【インタビュー】READY TO KISS、懐かしい気持ちをどこか思い出させてくれる2019年第一弾シングル「伊達だって」

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2015年のメジャーデビュー以来、海外遠征を含む精力的なライブ活動を続けているREADY TO KISS。2018年は「成増になります」「タイに行きタイ」と、インパクトあるタイトルのシングルを連発し、リリース面でも大きな話題となった。そんな彼女達が、2019年第一弾となるシングル「伊達だって」をリリース。ロケ地の募集から始まったという今作。この曲にかける彼女達の覚悟(!?)と意気込みをお届けします!

■メンバーと「今回もそっち系かもね」って話はしていたんです
■「伊達だって」って聞いた時は「あ、また来たか」と思った(笑)


――今日はREADY TO KISSの6thシングル「伊達だって」についてお話を伺っていきたいのですが、現時点ではまだ音源が完成していない状況です(※取材は1月)。こんな感じになりそう!という予想も含めて、ぜひ色んなお話を聞かせてください。

全員:よろしくお願いします!

――「成増になります」、「タイに行きタイ」に続く新曲が「伊達だって」。年始に配信されたLINE LIVEの番組「続・レディキス×パークへようこそ!」で新曲のタイトルが発表された時はみなさんかなり動揺されていましたが(笑)、その後どうですか?

上原歩子(以下、上原):レコーディングが終わってやっと、ちょっと受け入れられるようになってきました。でもまだ動揺してるよね(笑)。

佐々木美帆(以下、佐々木):(笑)。


▲『伊達だって』■通常盤

――今回の曲は、まずMVのロケ地を決めるところから始まったそうですね。

上原:そうなんです。「続・レディキス×パークへようこそ!」の中の企画として、次の曲のMVはどこで撮影をして欲しいかっていうロケ地の募集をしたんです。すごい数の応募があったので、生放送の番組中にメンバーそれぞれが1ヶ所請け負う形で抽選し、バトルしながら勝ち上がっていくっていうのをやったんですね。その結果、宮城県というのがまず決まって。

春川桃菜(以下、春川):応募って何通ぐらいあったんだろう?

天羽希純(以下、天羽):すごい数だった。

清川麗奈(以下、清川):たくさんあったね。

牧野広実(以下、牧野):候補地が書かれた紙が、抽選のボックスから溢れるくらいあったもんね。

上原:前回のMVがタイだったんですけど、今回は国内だったらどこでも大丈夫みたいな感じだったから、何県何市でって、結構具体的に書いてくださっている方もたくさんいました。ここはこういう思い出の地でとか、自分が生まれ育った地元でぜひ撮ってくださいとか、細かく理由も書いてくれてたりして。

千葉咲乃(以下、千葉):(笑顔でうなづく)。

上原:例えば大阪とか分かりやすいところだとまた違うと思うんですけど、宮城って、行ったことないメンバーもいるし、聞いたことのない町の名前もたくさん挙がってたりしていて、最初は「これ、どうなるんだろう!?」って想像もつかない状況だったんですよね。


▲『伊達だって』千葉咲乃 ver.

春川:スタッフさんも、「ここにはこういうものがあるらしい」とか「これが有名らしいよ」とか、ひとつひとつ調べながらで。

上原:有名なものとかね。

春川:実際タイトルが発表される時も、私は全然想像がつかなくて。「何がある?何だっけ??」みたいな感じでした。

――そんな中でも、上原さんは結構早い段階で「伊達」っていうキーワードを口にしていましたよね(笑)。

上原:ここまでダジャレのタイトルが続いてるから、メンバーと「今回もそっち系かもね」って話はしていたんですよ。地元の方からしてみれば「それだけじゃないよ」ってことだと思うんですけど、私はあまり詳しくなかったから伊達政宗しか思いつかなくて、思わず口にしたんですけどね。

佐々木:「伊達だって」って聞いた時は、「あ、また来たか」と思った(笑)。でも歌詞を見たら、あまり具体的に宮城のことは書かれていなくて。宮城といったら“ずんだ”とか有名じゃないですか。そういうのが入っているのかなと思ったけど、そうじゃないんだな、違うのかって思いました。

上原:前回の「タイに行きタイ」は、結構タイの有名なものが入ってたからね。トゥクトゥクとか、辛い料理とか。


▲『伊達だって』上原歩子 ver.

――千葉さんはどう思ってました?

