【イベントレポート】Aqours 3rdライブツアーの初出しライブ映像上映会がテンションMAXで開催＠ユニカビジョン

「ラブライブ！サンシャイン!!」に登場するスクールアイドルグループ・Aqoursの声を演じるキャストたちによる、同名グループのライブ映像を上映する特別企画＜「ラブライブ！サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour ～WONDERFUL STORIES～」スペシャル上映会＞が2019年2月24日（日）、新宿のユニカビジョンにて行われ、寒空の下に大勢のファンが集まり大盛り上がりとなった。

このイベントは、「ラブライブ！サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour ～WONDERFUL STORIES～」の映像作品が3月6日（水）にBlu-ray＆DVDでリリースされるのに先駆けて、厳選した12曲のライブ映像を一日限りで初公開上映するというもの。16時と18時の2回、約60分間の上映が実施された。


2018年6月から開催されたツアーでは、バックスクリーンに映し出されるアニメさながらのパフォーマンスで、会場に詰めかけた超満員のファンを魅了したAqours。そのライブの映像を初公開、しかも巨大なビジョンで体感できるとあって、映像鑑賞の会場となる西武新宿駅前ペペ広場には、イベント開始前から大勢のファンが大集結。ちょうど1年ほど前の2018年3月にも、Aqours 2ndツアーのスペシャル上映会が行われ、その際にも数百人の観客が集まったが、今回もイベント開始前からかなりの賑わいとなった。


スペシャル上映会では、連動スマホアプリ「VISIONα」をあらかじめDLしておくことで、高音質が楽しめるのも特長。上映中にアプリを起動したスマホを画面にかざすだけで、スマホに接続したヘッドフォンやイヤフォンから、映像にシンクロした高音質サウンドを聴くことができるのだ。もちろん、ヘッドフォンやイヤフォンを使わずに、直接ビジョンからダイナミックな音声を聴きながら映像を満喫することができる。また、イベント中に同じく、アプリ「VISION α」をダウンロードしたスマホをビジョンにかざすことで応募することができる、プレゼント企画も実施された。「Aqours 直筆サイン色紙」が5名に、「Amazonギフト券 1,000円分」が20名に当たるとあって、多くの参加者が応募していた。


16時になると、ユニカビジョンにペペ広場の様子が映し出され、すぐに映像はライブ会場のメットライフドームへと移り変わる。オープニング曲はTVアニメ2期OP主題歌「未来の僕らは知ってるよ」。鮮やかなブルーの衣装でステージに登場した、伊波杏樹(高海千歌役)、逢田梨香子(桜内梨子役)、諏訪ななか(松浦果南役)、小宮有紗(黒澤ダイヤ役)、斉藤朱夏(渡辺曜役)、小林愛香(津島善子役)、高槻かなこ(国木田花丸役)、鈴木愛奈(小原鞠莉役)、降幡愛(黒澤ルビィ役)の9人にペペ広場からも声援が集まった。


色とりどりのペンライトが会場を埋め尽くす中、「“MY LIST”to you!」から、ステージ前方に炎が上がる中で歌われた「MY舞☆TONIGHT」では、和のテイストを感じさせるサウンドに乗せて、9人はセンターステージで歌い上げる。アニメ映像がリンクする「君のこころは輝いてるかい？」など、曲ごとの演出も楽しい。そして、ホワイトとピンクのキュートな衣装にチェンジしての「MIRACLE WAVE」では、伊波杏樹がバク転を披露するシーンも。会場はもちろんペペ広場からも「うぉぉぉ～！」と歓声が爆発していた。


途中、田野アサミ（鹿角聖良役）と佐藤日向（鹿角理亞役）によるユニット・Saint Snowがセンターステージに登場。イントロと共にAqoursの9人がステージに走りこんで加わり、コラボ・ユニットSaint Aqours Snowとして「Awaken the power」が披露された。ぺぺ広場からも、サビに合わせてユニカビジョンめがけてペンライトがメンバーに向けて捧げられた。一糸乱れぬ華麗なダンスで魅せた「WATER BLUE NEW WORLD」から、ライブ本編最後のナンバーとなった「青空Jumping Heart」まで、ぺぺ広場に集まった観客は釘付けに。メンバーはTシャツ姿でのアンコールへ。トロッコに乗って会場内を移動しながら歌う「Landing action Yeah!!」では、推しメンがビジョンにアップになるごとに、会場のあちこちから歓声が上がっていた。「今日はみなさん、ありがとうございましたー！」と、ライブは佳境に差し掛かり、「勇気はどこに？君の胸に！」から、ラストは「WONDERFUL STORIES」で、一回目の上映会はエンディングとなった。


18時からの回には、さらに観客が増え、鑑賞エリアの柵を後方移動して収容人数を拡大。昨年の上映会同様、1,000人前後の観客が集まっているようだ。夜になりかなり冷え込みも厳しいが、熱心なファンは16:00の回に続いて、すぐに会場の列に並び、より映像を近くで見ることができる場所を確保して、スタンバイしていた。上映会スタート時にユニカビジョンにぺぺ広場の様子が映し出されると、一斉にペンライトを振る観客たち。ペンライトの灯りも目立つようになり、オープニングの「未来の僕らは知ってるよ」から、ぺぺ広場は先ほど以上の盛り上がりだ。駅を行き来する人々も、「これ、なんの集まりですか？」と聞いてくるほどだった。また、新宿には外国人観光客も多い。激しく疾走するサウンドによるパフォーマンスの「Awaken the power」では、立ち止まってユニカビジョンとペンライトを振って声援を送る観客を、興味深そうに交互に眺めながら、スマホで動画撮影している人も見受けられた。


ぺぺ広場では、メットライフドーム同様に、後半につれ観客のテンションもうなぎ上りになり、寒さを吹き飛ばすほどの熱気になってきた。エンディングで客席に金テープが舞い落ちると、映像を見ている観客からも歓声が上がり、会場と一体になって、スペシャル上映会は終了。ユニカビジョンのメンバーたちに向けて、大きな拍手が贈られた。


上映会終了直後、Aqoursファン同士、ネット上で仲良くなったという男性2人に、スペシャル上映会の感想を訊いてみた。「いやあ～素敵な歌声と容姿を見て、幸せになりましたね！」「僕たち、3rdライブ会場にもいたので、そのときを思い出して涙腺崩壊しちゃいそうになりました！」と感激しきり。Aqoursの魅力を尋ねてみると、「声優としてだけじゃなく、女優としても活躍している小宮有紗さんの高い演技力や、諏訪ななかさんの歌声が素敵で、僕はそこに惹かれました」。推しは、逢田梨香子と斉藤朱夏、アニメーションのメンバーの中での推しは渡辺曜だそうだが、「会場に行くと声優さんを見て、みんな可愛いな～と思うし、最終的には箱推しです」と、Aqoursというグループ自体が大好きな様子。もう一方の男性に訊いてみると、「Aqoursが頑張ってるから、自分もがんばれるというか。僕は今年、高校受験だったんですけど、Aqoursの曲にすごく勇気づけてもらったから、感謝したいし、これからもうずっと応援したいです」と、彼女たちの活躍に力をもらっていることを語ってくれた。今後は、5thライブを楽しみにしているという彼ら。この日は、16時の回、18時の回、両方とも目一杯楽しんだようで、充実した表情で会場を後にしていた。

ユニカビジョンでは、今後も様々な上映会が開催される予定となっている。上映予定のアーティストや上映日時などをユニカビジョンの Web サイトで確認のうえ、気になる上映会があったらぜひ参加してみてほしい。