ウォーカー・ブラザーズのスコット・ウォーカー、死去

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60年代「太陽はもう輝かない」「Make It Easy On Yourself」などが世界でヒットしたウォーカー・ブラザーズのスコット・ウォーカー(ノエル・スコット・エンゲル)が3月22日、76歳で亡くなった。

◆スコット・ウォーカー画像

レコード会社4ADは月曜日(25日)、その訃報を伝え、彼を「ブリティッシュ・ミュージックの第一線にいた唯一無二で挑戦を恐れない巨人」と称えた。


米オハイオ州で誕生したスコット・ウォーカーは、1964年にロサンゼルスで、ジョン・ジョゼフ・マウス、アル・ティニー・シュナイダーとウォーカー・ブラザーズ・トリオを結成。ドラマーがシュナイダーからゲイリー・リーズに代わり、ロンドンに拠点を移し、ブレイクした。

ソロ活動も高い評価を得て、セカンド・アルバム『Scott 2』(1968年)は全英1位に輝いた。デヴィッド・ボウイ、ブライアン・イーノ、マーク・アーモンド、レディオヘッドのトム・ヨーク、アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーら多くのミュージシャンに影響を与えた。

トム・ヨークは、「スコット・ウォーカーが亡くなったと聞き、とても悲しい。彼はレディオヘッドと僕自身に大きな影響を与え、声と言葉をどうやって使うことができるか僕に示してくれた。Meltdown(フェスティバル)で一度会った。とても優しく穏やかなアウトサイダーだった。とても寂しくなる」と、マーク・アーモンドは「非常に悲しく衝撃だ。彼は僕にたくさんのインスピレーションを与えてくれ、彼には大きな借りがある。初期のSCヘアカットやダークなサングラスなど彼を模範にしていた」「本物の音楽の天才」と、追悼の言葉を寄せている。




合掌。

Ako Suzuki
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