千葉:私も、ちょっと予想はしてました。ダジャレになるだろうなって。だから覚悟はしてたし…。

上原:覚悟! 確かに覚悟はいるよね(笑)。

千葉:運営さんとも付き合い長いからだいたい性格もわかるので、きっと同じ感じで来るだろうなって。

――先を読んでたんですね(笑)。

千葉:はい(笑)。でも曲は本当にいいものになると思うので、期待していて欲しいです。

天羽:私も「今回もギャグ系か」と思って最初は驚きましたけど、「伊達だって」に決まったからには、気合と根性で、他のアイドルさん達よりも目立ってやるぞって思っています。

牧野:私もダジャレだろうなとは思っていたけど、「成増になります」も「タイに行きタイ」も地名だったから、今回も地名で来るかなと思っていたんですよ。でもLINE LIVEの時に歩子ちゃんが「伊達政宗も伊達じゃないみたいな感じになったらどうしよう」みたいなことを言っていて、その後に発表されたタイトルが「伊達だって」だったじゃないですか。シンプルなダジャレだったから、正直「マジかよ(笑)!」って・・・。曲のタイトルコールをする時、みんな意味を理解してくれるかな(笑)。

千葉:(笑)。

牧野:私も歴史は詳しくないから、「伊達だって」がどこの県のことなのかわかってくれるかなあって思ったりもしていたけど、よくよく考えてみたら、こんなタイトルの曲はなかなかないですよね。ちょっとダサいなって思う人もいるかもしれないけど(笑)、絶対色んなところで目に留まると思うし、レディキスらしさを全面に出して頑張っていきたいなって思える曲になりました。


▲『伊達だって』清川麗奈 ver.

――清川さんは?

清川:みんなは覚悟してたみたいだけど、麗奈は覚悟してなかったので、タイトルを聞いた時は正直腰が抜けました(笑)。

全員:(爆笑)。

上原:そんなに衝撃だったんだ(笑)。

――でも歌詞を読んでいくと、かなり切なくてキュンとしちゃう内容になっていますよね。このギャップがまた素敵だなと思いました。

上原:そうなんですよ。「故郷(ふるさと)の空」とか「夢語った河川敷」とか、懐かしい気持ちにもなれる歌詞じゃないかなと思います。大人の方が聴いても、学生時代とか地元のことを思い出しながら聴けるんじゃないかなと思うし、これからの卒業式シーズンにもぴったりな1曲になってるんじゃないかな。

――みなさん、卒業シーズンならではのキュンとするエピソードなんかはありますか?

春川:ないなぁ(笑)。

上原:歌には気持ちを込めたいって思ってるけど、実際何かあるかって言われると(笑)。

天羽:キュンキュンする話ではないんですけど、中学の時、あと3日くらいで卒業だからと思ってちょっとだけ髪を染めたんですよ。

春川:えー!

上原:きすみん、どうした!?

天羽:ほんのちょっとだよ、友達と一緒に、バレない程度に。私本当にそういうキャラじゃなくて、俗にいう陰キャラみたいな感じの目立たない生徒だったから、学校行ったらみんなびっくりしてたし、結局先生にすごく怒られたんです。でも同じクラスのヤンキーっていうか(笑)、今まで喋ったこともなかったような人から「お前にそんな度胸があるとは思わなかった」「見直した」みたいな感じで言われて。


▲『伊達だって』天羽希純 ver.

牧野:へー!嬉しかった?

天羽:ちょっと認められたみたいな気がして、嬉しかった(笑)。

上原:「調子乗ってんな」とかじゃなくてよかったね(笑)。

春川:確かに、確かに(笑)。

――意外な一面が垣間見れましたね(笑)。じゃあ、グループとしてこの季節のエピソードは何かあります?

上原:例えば高校生だったファンの方から「大学に入りました!」とか言われると、そっか、この前まで制服で来てたのになあって思ったりすることはありますね。長く活動していると、その分ファンの方ともそれだけの時間を共にしてるんだよなって。あと、春に限ったことではないけど「結婚しました!」とか聞くこともあるしね。

春川:うんうん。

上原:卒業とかの思い出、美帆ちゃん何かありそうじゃない?

佐々木:なんだろうな?私は去年まで大学に通ってたんですけど、その卒業式でファンの人に会いました。お互い全然知らなかったんだけど、同じ大学だったっていう(笑)。びっくりでした。

牧野:すごーい!

上原:卒業式の日まで知らなかったんだ!

佐々木:そうそう。大学、広いから顔合わせることもなかったんです。

――世間は広いようで狭いんですね。

佐々木:本当に。こんなことってあるんだなーって思いました。

――今年の卒業シーズンは、レディキスの「伊達だって」をたくさん聴いて、何かいい思い出を作ってもらいたいですね。

清川:聴いてほしい!

牧野:たくさん聴いてもらいたいです。

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