モータウン60周年、ミシェル・オバマ前大統領夫人が選ぶプレイリスト公開

モータウン・レコーズの設立60周年を祝して、現地時間2月12日、米ロサンゼルスでレコーディング・アカデミーによるスペシャル・イベント＜Motown 60: A GRAMMY Celebration＞が開催された。

このイベントには、スティーヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロス、ボーイズIIメンらモータウン・レコーズを代表するアーティストに加えて、ジョン・レジェンドやペンタトニックス、NE-YOらも出演した。豪華なステージの模様は、米CBSで4月21日に放送されるという。


また、2月10日に行われた第61回グラミー賞のオープニングでは、レディー・ガガやジェニファー・ロペス、ジェイダ・ピンケット＝スミスと並んでサプライズで登壇したミシェル・オバマ前大統領夫人がモータウンに言及。「（自身の出身地）シカゴのサウス・サイドで擦り切れるほど聴いたモータウンのレコードから、この10年私を力づけてくれた女性のための応援歌の数々まで、音楽は常に私の物語を伝える手助けをしてくれました。そして今日ここにいる皆さんも、カントリー好きであれ、ラップ好きであれ、ロック好きであれ、音楽が尊厳と悲しみ、そして希望や喜びを分かち合う手助けをしてくれているのは同じだと思います。音楽は他者の意見を聞き入れ、受け入れる機会を与えてくれます。音楽は歌声、音符、曲に詰まった物語それら全てに価値があります。そうでしょ、レディーズ？」とのスピーチに、会場は大きな歓声に包まれた。



なお、Apple MusicやSpotify、YouTubeでは現在、モータウンに影響を受けたと公言するミシェル夫人の選曲によるプレイリスト「Becoming Motown」が公開中だ。このプレイリストでは2018年に出版された回顧録『BECOMING』と同様、自身の人生を反映してセレクトされたという名曲の数々を聴くことができる。


このほか各種ストリーミング・サービスではバレンタイン・デーに合わせて、モータウンのラブソングを集めたプレイリスト「Motown For Lovers」も公開されている。