グランド・メイガス、リフに次ぐリフ／雄々しいヴォーカル／壮大なる世界観

元スピリチュアル・ベガーズのシンガー、JBことヤンネ・クリストファーソン擁するパワー・トリオ、グランド・メイガスによる9枚目のスタジオ・アルバム『ウルフ・ゴッド』が4月19日に発売される。

グランド・メイガスのスタイルはデビュー以来一貫しており、すべての曲がワンテイクで録音されたというこの最新作『ウルフ・ゴッド』でもその根幹にブレはない。ブラック・サバスやユーライア・ヒープ、ディープ・パープルといった1970年代のクラシック・ロックからの影響をベースに、マノウォーを彷彿とさせるエピックなストロングスタイルのヘヴィメタルが彼らの持ち味で、リフに次ぐリフ／雄々しいヴォーカル／壮大なる世界観など、すでに完成の域に達しているグランド・メイガス・ワールドが本作でも遺憾なく発揮されている。


グランド・メイガスは、ヤンネ・クリストファーソン（G、Vo）を中心にスウェーデンで結成されたスマックを母体として、1999年にグランド・メイガスへと改名された。2001年に、マイケル・アモット率いるスピリチュアル・ベガーズとのスプリット7"EPをリリースした後に、リー・ドリアンのライズ・アバヴ・レコーズと契約し2001年の1stアルバム以降、計3枚のアルバムを発表した。その傍らで、ヤンネは2002年にヴォーカリストとしてスピリチュアル・ベガーズに加入し、約8年にわたってフロントマンを務めている。この活動を通じてバンドの評価も高まり、ロードランナー・レコーズから2010年に5th『Hammer of the North』を発表し、その後ニュークリア・ブラスト・レコーズへと移籍してからも、ハイクオリティなヘヴィメタル作品を量産している。

写真：Jens Ryden




◆グランド・メイガス・レーベルサイト