トニー・アイオミ、『サボタージュ』制作時の悪夢を語る

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トニー・アイオミが、ブラック・サバスの6枚目のスタジオ・アルバム『Sabotage』(1975年)制作時に体験した、アルバムのタイトルともなった“妨害行為”について語った。

◆トニー・アイオミ画像

ブラック・サバスは当時、のちにオジーの妻となるシャロンの父、ドン・アーデンと新たに契約を結んだことで、元マネージメントから訴えられていた。

アイオミは「あれは悪夢だった」と、『Metal Hammer』誌のインタビューで当時を振り返った。「令状受け取って、朝、忌々しい裁判所へ行かなくてはならないことがよくあり、それからスタジオに戻って制作を続けてた。混乱する。頭が2つ必要だ」

法的文書を送達するため、弁護士がスタジオに押しかけていたとの噂に「ああ、その通りだよ。年中、来てた。あいつらがいつ来るか、わからないんだ。もし知ってたら、僕らは大急ぎで消えてたよ。そういう怒りは間違いなく、音楽に現れていると思う。あのアルバムには本当にヘヴィな曲がある」

彼らはこういった妨害行為にめげるどころか、結束を固めていったという。「僕らはいつだって、そこにあるもの何であれ闘ってきた。音楽がなかったら、僕ら、正気ではいられなかったかもしれない。実際には、これによってバンドとして結束したんじゃないかと思う。問題が発生したときはいつも、僕らは一緒になって闘った」

Ako Suzuki
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