【インタビュー】「I'm a Pop」で溢れ漏れた、ちゃんみなの天才っぷり

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■ 私たちが思ってる「普通」って意外と少数派

──才能あるゆえに「私のやってることは誰もわからない。周りはバカばっかり」っていう気持ちにはなりませんか?

ちゃんみな:ならないですね。どっちかというと「私がやりたいこと、みんなわかるよね?」って思っています。みんながやってこなかったものをやってる感覚です。

──時代が追いついて後からやっと評価されるパターンだったらどうします? ピカソの絵のように。

ちゃんみな:いや、私は自分のことそこまで天才だと思っていないです。なんだろう…「人間界代表になりたい」と思ってます。わかります?

──わからない(笑)。

ちゃんみな:私が曲でテーマにしてるのは、この現代社会のことだったりするんです。インスタの話とか、ネットのことだったり。だからどっちかというと「歌詞に共感する」って言われることがあるし、そこまでズレていないんだろうなと思います。

──なるほど、それはそうですね。

ちゃんみな:普通にポップソングとかもめっちゃ聴きますし、みんなが好きなものも普通に好きですよ。だけど、それが私生活になると、ちょっと変だよねっていうところに行く。

──変って言われる?

ちゃんみな:いや、自分で思います。でもそういう変な人達のほうが意外と大人数だったりするじゃないですか。私たちが思ってる普通って意外と少数派だったりすると思っているんです。この考えが間違ってたら自信なくすんですけど(笑)、割と私の周りは同じ感覚を持っているなと思います。「普通じゃない」って言ってはいるけど、意外とこれが普通なんだろうなって。

──グラミー賞でもキーワードになっていた多様性ですね。「一般」とか「普通」という前提が壊れ、多様性を持っていることが普通になった。

ちゃんみな:そう思います。

──だからこそ、自分が作った音楽のカッコよさや面白さを誰もわからなかったらどうしようという不安は?

ちゃんみな:そこは考えたことなかったです。

──だって好きに作っているでしょ?

ちゃんみな:そうですね。でもそういうことないです。「ここ気づいて欲しい」と思ってたところって割と気づかれたり、こだわったところに「こだわったでしょ?」って言われたりする。スタッフに反対されて、詳しく説明したら「ああ、そういうことね」って言われたことはあったけど、「それは違うんじゃない?」って言われたことはないかもしれない。私がモンスターなだけなのかな(笑)。

──表現者としてのスキルは上がっていますか?

ちゃんみな:そうですね。落ち込んだ時が上がる時なんだろうなって思っているので、まぁ上がってるんだろうなとは思います。

──ここまで行ったら合格みたいなラインは?

ちゃんみな:ないですね。これって一生つきまとうんだろうなとは思います。満足は一生しないと思うんですけど、いつかどこかで他の意味での満足を見つけるときが来るのかなとは思います。「これだけやったから、次はプロデュース業に回ろう」とか「次は音楽を作るだけにしよう」とか。歌うっていうことは有限だと思ってるので、そこは全力でやりつつ、若いうちが一番成長する時期だと思うので、今がんばって後でラクしようって思ってます。ふふふ。

──シンガーとしては、山登りで言えば何合目くらいまで来ているんだろう。

ちゃんみな:今は2合目とかですかね。

──え?まだそこ? やっぱ天才じゃん。

ちゃんみな:ははは(笑)。1とか2ですね。もっと伸び代あると思ってますし、そこをやるのも本当に自分次第なんだろうなって思います。

──歌でもラップでも自己評価として「あ、やっぱダメ」ってやり直すことってあるんですか?

