調整するだけで、太くたくましい声や子供のようなかわいい声、恐ろしい声など、思い描いた声に変貌させられる。


▲中央に音程補正用のつまみを配置。その左のピッチとフォルマントの専用スライダーで、カンタンにボイス・チェンジャーを実現。入力音とエフェクトのバランス、リバーブのスライダーや、キーを設定するつまみもわかりやすく配置される。

また、あらかじめ曲に合ったキーを設定することでピッチ補正やハーモニーなど楽曲のキーが重要になるエフェクトも、不協和音の発生を心配せずに使用可能。MIDI対応なので、ピッチ補正やハーモニー、ボコーダーを鍵盤からコントロールすることもできる。また、補正効果を強くかけることで、「ハード・チューン」と呼ばれるインパクトのあるボーカル・サウンドでのパフォーマンスもリアルタイムに実現する。

歌にエコーやハーモニーを加えたり、ローファイなメガホン・ボイスを加えたり、ディレイやヴィンテージ・コーラスを効かせたボーコーダー・サウンドを奏でたりと、複数の効果を同時にできるのも魅力の一つ。「ROBOT」「MEGAPHONE」「VOCODER」「HARMONY」「REVERB」の5つのエフェクト・タイプにはそれぞれ4種のバリエーションを用意、計20種類の多彩なエフェクトが使用可能。エフェクトを組み合わせることで、幅広いボーカル表現が楽しめる。組み合わせた設定は最大8つまでメモリーでき、ボタン一つで設定を呼び出し可能。ライブでもトラブルなく音声の演出ができるというわけだ。

操作はいたってカンタン。ピッチとフォルマントのスライダーをはじめ、使用頻度の高いボタンやつまみをトップ・パネルに用意、シンプルかつすばやい操作が可能だ。また、「VT-4」にはUSBオーディオインターフェイス機能を装備。コンピューターと接続して録音・再生を高音質で行え、音楽制作ソフトで使用したり、動画・ライブ配信の用途にも便利に使える。


▲リアパネルには電源スイッチ、USB端子、MIDI入力、マイク入力(XLR/TRS標準、ファンタム電源供給可能)、ライン出力(L/MONO、BYPASS/R)を用意。

▲フロントパネルにはステレオミニのヘッドホン出力とマイク入力(プラグイン・パワー)、ライン出力の切り替えスイッチ(ステレオ/モノ)、ファンタム電源スイッチ(リア・マイク用)を配置。

電池駆動できるのも大きなメリット。単3乾電池4本で最大約7時間使用可能なので、リハやライブのステージでも余裕を持って対応できる。しかも本体はコンパクトサイズ、かつ554gと非常に軽量。持ち運びやセッティングも手軽に行える。

製品情報

◆ボイス・トランスフォーマー「VT-4」
価格:オープン(市場想定売価 26,000円前後 税込)
発売日:2018年10月19日
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