【インタビュー】FES☆TIVE、曲調はキャッチーだけど歌詞が切ない新境地「ゆらゆらゆらり恋心」

ポスト

FES☆TIVEが1月16日に8枚目のシングル「ゆらゆらゆらり恋心」をリリースする。九州出身の近藤沙瑛子、オリジナルメンバーの青葉ひなりの従姉妹でもある土光瑠璃子、元バスガイドという経歴を持つ南茉莉花の三人が加わり、2018年5月から六人体制で活動中。シングルの表題曲はFES☆TIVEらしい和のエッセンスがベースにある切ないダンスナンバーとなった。先行公開されているミュージックビデオでは初の演技にチャレンジ。禁断の女子校恋愛がモチーフになっていて、観る人をザワつかせるメンバー同士のキスシーンも盛り込まれている。日本のみならず、海外でも積極的にライブを行っている彼女たちが新しい年に賭ける想いとは? 新境地もありのシングル収録曲全曲についての思い入れを含めてインタビューをお届けする。

■歌詞を見てそれぞれ当てはめたり思うことは違うけれど
■六人にとって大事な曲だと思います


──今の六人体制での2019年第一弾シングル「ゆらゆらゆらり恋心」はFES☆TIVEらしい和のテイストにEDMを取り入れたナンバーになっています。

真野彩里愛(以下真野):前回、前々回のシングルは歌詞がもっと明るかったんですけど、今回は切ないですね。

白石ぴあの(以下白石):曲調はキャッチーだけど歌詞は切ない。そのあたりがいつものFES☆TIVEとは違うよね。

青葉ひなり(以下青葉):メジャーデビューしてからのシングルは曲調も歌詞もポップだったので表題曲でこういう歌詞は初めてですね。

──好きな人を思う一途な気持ちを歌ったラブソングですが、どのあたりにキュンときましたか?

近藤沙瑛子(以下近藤):サビ前の“どうしてこんなにもあなたが恋しいのでしょうか?”っていうところですね。それと2番に「逢いたくて」っていう青葉ちゃんの台詞が出てくるので、そこもキュンときます。この曲はサビでいっきに明るくなるから歌い方も違うんですよ。


▲「ゆらゆらゆらり恋心」【Type-A】


▲「ゆらゆらゆらり恋心」【Type-B】


▲「ゆらゆらゆらり恋心」【Type-C】

──ノリのいいリズムと歌詞のギャップも特徴的です。

青葉:ダンスしていてもAメロ、Bメロは切なく、サビでは表情も明るくなるんですが、こういう曲ってFES☆TIVEにはなかったかも。

土光瑠璃子(以下土光):MV撮影のときも表情の作り方が難しかったですね。ライブで踊っていく内に掴めたらいいなと思っています。

南茉莉花(以下南):前回のシングル「大和撫子サンライズ」のMVは“アイドル”って感じだったんですけど、今回はメンバーが演技をしているシーンも出てきて女のコ同士で絡む感じが難しかったです。自分とはまた違う女のコの気持ちになって頑張りました。「OIDEMASE!!~極楽~」みたいにサビの振り付けが覚えやすいのでライブで盛り上がるんじゃないかなと思います。


▲青葉ひなり

──すでに公開されているMVにはキスシーンも出てきますが、ぜひ見所を教えてください。

青葉:FES☆TIVEで演技するのは初めてだったんですけど、テーマが女のコと女のコの恋で、制服姿で学校で撮影したんです。

白石:学校の中とか下校途中だったりとか。

近藤:女子校という設定だったので、わちゃわちゃはしゃいでる感じとか。

青葉:はしゃいでる中に女のコ同士の恋愛感情とか表情を表現しててね。

白石:サビも二人、二人でパートを分けて歌っていたりね。

青葉:今までのMVはダンスやリップシーンが中心だったんですが、初めてストーリー性のある内容に挑戦して緊張しました。


▲白石ぴあの

──恋している女のコの表情とか難しかったですか?

青葉:女のコを好きっていう設定だったからこそ難しかったですね。禁断の恋じゃないけど、秘密めいた恋みたいな。

白石:二人だけの秘密みたいな感じだったよね。誰にもバレないように。その中にも恋のかけひきもあったりして。

青葉:関係性がわかってもらえたら嬉しいなって。

近藤:ね。けっこうゴチャゴチャしている。

南:相関図作りたくなるような(笑)。

白石:何回もリピートしていくと「もしかしてこのコが好きだったんじゃないのかな」ってわかる内容になっていると思います。


▲真野彩里愛

──カップリングの「Landmark」は疾走感があってガラリと曲調が変わります。

真野:元気になれる曲かもしれないですね。サビの部分がすごく好きで“変えてみせるよ”っていう歌詞がいいんですよね。

青葉:私も歌詞が好きで自分に当てはまるところが多いんです。“ゴールなんて見えなくても 今日もまた僕は一歩飛び込んでく 未来へ”ていうところも確かに自分もゴールとか考えずにどんどんひたすら進んでいってるなと思って、レコーディング中も歌っていてちょっと泣きそうになりました。

近藤:六人になって自分たちに当てはまるような曲はまだ少なかったからね。

青葉:今も歌詞見てめっちゃ泣きそうになってきた。いちばんグッとくるのは“無駄じゃないだろ? ここまで来れたんだ”っていう歌詞ですね。


──確かにFES☆TIVEの道のりを歌った曲なのかなって思わされますよね。“旅”や“仲間”というワードも出てくるし、ライブで盛り上がっている光景が浮かぶ曲でもあります。

真野:サビが伸び伸び歌えるというか、レコーディングしていてストレス発散になる曲だなって思いました。カラオケで大きな声で歌ってもらえたらスカッとするんじゃないかなって。

青葉:歌詞に“それぞれの道から巡り合った仲間達と”って出てくるんですけど、(南)茉莉花がFES☆TIVEに入る前にバスガイドをやってたり、私の従姉妹の(土光)瑠璃子がほかのグループで活動していたり、バラバラな環境から出会ったのでメンバーに当てはまる箇所が多い曲だと思いました。

近藤:歌詞を見てそれぞれ当てはめたり思うことは違うけれど、六人にとって大事な曲だと思います。

白石:捉え方はそれぞれでも“Landmark”が私たちにとってのFES☆TIVEだから気持ちを乗せて歌えるなって。

◆インタビュー(2)へ
この記事をポスト

この記事の関連情報