ちゃんみな:メチャメチャあります。すぐにうまくいくことってないですね。レコーディングの時は基本的に何回もやり直します。「ニュアンスが…」「感情が…」っていう面が多い。

▲1st CDシングル「I’m a Pop」通常盤

──ちゃんみなを天才と評価するポイントは、何よりそのリズム感なんですが、そこはどんなことがあろうとぶれないでしょう? きちんとスイートスポットに落ちる。

ちゃんみな:その正解に入ることって、もはや当たり前じゃないですか。そこから敢えて不正解のところに落とすとか、感情によってズラす。たとえば「まだ君を離したくない」っていう歌詞だったら、全ての言葉を均等に発声するより、感情を込めるために強弱をつけたり間を作ることのほうが私がこだわってる点です。でも言いたいことはめっちゃわかります。絶対に外さないところってありますよね。

──で、当たり前のことを当たり前にキメてくれている作品って、実はそれほど多くないというお話です。

ちゃんみな:あぁ、確かにそうかもしれないですね。

──ちゃんみなの音楽を初めて聴いたとき「この子は大丈夫」と思えた。

ちゃんみな:あはは(笑)。

──今、自分に一番刺激を与えてくれるものはなんですか?

ちゃんみな:仲間だったり友達ですね。今はそういうところにいます。でもこれから先、何が私に刺激を与えてくれるのかはわからないですけどね。1年前とかは、周りと言ってもライバルみたいな存在が私に刺激を与えてくれたんですけど、今は周りの愛情みたいなものに刺激をもらっています。

──これからも活動を楽しみにしています。ありがとうございました。

取材・文:BARKS編集長 烏丸哲也
撮影:大橋祐希

  ◆  ◆  ◆

■1st CDシングル「I’m a Pop」

2019年2月27日(水)発売
・初回限定盤:WPZL-31601~2 / 2,300円+税
・通常盤:WPCL-13034 / 1,300円+税

初回限定盤(CD+DVD)
WPZL-31601~2
<CD>
M1. I’m a Pop
M2. Never
M3. Sober
M4. Doctor (English Version)

<DVD>
M1. GREEN LIGHT
M2. BEST BOY FRIEND
M3. TO HATERS
M4. Princess
M5. FRIEND ZONE
M6. MY NAME
M7. ダイキライ
M8. LADY

通常盤(CD)
WPCL-13034
<CD>
M1. I’m a Pop
M2. Never
M3. Sober
M4. Doctor (English Version)

■封入特典内容
シリアルコード付『特典引換券』
(1)ちゃんみなLIVE会場引き換え特典: ちゃんみな オリジナル・バッジ
『特典引換券』を、対象LIVE会場にお持ちいただいた方に先着で”ちゃんみな オリジナル・バッジ”をプレゼント
<特典引換対象LIVE>
・2019/3/17(日) 大阪・Zepp Namba (OPEN 17:00 / START 18:00)
・2019/3/29(金) 東京・Zepp Tokyo (OPEN 18:00 / START 19:00)
※特典は、対象公演のチケットをお持ちの方のみとさせていただきます。
※特典には限りがございます。なくなり次第終了とさせていただきますので、予めご了承ください。

(2)応募抽選特典: 「I'm a Pop」 スペシャル・フォトブックレット (100名様)
シリアルコードを使用してキャンペーンサイトよりご応募いただいた方の中から抽選で100名様に、ここでしか手に入らない”「I'm a Pop」 スペシャル・フォトブックレット”をプレゼント。
・応募期間:2019年2月26日(火)10:00~2019年4月14日(日)23:59
※ご応募には「シリアルコード」が必要となります
※ご応募にかかるインターネット接続料および通信費はお客様のご負担となります。予めご了承ください。
※一部の携帯電話やスマートフォン、その他お客様のご利用環境によっては、ご応募できない場合がございます。ご応募出来ない場合はパソコンなど、他の環境からご応募頂きますようお願いいたします。
※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。(賞品の発送は、2019年5月を予定しております)
※詳しくはCDに封入されている"シリアルコード付『特典引換券』"をご覧ください。
※初回限定盤、通常盤どちらも初回プレス分のみ封入となります。
※初回プレス分には外貼りステッカーが貼付されております。

■<ちゃんみな “THE PRINCESS PROJECT 3”>

2019年3月17(日) 大阪Zepp Namba 開場17:00 開演18:00
2019年3月29(金) 東京Zepp Tokyo 開場18:00 開演19:00
全⾃由 ¥4,800- U-18チケット ¥4,300-(当⽇公的⾝分証確認)
チケット購入: https://chanmina.lnk.to/ZeppTourPu

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