【レポート】Que SakamotoのDJツアー日記「アメリカ大陸編・その1」

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みなさん、こんにちわ。<Huit Etoiles>のDJ/ProducerのQue Sakamotoです。

今回はアメリカからツアーが始まります。

■初となるニューヨークは
■知る人ぞ知るスペシャルな空間で

国内のギグと新曲を仕上げていた関係で、かなりバタバタのまま、来年1月頭までのツアーに向けて出発となりました。今回は、アメリカ、メキシコ、グアテマラ、ウクライナ、ロシア、トルコ、ドイツ、ウクライナ、ロンドンのツアーになります。

今回は初となるニューヨークからスタートです。8月のリトアニアのニダで開催した<Ant Bangos>で共演したJoakimの紹介でニューヨークのThe Loft CrewのFrancisとMaxと繋がったんです。

30日に到着し、Subwayで空港からFrancisの家に向かいます。駅でピックアップしてくれて、家まで案内してくれました。着いてゆっくりしていると、なんと下がパーティ会場になるとのことで、早速サウンドシステムにびっくり。そのサウンドシステムの音が素晴らしく、かなりやる気が出てきました。

Francisの家の地下がめちゃくちゃ素晴らしい環境で、“Frans”というホームパーティ会場となっていて、これまでにNick The Records、Tom Of England、Paramida、Capablanca等をゲストにパーティーをメイクしているとのこと。話を聞いただけでも、本当にやばい感じが伝わりました。

僕は<ハロウィンパーティ>のゲストとして今回ブッキングをいただいた形。Francisの家に泊まらせてもらいながら、毎日最高なサウンドシステムで音楽が聴けるって幸せ……。ニューヨークの中でも“Frans”は知る人ぞ知るスペシャルな空間だそう。この日は、Francisのパーティが毎週火曜にチャイニーズレストランであるとのことで馳せ参じます。ご飯もサウンドシステムもパーティの質も素晴らしく、The Loft Crew周りの人たちがたくさん来て盛り上がっていました。2時くらいまで遊び、僕は先に疲れていたのでMikeに送ってもらい帰宅です。



次の日は朝から『The Lot Radio』だったので、早速に向かいました。『The Lot Radio』はコンテナと庭とカフェになっていて素敵な空間。ラジオではアンビエント、ダブ、ディスコ、スローハウス、テクノをいろいろと2時間、気持ち良くプレイしました。ちなみにLot RadioのMixcloudはこちらです。



『The Lot Radio』が終わり、街を散策しながら帰宅。疲れていたので、家に着いて一眠りしました。夜に起きると準備が完了していたのに驚き。遂に待ちに待っていた<ハロウィンパーティ>の始まりです。Francisもテンション上がっていて、いざパーティに。Open To Lastでプレイするので、オープンはゆったりとムーディなハウス、ディスコ、アンビエントからスタート。お客さんも入って来て、パーティの空気が暖まって来たので、ハウス、テクノ、ディスコを混ぜてビルドアップして、パーティモードも高まってきます。ライティングもサウンドシステムもお客さんも本当にスペシャルな感じで、本当にすごいパーティで、合計9時間プレイしました。

ニューヨークはニューヨーク独特なオリジナリティが高く素晴らしいと心底感じました。めちゃくちゃ楽しかったです。

■フライト当日にハプニング!
■今後のツアーはいかに?

次の日は“Mezcaleria La Milagrosa”にてプレイ。ここもライティングもサウンドシステムも素晴らしい。僕が行く3日前にはMoscomanもプレイしていたとのこと。入れ違いで会えなくて残念。僕は1時からラストでプレイ。ダークで赤の薄暗いライティングだったので、ライティングに合わせてダークなディスコからディープハウスをメインにプレイしました。DJプレイが終わってから次の日フライトだったので、隣のバーで一杯飲んで帰宅して就寝です。



さて。フライトの当日、ハプニングが起こりました。手元にあるはずのパスポートがなく、結局フライトできず、夜プレイする予定だったRadioのオーナーJoseに連絡を取りました。何とか日程をずらしてくれたので万事休す。本当にパスポートがなくて、全ツアーに影響が出てしまうかもと思い、本当に辛かった瞬間です。早速、日本大使館に行くと、木曜にパスポートができるとのことで、金曜からのメキシコに問題なく行けることが分かったので一安心。気持ちも晴れて、Francisにいろいろと観光に連れて行ってもらいました。ニューヨーク観光をして、レコード屋なども周れて気分爽快。運が良くなってきて楽しく過ごしました。



今回タイミングが合わず、出るのを諦めていた<Beats In Space>のTim SweenyからFrancisに連絡があり、奇跡的に水曜の夜に出演が決まりました。今までいろいろなラジオショーに出させもらいましたが、SNSにアナウンスするといろいろな国からメッセージをもらいました。

MikeがTim Sweenyと仲良いとのことでスタジオに一緒に行ってれました。少しサウンドチェックしてプレイしてみます。自分のトラックを半分、Nadve、Khidja、Moscomanの新曲とダブやエレクトロニック、スローエスニックハウスをかけました。緊張したけど、無事に収録が終了。終わってからMikeとFrancisのパーティに行って、遊んで帰宅し寝ました。






朝起きて、Tim Sweenyからメッセージをもらいました。昨日のセット、SoundCloudに公開したリンクをSNSでシェアしたら、世界中の関わっているレーベルやアーティストやリスナーの人からたくさんの最高なフィードバックをもらったとのこと。めちゃくちゃ嬉しい! パスポートも新しいのゲットできたし、本当に最高な1日となりました。いろいろとハプニングが続きましたが、何とか乗り越えて、この後はメキシコへフライトです。ニューヨークはすべてが最高だった! ってことで、

「サンキューFrancis、Mike、Loft Crew」

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