D・カヴァデール『白蛇の紋章』で「多額の借金からD・パープル時代より金持ちに」

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デイヴィッド・カヴァデールは、ホワイトスネイクが7枚目のスタジオ・アルバム『Whitesnake(白蛇の紋章~サーペンス・アルバス)』(1987年)を発表するまで、およそ300万(*米ドルと思われる:当時のレートで約3億7,000万円)の借金があったそうだ。

◆デイヴィッド・カヴァデール画像

それまでのアルバムは、英国ではトップ10入りしていたものの、アメリカではそこまで行かず、『白蛇の紋章』で、いまでも彼らにとって最高位となる全米2位をマークした。

カヴァデールは『Rock Candy』のインタビューで、こう明かした。「自分自身で(マネージメント等ビジネス面を)運営するようになってから、全てが変わった。およそ300万あった借金から3ヶ月でこれまでになく、パープル時代より金持ちになった。安心したよ」「あれほどの成功を収める準備ができていたかって? 職業的にはイエスだ。ハードワークの賜物だ」

『白蛇の紋章』はアルバムの売れ行きがよかっただけでなく、「Here I Go Again ‘87」「Is This Love」などのシングルも大ヒット。MTVが全盛で、カヴァデールはツアー先のホテルでこれらのミュージック・ビデオを目にしないことはなかったという。「ホテルの部屋に入って10回のうち8回はテレビのチャンネルはMTVになってた。そしてその10回のうち9回で「Still Of The Night」「Is This Love」または「Here I Go Again」が流れてた」

職業の上では成功する準備はできていたが、個人的にはそれにともなう名声に面食らい、対処できなかったそうだ。「Tawny(当時のガールフレンドで上記のホワイトスネイクの曲のMVに出演)と僕はLAではどこにも行けなかった。赤信号で停まると、まるでザ・ビートルズの『A Hard Day’s Night』の1シーンのようにパパラッチに追い掛け回された。すごかったよ。それが、LAからタホ湖にある人口5,000人の村に引っ越した1番の理由だ」

Ako Suzuki
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