【ライブレポート】GLAY、平成最後の年末ツアー発進「みんなの心を晴天にしてやる！」

GLAYが11月27日(火)、東京・Zepp DiverCityにて＜GLAY MOBILE Presents 10th Anniv. Tour「平成最後のGLAYとChristmas 2018 〜SURVIVAL〜」＞の初日公演を開催した。

モバイル会員限定ツアーとなった本ライブは、99年に20万人を動員したGLAY EXPO '99の副題でもある“SURVIVAL”をツアーサブタイトルに冠し、長年のGLAYファンにも新規ファンにも嬉しいセットリストを構えた公演。初日のZepp DiverCityは1Fのスタンディングゾーンも超満員となり、メンバーが登場するなり本格的な黄色い悲鳴が沸き起こった。

GLAYはこの公演の序盤から「あの夏を経験した人も、経験してなかった人も、全ての人に送ります！」と呼びかけ、ツアーになぞらえた「サバイバル」を披露。イントロからAメロまでの節回しの不敵さは今でもたまらない仕上がりだ。ここまでに一段飛ばしの勢いで上昇していた会場のボルテージは一気に沸騰し、フロアは熱狂の渦へ。MCではTERUが「元気だった？」とフロアに呼びかけ、モバイル10周年を迎えたことへの感謝の気持ちを伝えた。TERU曰くGLAY MOBILE自体もスタート時は見切り発車だったというが、現在ではメンバーごとのコーナーも設けられ、コーナー紹介トークにもフレンドリーな空気が流れた。


ニューアルバムの制作も進んでいるということで、もちろん11月14日(水)にリリースされたばかりのニューシングル曲の披露も忘れない。「YOUR SONG」では「みんなの心を晴天にしてやるぜ！」という掛け声からフロアのクラップに乗ってのパワフルなパフォーマンスを披露。さらに「ここではない、どこかへ」で一体感を高め、「愁いのPrisoner」ではダブルギターならではの華やかさとスケール感を兼ね備えたアクトでバンドの現在形を見せてくれた。新旧曲の間に10年、またそれ以上の年代差が横たわっていてもそれぞれの曲がグリーンな輝きを失わないのは、デビューから24年間休まずに走り続けてきた活動の賜物だろう。

本編ラストはGLAYヒストリーの中では新しめ、それでいてすっかりライブの鉄板ナンバーとして馴染んだ「XYZ」。締めくくりに流すには爽快過ぎるナンバーを、飛び立つような疾走感全開で届けるGLAYの姿に会場のファンはすっかり多幸感に包まれていた。

また、ライブ終了後にはオフィシャルサイトにてTAKUROのソロインスト2ndアルバム『Journey without a map II』が来年2月27日にリリースされることも発表された。GLAYは今年末12月23日(日)のツアーファイナルまで本ツアーで全国各地を巡っていく。