コリィ・テイラー、イエスマンではないスリップノット新作のプロデューサーを称賛

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スリップノットは、“イエスマン”に囲まれる中アルバムを制作するつもりはないそうで、コリィ・テイラーは昨秋リリースした新曲「All Out Life」をプロデュースしたグレッグ・フィデルマンを、程よいところで爆弾を落としてくると称賛した。

◆スリップノット画像

フィデルマンは、スリップノットのサード『Vol. 3: (The Subliminal Verses)』(2004年)をミキシングし、前作、5枚目のスタジオ・アルバム『.5: The Gray Chapter』(2014年)をバンドと共同プロデュースした。

ディーン・デルレーのポッドキャスト『Let There Be Talk』にゲスト出演したテイラーは、『Vol. 3: (The Subliminal Verses)』のプロデューサー、リック・ルービンは「ナイス・ガイだ。本当にナイス・ガイだよ。でも、俺らとずっと一緒にいたのはフィデルマンだった。彼は朝の6時から翌朝の4時までいることもあった。俺らが必要なときは毎日だよ。『.5』でもそうだった。彼は、新曲“All Out Life”もプロデュースしたんだ。俺ら、すごくいい関係だ。彼は俺らを取り込む。挑発する。でも、同時に、俺らの邪魔をしてはいけないとき、俺らを放っておくときを知っている」と話した。

そして、スリップノットは、スタジオで“イエスマン”に囲まれるべきではないと考えていると続けた。「そのアイディアはクソだって言うのを恐れない人がいるのがベストだ。誰にも強いられたくないって考えるバンドは多いと思うよ。挑発されたくないって。だって、彼らは“何か言われたくない、俺には十分才能がある。俺のこと好きな人はいっぱいいる。自分のやってることはわかってる”って思うとこに到達してるわけだ。でも、それは違う。みんなが好きになってくれたアルバムは、他の人の助けがあってできたってことを忘れてる。コラボレーションの成果なんだ」

「俺はプロデューサーとの作業では、このコラボレーションの成果ってものが大好きだ。グレッグは、俺らを奮起させるため、小さな爆弾をどこで落とすべきか、ちゃんと把握している。俺らを激高させるときもあるが、そうだな、10回のうち9回は彼が正しい」

グレッグ・フィデルマンは過去に、メタリカのメンバーからも称賛されている。カーク・ハメットは『Hardwired... to Self-Destruct』(2016年)を制作中、「グレッグと一緒に仕事するのはホント楽しいよ。ちょっと親方的にもなりえるけど、彼はちゃんと人の話を聞く。人を怒らせることなく、服従させる方法を知っている」と話していた。

Ako Suzuki
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