元AC/DCの故ボン・スコットが1978年ツアー中に妹へ送った手紙の内容が明らかに

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元AC/DCのフロントマン、1980年に33歳で急逝したボン・スコットが、1978年ツアー中に妹へ送った手紙がオークションに出品された。

◆ボン・スコット画像

手紙は、アルバム『Powerage』をプロモートしAC/DCが全米ツアー中、8月終わりにピッツバーグで書かれたもので、飲んでばかりいることや借金、フィル・ラッドが神経衰弱気味であることなどについて伝えている。

「ダグの新しいバンドを観に行ったよ。本当にいい演奏だった。彼が君に教えたかどうか知らないけど、僕は数週間前、しばらくフィルの代わりができないか彼に電話してみた。フィルはちょっとノイローゼになっていて、多くの時間を精神科医と過ごさなくてはならなかったんだ。本当に悪かったが、ラッキーなことに、彼はバンドを動揺させることなく、素早く克服した。僕らは少しの間、彼に優しく接しなきゃならなかったけど、彼はもう大丈夫だ」

しばらく手紙や電話がなかったことを詫び、「常に移動中か、飲んでるか、酔っぱらってるかなんだ。今日は震えていて、上手く書けない。でも、何週間も手紙を書こうって思ってたから、今日はやるよ。ひどい赤字で、電話するのは止めなきゃならなかったんだ。今週の給料はすでに130ドルくらいになった。でも、2週間前は70ドルくらいバンドに借金してた。クレイジーだ。でもクレイジーでいるのが、僕にとっては唯一正気を保てる方法だ。僕の言う意味わかれば」

スコットはやや疲労気味で、「ひと月療養所に入りたいが、このツアーの後はすぐにヨーロッパ&UK・ツアーがあり、戻るのは年末になる。だから、君に次に会うのは、老人向けの病棟でかもしれない」とツアーの大変さを語ったが、「文句言ってるんじゃないよ。だって、いつだって楽しい時間はあるし、アルバムはいっぱい売れてるし、みんなをハッピーにしてる」とも綴った。

手書きのこのレターは1月31日、LAのNate D. Sanders Auctionsを通じ競売(オンライン)にかけられる。


Ako Suzuki
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