WIN=W1N、2019年1月活動開始

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2019年2月28日、六本木morph tokyoは女の子たちで溢れていた。そこでは、1月に活動をスタートした6人組メンズボーカル&ダンスユニットWIN=W1Nの<DEBUT PREMIUM SHOWCASE>が開催されていた。活動から1ヶ月ほどで、150名の集客をした彼ら。MCにもあったが彼らは、WIN=W1Nが初めての芸能での活動ではない。だからこそ、WIN=W1Nにかける思いが強いことが伝わる。

メンズダンス&ボーカルユニットが増えてきた今。グループにとって、何が強みなのか、何を伝えていくのか、どんな思いで活動するのかが問われる時代だ。

メンバーは、メインボーカルの三本健介(KENSUKE)と高橋龍輝(RYUKI)。リードボーカルの白石泰智(TAICHI)と脇山礼(RAY)。ラップを担当する五十嵐大樹(TAIKI)と奥原修(S.H.U)の6名。MV撮影中に、骨折をしたS.H.Uもこの日は、一部のパフォーマンスに出演した。




Opening Movieから始まり、ラップ曲「Face 2 Face」へ。“Wake up”で始まる歌詞。まさに彼らが、再度目を覚まし、これまでの現実と自分自身に闘いを挑む決意のような曲。生きていると浴びせかけられる心ない言葉も、悔しさも、嫉妬も妬みというネガティブな感情さえも、昇華させ世に問うようだ。夢を見る人の多くが、どこかで行き詰まり、どこかで苦しみ、どこかで諦める。そんな時代に、突き刺さる。歌詞にはハングルが含まれるのも、この曲の魅力だ。

続く「Warning≠World」は、Aメロを、リードボーカルのTAICHIとRAYが歌い、ラップをTAIKI、S.H.Uそして、サビをKENSUKEとRYUKIが務める。2番Aメロの“ねぇ 教えてくれよ MAMA”の歌詞が印象的だ。口にしたくてもできない、助けを求める気持ち。

続く、アップテンポな「DAYBREAK」は、メッセージ性のある歌と一緒に身体を動かしたくなるメロディとキレのあるダンスで魅せてくれる。

MCでは、雨にもかかわらず多くの人が集まってくれたことに感謝を述べ自己紹介。S.H.Uは、完全な形での参加が叶わなかったことを詫びつつも、このステージに立つことができたことに感謝した。1月24日のライブは、6名で行ったが、次のライブで、KENSUKEがインフルエンザで休まざるを得なくなり、2月のMV撮影でS.H.Uが負傷したことで、6名でステージに立つのは、最初のライブ以来となる。




途中、プロデューサーのKEN.を迎え、ここでしか話せないことが炸裂する。WIN=W1Nの結成は、2018年にKENSUKEから、KEN.にダンス&ボーカルユニットをやりたいと言ったことから始まり、RYUKIに声かけ、そこから知り合いを紹介しあったり、SNS上のタイムラインでRAYで見つけ声をかえたりして、集まったメンバー。過去に経験したことを、武器に変え、しかしおごることなく、新しい場所でのスタートを決めた6名だ。楽曲や歌詞はKENSUKEが、ラップ詞はTAIKIとS.H.U、振り付けはRAYとTAIKIが担当するDIY型グループと紹介。






後半は、TAIKIソロの「Negotiation」からスタート。ラップ曲でありながら、サビでは高音で歌うTAIKIの声がライブハウスを染めていく。新曲「Rock That Beat」は、全員に戻り、まさに未来しか見ないと宣言をするような熱いメロディと言葉が詰まった1曲。会場は、『ユリシス』という蝶をモチーフしたWIN=W1Nのロゴ色である青いペンライトが振られる。Only Oneでありながら、Best Oneになることを誓う曲だ。ラストは、「We Walk On」。実力社会を知っている彼ららしい。動いた者が、力ある者が勝ち上がることを歌う。

最後に「DAYBREAK」のMVを初公開。黒い仮面で始まり、白い仮面で終わるMVはきっとphase1。次を予想させる。


ステージを去り、アンコールの声があがる。Tシャツに着替え自撮り棒を持った彼らを迎えたのは、タオルを持ったファンたち。ファンから彼らへのタオルのプレゼントだ。最後にもう一曲ということで、「We Walk On」を6名で。TAIKIのボイパで掛け合いの練習をして、会場は完全に一つになる。改めて聴くと、夢なんて簡単な言葉で語れない覚悟が伝わる。

そして、会場のファンと一緒に記念写真。そして、最後に一言ずつ。





TAICHIは、この6人はゼロからのスタートではなく1からのスタートです。個人的には、埼玉スーパーアリーナを目指していきたいと。
TAIKIは、昨年9月に亡くなったおばあちゃんが応援してくれていたこと。今日見てほしかったけれど、きっと天国から見てくれていると語る。「おばあちゃん大好き!」と叫ぶ。
RAYは、感謝を述べた瞬間に涙になり、涙声で時間をかけて、何回も諦めようとしたけれど、WIN=W1Nになれて良かった、と。
S.H.Uは、過去に夢を諦めたとき音楽も聴かない、友人にも合わない日々が続いたと告白。その中で、WIN=W1Nに出会うことができたことに感謝。そして、怪我を治し完全な形で参加できる日を約束した。
RYUKIは、ステージに立つ仕事はもうやらないと思っていた。でも、WIN=W1Nに出会えて、今ここにいる。新たなスタートラインに立てたことに感謝している。
KENSUKEは、ひとりひとり本当に花があって本当に良いメンバー。メンバーの協力があって、ステージに立てている。たくさんの方に協力と、何よりここにきてくれたファンの方のおかげであること。そして、運命を信じている。いろんな傷を負ってきたけれど、そろそろ報われてもいいかなと思っている。同じような意思をもった6人で進んでいく。ライブハウス、ホール、ドームへと進んでいき、多くの人に出会いたい、と伝えた。この道が合っていたことを将来、証明したい、と語った。





そして、最後に4月19日にファンミーティングが開催されることを発表。活動開始から、約1ヶ月で開催された、<DEBUT PREMIUM SHOWCASE>。6名での活動ができないという時間のなかで、彼らが得たものはこれまで以上に大きいだろう。この日のことを忘れず、彼らが登っていく未来を楽しみにしたい。


寄稿:伊藤緑 http://www.midoriito.jp/

<DEBUT PREMIUM SHOWCASE>
1.Face 2 Face
2.Warning≠World
3.DAYBREAK
4.Negotiation
5Rock That Beat
6.We Walk On
Ec.We Walk On


1st Mini Album「-」
2019年2月28日発売
¥2,000(税込)
ライブ会場とBASEにて販売中

<ファンミーティング>
2019年4月19日(金)
@Zirco Tokyo

<WIN=W1Nライブ>
3月5日 I Gotcha!!! @池袋ミスマッチ
3月12日 Vannex vol.3 @渋谷VUENOS
3月19日 FIRE vol.4 @池袋LIVE INN ROSA
3月21日 Music Lien @渋谷VUENOS
3月22日 都内
3月28日 都内
3月31日 BOYZ CRUSH @大阪・心斎橋VARON
4月2日 TOKYO TRAX @渋谷duo MUSIC EXCHANGE
4月3日 都内
4月16日 都内

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