【ライブレポート】Psycho le Cému、東名阪ツアー<FANTASIA>開幕+RPGな新衣装公開

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Psycho le Cémuが12月8日の名古屋ボトムライン公演を皮切りに、ロールプレイングな世界観による演出が斬新な東名阪ツアー<FANTASIA>をスタートさせた。同ツアーは各公演ごとにテーマ設定が施されているほか、ひとつのメロディに対して3つのアレンジで異なるサウンドを構築した会場限定シングルCD「FANTASIA〜恋の幻想曲〜」「FANTASIA〜怒りの幻想曲〜」「FANTASIA〜勇気の幻想曲〜」を販売中だ。以下、名古屋および大阪公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆Psycho le Cému 画像

子供の頃、『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』など、RPG (ロールプレイングゲーム)をやってきた世代としては、ゲーム上の仲間と様々な試練を乗り越え、アイテムを得たり、レベルを上げていくことでさらなる冒険していくことは、徹夜でものめり込むほど夢中になれる楽しい時間であった。



12月8日、<FANTASIA -恋の幻想曲を探す旅->開演時刻18時の気温は7度。いよいよ本格的な寒さがやってきた名古屋ボトムラインで、待ちに待ったツアーが開幕した。

新衣装を纏ったPsycho le Cémuのお披露目公演ということで、各メンバーの登場ごとにどよめきと歓声が巻き起こるシーンも彼らのライブならでは。彼らが最も得意とするRPGの世界を全面に押し出したコンセプトで挑む今回ツアーを、メンバー自身も並々ならぬ気合いで迎えたに違いない。序盤から会場全体に自然と力がこもり、熱に満たされていった。



この日、最も印象的だったのは新曲「FANTASIA ~恋の幻想曲~」を初披露した場面だ。DAISHI自らが、想いを赤裸々な歌詞で綴ったこの楽曲が特別なオーラを帯びて会場を包み込んでいく。直後の楽曲「愛の唄」は、「FANTASIA ~恋の幻想曲~」の歌詞中にも登場するキーワードであり、Psycho le Cémuそのものを表している。同曲が始まった瞬間、魔法の呪文を唱えたかのようにファンの涙腺を制御不能の状態にしてしまったようだ。

激しさとポップさの両極を持つ楽曲、そしてPsycho le Cémuならではの魔法の数々をふんだんに含んだ冒険初日は、名古屋の寒さを吹き飛ばし、ライブを目撃したファンの心と身体に深く刻み込まれたことだろう。そして、FANTASIAの冒険の行く先には……。



迎えた2日目は、12月9日の大阪パルティッタ公演<FANTASIA~怒りの幻想曲を探す物語~>。前日の名古屋公演を上回る寒波が大阪に押し寄せていた。会場は元造船所。海辺に位置し、氷のような風が容赦なくパルティッタを襲い、彼らと彼らのファンの冒険の旅にさらなる試練を与える。

しかし、大阪公演はPsycho le Cémuの“激しさ”を中心としたセットリストで展開し、序盤からseek(B)が客席に向かってダイブするなど、初っ端からテンションMAXでの戦闘態勢。極寒だった会場の空気を一瞬で沸騰させ、会場をダンスフロア化する盛り上がりをみせた。



“怒りの幻想曲を探す”がこの日の芝居のテーマ。自らの過去のあやまちに蓋をせず、ネタにして笑いに変えてしまう潔さに、結成19年を迎え、未来に進むための必要なチカラを身につけたようにも見える。“怒り=負”をテーマにしたステージですら、彼らの手にかかれば、ただの激しいライブではなく、Psycho le Cému独特の世界に引き込んでしまうのだから。

大阪公演を終え、いよいよ12月14日のZepp DiverCity Tokyo公演で東名阪ツアー<FANTASIA>のファイナルを迎える。RPG的にいえば第1章と第2章が終わり、クライマックスとなる最終章。この先に待ち構えているのはハッピーエンドかそれとも…? ファイナルのテーマは“勇気”だ。



TV画面ではなく、リアルな現実世界の中で、まるでゲームを楽しんでいるようなステージングはまさにPsycho le Cémuだからこそ。自分自身というコントローラーを握りしめて、彼らと一緒の冒険にワクワクが止まらない。

取材・文◎鈴木倫



■東名阪ツアー<FANTASIA>


▼<FANTASIA~恋の幻想曲を探す物語~>
2018年12月8日(土) 名古屋ボトムライン
Open 17:30 / Start 18:00


▼<FANTASIA~怒りの幻想曲を探す物語~>
2018年12月9日(日) 大阪パルティッタ
Open 17:30 / Start 18:00


▼<FANTASIA~勇気の幻想曲を探す物語~>
2018年12月14日(金) Zepp DiverCity Tokyo
Open 17:00 / Start 18:00

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