【インタビュー】加藤和樹、ニューSG「Answer」発売「今年は、さらなる高みに挑む年」

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加藤和樹が、ニューシングル「Answer」を3月27日に発売する。表題曲「Answer」は、昨年2018年夏から秋に実施された全国ツアー<Kazuki Kato Live "GIG" TOUR 2018-Ultra Worker->ですでに披露されており、ファンからもリリースの問い合わせが多かったというロックナンバー。2仕様リリースのうち、TYPE Aのカップリングにはオリジナルの新曲「ordinary days」、TYPE Bには自身が初めて聴いたときに鮮烈な印象を受けたという、さだまさしの「奇跡~大きな愛のように~」のカバーが収録されている。

今回BARKSでは、この充実のシングルに関してインタビューを実施。また、昨年のツアーで得たもの、そして今年もミュージシャン・俳優・声優として精力的に活動する加藤和樹という表現者の信念について尋ねた。

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■ 表現者として今の時代と向き合った「Answer」

── ご自身名義としては実に9年ぶりのリリースとなったフルアルバム『Ultra Worker』を携えたツアー<Kazuki Kato Live "GIG" TOUR 2018-Ultra Worker->を2018年8月から11月まで行った加藤さん。BARKSがレポートさせていただいた最終日の豊洲PIT公演では、オリジナル楽曲はもちろん、ミュージカルナンバーやキャラクターソングも織り交ぜた多彩な表現欲にすっかり魅せられてしまいましたが、改めて振り返ってみると、ご自身としてはツアーを通してどんな手応えがあり、どんなことを感じられたのでしょうか。

加藤和樹:数年前まで、自分が出演するミュージカルのナンバーや声優として歌うキャラクターソングはライブとは別物だと考えていて、ライブではいっさい歌っていなかったんですね。でも、なにがきっかけで僕のことを応援してくれるようになったのかは人それぞれ違うわけで、ミュージカルファンの方、アニメファンの方がライブに来てくださったとしても楽しんでもらいたい、という想いからミュージカルナンバーやキャラクターソングを歌うようになって。芝居の中ではなく、自分のオリジナル曲を歌っている中で役になって歌う、という状況に最初は戸惑いがあったりもしたんですけど(苦笑)、お客さんが聴く体制でいてくださる環境のおかげで、次第に素直な気持ちで歌うことができるようになったんです。昨年のツアーでは、アルバム『Ultra Worker』の曲はもちろん、そうしたミュージカルナンバーやキャラクターソングもみなさんが熱量高く受け止めてくれたおかげで、とても充実したものになったし、次につながる大きな手応えを得ることができました。

── いちオーディエンスとして、頑張るすべての人が大きな力をもらえる『Ultra Worker』の楽曲群の生のパフォーマンスに、音源にも増して勇気づけられたりもしました。

加藤:曲が、ツアーで本当にたくましく育ちましたから。というか、みなさんに育ててもらいました。本当に、いいツアーがまわれましたよ。


── そのツアーでは、今回シングルリリースされる「Answer」も披露されていました。ものすごくライブ映えするエモーショナルなロックナンバーですね。

加藤:この曲はまさにそこを意識して作ったので、ミュージックビデオにもライブシーンを織り交ぜています。ライブ感をダイレクトに届けられる楽曲になったんじゃないかなと思います。

── 冒頭のかけ声からして、胸が熱くなります。

加藤:そこはもう、ライブでみんなに声を合わせてもらいたいところですね。


── また、加藤さんが書かれた歌詞は現代社会を生きる人に刺さる言葉ばかりです。

加藤:SNSで顔を知らない人ともつながる今は、肯定的なものから否定的なものまでいろいろな声が入ってくるわけですけど……そういうものに左右されたり惑わされたりせず、自分自身で “Answer=答え”を導き出して、自分の意志を貫くことが大事なんじゃないかな、と思って。それを、この曲で言いたかったんですよ。

── そういう発信をしようと思った、きっかけはあるのでしょうか。

加藤:具体的ななにかがあったわけではないけど、特に若い世代なんかは、インスタグラムやツイッターに依存して……。

── そこでの評価がすべて、となってしまいがちだったりとかしますよね。

加藤:そうそう。でも、その人の価値ってそこだけで測れるものではないし、それぞれの個性や魅力を見失ってほしくないな、という気持ちがあって。ほかにも、たとえば災害に乗じて事実と違う話が拡散されてしまったり、誰かがなにかを主張すれば時に炎上してしまったり、今の時代だからこそ起こってしまう事件や問題ってすごく多いと思うんですよ。それを僕と同じように哀しい気持ちで受け取っている人も多いはずだし、だったらそこに向き合って、表現者としてちゃんと真っ直ぐな言葉で届けるべきだなと。

── “たとえこの先 迷い 悩んだって構わない”と肯定した上での“辿り着いてみせろ  誰もが皆 羨むその先へ”という言葉にしても、背中を押してもらえます。

加藤:自分を持っていると敵も作りやすいかもしれないけど、周りがどうあれ自分の信じる道を迷わず進む生き方って、やっぱりかっこいいし、憧れる。譲れないものはちゃんと持っていたいな、って自分自身思います。

── という加藤さんの言葉や、「Answer」の歌詞は、きっと誰かにとっての“きっかけ”になるはずです。

加藤:そうなったらいいですよね。今すぐどうこうじゃなくても、この曲を聴いて少しでも心が動いて、一歩踏み出してみようかな、って思ってもらえれば嬉しいです。

── 音楽や言葉には本当にそういう力があるな、とあらためて思いました。

加藤:自分自身も音楽に変えてもらったし、その力は信じたいです。だからこそ嘘はつきたくないし、真っ直ぐ届けるためにも難しい言葉は極力歌詞に使わないようにしていて。いくら難しい言葉を書き並べても、結局言いたいことってシンプルだったりしますから。自分の経験をもとに、なるべく飾らない言葉で伝えるようにはしています。

◆インタビュー(2)へ
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