【インタビュー】転校少女*、2019年に続く未来に見ている新しい夢とは?
■大切なアルバムを携えて全国ツアーができることがすごく嬉しい
■一つの公演を大切にしながらたくさんの人とライブを楽しみたい
──そんな転校少女*のアルバム『Star Light』にはこれまでに発表された楽曲がありつつ、ディスコ調の「Girl*s Time」やバンドサウンドのスピード感がある「瞬け、プルート」、告白ソングとも言える「ときめけ☆サンデー!」、ひりひりする歌詞が印象的な「プロムナードの足跡」などの新曲が収録されています。皆さんの押し曲を教えてもらえますか?
岡田:私は「瞬け、プルート」がすごく好きなんです。ふだんよくアニメを見ているんですけど、疾走感がある曲調がアニメのオープニングテーマみたいだなって。怖がって躊躇する自分をふっきって、ためらわずに殻を破って一歩前に進んでいくという想いを歌った歌詞なんですけど、自分も考えすぎて踏み出せないことがあるので、潔い決断や直感が大事だなって思わされる曲でもあります。
──自分自身が励まされるような曲?
寺田:私が好きなのは新体制になって初の新曲「プロムナードの足跡」です。思春期の男のコの反抗する気持ち、大人に対して感じる悔しさを歌だけじゃなくダンスでも表現しているので目で見ても伝わるというか。
岡田:この楽曲は転校少女*初のTV CMタイアップ、『アニメ「カードファイト!! ヴァンガード」TVCMソング』になっています。
松井:自分たちの曲がCMに使われてるのを見て感激しました!
塩川:Youtubeでも見れるしね!
渚:何回も見ちゃうよね(笑)
──映像(DVD)にも収録されていますが、ダンスの見どころは?
寺田:ソロのダンスから始まるんですけど、歌詞の世界を踊って表現しているんです。強さだったり、立ち向かっていく気持ちを込めてダンスしているので、ぜひぜひ注目していただきたいと思います。
▲松井さやか
──歌詞はJ.D.サリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』からインスパイアされたということですが、文学的側面を持っている転校少女*らしい曲ですね。
塩川:そうですね。歌詞も含めて全てがエモい。いろんなタイプの曲があるんですけど、私の押しはメンバーのわちゃわちゃした感じ、仲が良い雰囲気をいちばん出せる曲「Step By Step」ですね。ライブではパフォーマンスを含めて全員がすごく楽しんでいることをファンの方に伝えられる1曲なんじゃないかと思います。ツアー初日の9月16日に披露した曲でもあるんですが、後半で“手をつなごうよ”って歌ったあとにみんなで手をつないでウワーッて盛り上がる箇所があるんです。「これから五人で一つになって頑張っていこうね」って想いを笑顔で伝えられる曲ですね。
──ライブのキラーチューンになりそうな曲ですよね。
塩川:はい。なっていくと思います。
渚:私の押し曲は「Girl*s Time」です。これまでセクシーさを前面に出した曲はあまりなかったんですけど、この曲は歌詞にも振り付けにも大人の魅力があってラインダンスをしたり、サビではペアになって身体のラインを強調するような振りがあるので、男性の目を惹くんじゃないかなと思っています。それとカラオケで全国配信されているのでディスコソングだし、ぜひ歌って盛り上がってほしいですね。万人受けする曲だと思っているので多くの人に聴いてほしいです。
▲渚まお
──ホーンセクションも派手だし、転校少女*の新境地ですか?
全員:そうですね。
松井:メンバーが卒業して葵が加入する直前は四人だったんですけど、そのタイミングで制作していた曲なので、この五人で歌った初めての曲なんですよ。それだけにすごく思い入れがあるし、初めて聴いたときには“これならイケる!”と思いました。
塩川:ライブではファンもラインダンスを一緒にやってくれるんです。
──足を上げてくれるんですね。
岡田:あまり上がってないんですけどね(笑)。気持ちが嬉しいです。
──では、最後に松井さんの押し曲は?
松井:アルバム『Star Light』の由来にもなった最後の曲「銀河列車」が押しです。シングル「ショコラの独白」のカップリングだった曲なんですけど、アルバムに改めて入れることになって「これからの転校少女*を表している曲だな」って思ったんです。以前は“さよならさえも受け止める強さほしいよ”って歌っている曲なのでお別れの悲しい曲だと受け止めていたんですけど、最後は“希望を乗せて 列車は明日へ向かってく”って歌っているんですよ。この“明日”は五人で見ている未来のことなのかなって。今では未来への希望を乗せたパワーのあるバラードだと思っています。
──過去の曲が季節を経て色合いを変えて新たな解釈が生まれるって音楽のいいところですよね。アルバムを聴いて思うのは転校少女*の曲はホントに幅が広いですよね。ラップもキュートで魅力的だし。
松井:新曲の「ときめけ☆サンデー!」は1stシングルに収録されていた「ときめけ☆アフタースクール!」のアナザーストーリーなんです。なかなか告白できない女のコの気持ちを歌っていて。
岡田:じれったい気持ちとかね。受け取り方によって解釈が何パターンもあるのが“ときめけ”シリーズの魅力でもあるんです。
──シリーズということはこれからも続いていくんですか?
