【ツーマン前哨戦 対談】圭[BAROQUE] × 都啓一[Rayflower]、「何も宿っていない音楽には意味がない」

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■今はバンド同士が一緒になって
■何かすることがすごく大事やと思う

──都さんは曲作りの時、キーワードを設定されますか?

都:僕も圭くんと一緒で、何かテーマがないと作れないですね。テーマを見つけられたら大丈夫なんですけど、そこまでがもう大変。テレビを観てて閃くこともあるし、人と話して刺激をもらうこともあるし、ミニアルバム『ENDLESS JOURNEY』のテーマもタイトルもファンレターからヒントを得て書いたものなんですよ。もちろん、“こういうリフ、カッコいいな”と作ったものが楽曲制作の入り口になることもあるし、“ハネたリズム”とか“エイトビートでゴリゴリ”というアプローチからスタートする曲もあるけど、実はそれはさほど重要じゃない。それよりも“このテーマについて書こう”と始めたほうが中身のあるものができるんですよね。

圭:音楽をやればやるほど、音楽じゃないことのほうが重要になるなぁと思ってるんですよ。さっきの演奏の話もそうですけど、何も宿っていない音楽には意味がないというか。

都:「どんな曲でもいいから書いて」と言われたら、いくらでも作れるんです。ただし、「本当にいいの? 俺も満足しないものになるけどね」って。外側だけ形作ることに意味を感じないんですよね、そこに中身がなければ。

圭:不思議ですね。ふとした音色からテーマが浮かぶこともありますし。その音色から“この感情っぽい”とか“この風景っぽい”ということに導かれて。

都:そういうのってどこに落ちてるか分からないから、いつでも自分で探しに行きますね。

▲都啓一 [Rayflower] / <extreme the music -session4->2019年2月24日@マイナビBLITZ赤坂

──では最後に、3月27日に向けた意気込みをお聞きしたいのですが、2バンドによるセッションもあるんでしょうか?

都:僕、呼ばれたらステージに出ますよ(笑)。ショルキー持って、BAROQUEのステージに飛び入りとか全然やります。言ってもらえればいくらでも。

圭:お! マジですか? そのお言葉を聞けたので、ちょっとわがままを言わせていただいて……(笑)。

──先ごろ公開した怜さんと田澤さん対談では、「セッションとかの予定は、この後の対談(※都啓一 × 圭)のときに、「何か仕込んでるんですか?」ってBARKSさんから聞いていただいて」という発言もありましたが。

圭:ははは。Rayflowerさんとのツーマンを喜んでいるファンがいっぱいいるので、何かできれば嬉しいですね。BAROQUEのファンの人にもRayflowerさんを観てもらいたいし、Rayflowerさんのファンの人にもBAROQUEも観てもらいたい。楽しみですね。

都:それはウチも。本当に誘われて嬉しいですよ。しかも第一回目でしょ? なんだったら第二回目もぜひ(笑)!

▲都啓一 [Rayflower] / <extreme the music -session4->2019年2月24日@マイナビBLITZ赤坂

──最後に、本日の対談のご感想をお願いします。

都:話してみて、圭くんはミュージシャンでアーティストだということを改めて感じましたね。今回のツーマンでまた僕らも新しい刺激をもらえるはず。今の時代って1990年代とは違うじゃないですか。当時はワンマンが主流で、そこで自分たちの世界観を作っていくことに重きが置かれていたと思うんですよ。だから、バンドの横の繫がりってあまりなかった。でも、今はバンド同士が一緒になって何かすることがすごく大事やと思う。今日、こうして対談させてもらったことをきっかけに、長く仲良くしていただいて、ご飯とかも一緒に行きたいなという気持ちです。素晴らしい話ができました。今日はありがとうございました。

圭:こちらこそ、ありがとうございました。都さんの優しさと強さは、前回のツーマンでお会いした時にもすごく感じたんですけど、今日じっくりとお話させていただく機会を得て、その理由がよく分かりました。僕らの大先輩なので、音はもちろん生き方も含めて得るものってメチャクチャ多いんです。対談やツーマンは本当に全部が全部勉強でしかない。そういう機会をいただけたことがありがたいです。だから、思いっきり突っ込んでいきたいですね(笑)。

都:ぜひセッションしたいので、話を進めてくださいね。今日この対談で言っちゃったし(笑)。

圭:本当ですか!? Sakuraさんとは一緒に演奏したことあるんですけど、やっぱり一緒に音を出すとすごくいろんなことが分かるので。それが一番、僕たちにとっても勉強になるし、刺激になるので、本当にありがたいことです。

取材・文◎大前多恵

■BAROQUE主催ツーマン<kiss the sky Ⅰ>

2019年3月27日(水) マイナビBLITZ赤坂
open18:15 / start19:00
出演:BAROQUE / Rayflower
▼チケット
1階S席:¥6,800 (税込・D代別)
1階A席:¥5,800 (税込・D代別)
2階指定席:¥9,800 ※GOODS付 (税込・D代別)
※S席=A列~L列、A席=N列~V列 ※演出の都合上、変更がある場合がございます
一般発売日 2019年3月2日(土)〜
イープラス https://eplus.jp/baroquexrayflower19/
ローソンチケット https://l-tike.com/search/?lcd=72573 / 0570-084-003(Lコード:72573)
チケットぴあ https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1907078 / 0570-02-9999(Pコード:144-091)
(問)NEXTROAD 03-5114-7444

■BAROQUEホールワンマン<VISIONS OF // PEP>

2019年4月30日 (火・祝) 東京・日本橋三井ホール
open17:30 / start18:00
▼チケット
前売S席:¥10,000 (tax in) 前方指定席、特典付
前売A席:¥6,500 (tax in)
※全席指定 ※S席/A席 共にドリンク代別
(問)NEXTROAD 03-5114-7444

■圭(BAROQUE)ソロワンマン<10th Anniversary live「beautiful emotional picture.」>

2019年3月30 (土) 東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
open17:00 / start17:30
出演:圭(BAROQUE)
▼Support Members
Bass:高松浩史(THE NOVEMBERS)
Drums:秋山タカヒコ(downy, THE MORTAL)
Keyboard&Manipulator:中村圭作
▼Special Guest
Ken (L'Arc-en-Ciel)
DURAN
怜 (BAROQUE)
▼チケット
1階S席(前方席):¥14,000 (tax in) 限定音源CD&特典付
1階A席(後方席):¥8,120 (tax in)
2階S席 (前方席):¥14,000 (tax in) 限定音源CD&特典付
2階A席(後方席):¥8,120 (tax in)
※全席指定 ※S席/A席 共にドリンク代別
※S席限定音源CD=『4 deus.』未収録曲
一般発売:3月9日(土)AM10:00〜各プレイガイドにて

■<Rayflower TOUR 2019 “Re:〜Endless Journey〜”>

※自身初の全公演異なるセットリストにてデビューからの全曲を網羅
5月20日(月) 東京・初台LIVE-BAR-The DOORS
open18:30 / start19:00 ※Official Fan Club“Shining GARDEN”会員限定公開ゲネプロ
5月21日(火) 埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
open18:30 / start19:00
5月23日(木) 愛知・名古屋E.L.L
open18:15 / start19:00
5月24日(金) 大阪・味園ユニバース
open18:15 / start19:00
5月28日(火) 東京・東京キネマ倶楽部
open18:00 / start19:00
5月29日(水) 東京・東京キネマ倶楽部
open18:00 / start19:00
▼チケット
前売5,500円(税込・ドリンク代別途必要)
※未就学児入場不可
一般発売:3月10日(日)AM10:00〜各プレイガイドにて

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