岡田:かもしれない。
渚:あと、この曲は60年代の音楽テイストですね。
松井:昔ながらの音楽の良さも取り入れているんです。ただかわいいだけじゃないのが魅力だと思います。
寺田:「中毒になるよね」って言ってくださる方が多いですね。
松井:スルメ曲だよね
塩川:名言!(笑)。
──では、これから続いていくツアー<Star Light Tour>についてメッセージをお願いします。
岡田:今回のツアーではその地方ならではの企画も考えているんです。来てくださるみなさんによっても雰囲気が変わってくると思うので、その場所ならではのライブを作っていけたらと思っています。
塩川:転校の曲にはかわいい曲もカッコいい曲もエレガントな曲もあって、歌だけではなくダンスもいろいろな要素を取り入れているんです。幅広い曲を表現していることが自分たちのパワーにもなるし、ひとりひとりの個性が出る箇所も違うので「この曲はこのコのこういう部分が魅力だよな」と思ってくださる人もいると思うんですね。私たちにとってもファンにとっても大切なアルバムを携えて全国ツアーができることがすごく嬉しいし、一つの公演を大切にしながらたくさんの人たちとライブを楽しみたいです。
──最後に2019年はどんな1年にしたいと思っていますか?
松井:ツアーファイナルの1月14日のヒューリックホール東京は転校少女*の新体制お披露目のライブでもあるんです。フルバンドの演奏で歌ってダンスするんですけれど、この五人でいられる時間は限られているので強い印象を残したいですね。
──貴重な日々ですね。寺田さんは早くも後輩が入ってくるという。
寺田:はい。4ヶ月で新メンバーじゃなくなっちゃう(笑)。今度は教える立場になるので今の内にいろいろ吸収しないと。
岡田:今しかない時間を過ごしているので、近い目標はファイナル公演のソールドアウトです!
取材・文●山本弘子
リリース情報
初回限定盤:1CD+1DVD 4,000円(税込) TGR-0009~0010
通常盤:1CD 3,000円(税込) TGR-0011
【CD収録楽曲】
※初回限定盤・通常盤共通
M1 Overture2018
M2 Girl*s Time
M3 瞬け、プルート
M4 With You
M5 ショコラの独白
M6 She's Rain
M7 さかさまの世界
M8 ときめけ☆アフタースクール!
M9 ときめけ☆サンデー!
M10 Step By Step
M11 PAINT GIRL
M12 プロムナードの足跡
アニメ「カードファイト!! ヴァンガード」TVCMソング
M13 この世界にサヨナラして
M14 じゃじゃ馬と呼ばないで
M15 銀河列車
【初回盤DISC2(DVD)収録楽曲】
M1 瞬け、プルート
M2 Introduction to She's Rain~She's Rain
M3 PAINT GIRL
M4 Step By Step
M5 ときめけ☆アフタースクール!
M6 じゃじゃ馬と呼ばないで
M7 プロムナードの足跡
ライブ・イベント情報
2019年1月5日(土) Star Light Tour埼玉公演@HEAVEN’S ROCK さいたま新都心VJ-3
2019年1月14日(月祝)ツアーファイナル@ ヒューリックホール東京
◆インタビュー(1)へ戻る
この記事の関連情報
【インタビュー】「DAM CHANNEL」20代目MCに森 香澄、サポートMCにチャンカワイが就任「プライベートな部分も引き出せたら」
2024年3月のDAM HOT!アーティストはアーバンギャルド、フジタカコら4組
【イベントレポート】<ビッグエコー35周年記念カラオケグランプリ>決勝大会が大盛況。応募4,061件の頂点決定
2024年2月のDAM HOT!アーティストはOHTORA、我生ら4組
2024年1月のDAM HOT!アーティストRKID'z、EINSHTEINら3組
2023年12月のDAM HOT!アーティストは学芸大青春、the paddlesら4組
2023年11月のDAM HOT!アーティストはACE COLLECTION、3markets[ ]ら4組
T-BOLANのメンバーと一緒のステージで歌えるチャンス、大好評実施中
2023年10月のDAM HOT!アーティストはNORTH、グラビティら4組