【連載】Vol.067「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」

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実に40年ぶりに新作『Mari & Bux Bunny シーズン2』を完成させた鳴瀬喜博へスペシャル・インタビュー!その新作を引っ提げてのレコ発どよめきLIVE Special Review!!



ナルチョこと鳴瀬喜博が40年以上前からの仲間を集め新生Bux Bunnyでニュー・レコーディング。Vol.61でも記したように1970年代後半のジャパニーズ・ロック・シーンで強烈な印象を残した金子マリ&Bux Bunny、彼らはここ数年機会ある毎にLIVEを行い、この1年をかけて遂にアルバム『Mari & Bux Bunny シーズン2』を完成させた。そんな新作のレコ発どよめきライヴを下北沢GARDENで楽しんだ(2019年3月6日)。リアルなロックの叫びをひしひしと感じさせるエキサイティングなステージであった。実は当日午後のサウンド・チェック前にバック・ステージで僕はナルチョに密かにインタビュー、新作を中心にいろいろ語ってもらった。



Mike:ニュー・アルバムをレコーディングしようという経緯からまず教えてください。
Narucho:2017年にBux BunnyのCD4枚組ボックス・セット『アルバム・コンプリート・ボックス』がリリースされた。1970年代のあの当時はいろいろあった反面、楽しいことも沢山あった。ここ最近、金子マリたちとのライヴも盛り上がり、それならBux Bunnyで新作を作ってみようと考え始めたんだ。僕にマリに難波弘之、ドラムは古田たかし。ギターはマリのアイディアで土屋昌巳にお願いしたらOKが貰えた。この企画が2018年初頭に正式決定。多忙ミュージシャン集団なのでレコーディングは大変だったけど、実にやり甲斐があって楽しかった。最初は土屋選手は2~3曲の予定だったんだけど、終わってみたら結局ゼ~ンブ(笑)。彼はゲストではなくMari & Bux Bunny シーズン2の正式ギタリストなんだよ。昨年秋のLIVE同様レコーディングにコーラスで玲里と開発千恵が加わった。アルバム出来にメンバー全員が満足!ステージでの演奏にも自信が満ち溢れている。よくアルバム・コンセプトはというようなことを聞かれるけど、コンセプト云々ではなく、今の俺たちがオトを出せば、それが答えなんだというのが回答さ。



M:実に聴き応えのある出来栄えです。詞もとても印象的ですネ。
N:今の若者のラヴ・ソング・タッチなものではなく、俺たちが今まで生きてきたのは間違っていなかったという信念に基づくシンプルな考え方で作った歌詞、“歌の世界”がこのアルバムにあるんだ。
M:僕はナルチョからはいつも元気を貰ってます、本当にありがとう!
N:古希を迎えるなんて夢のようだよ。とにかく今日元気にやることが出来ると、ネクスト・ステップも元気!



M:ではではニュー・レコーディング・アルバム収録曲についてセルフ・ライナーノートお願いします。オープニング・ソング「The Haze And Tide」。イントロの英詞が凄くインパクトあり、そのままマリ流日本語ロック詞になっていく…。
N:今回最初に作った。作曲は俺、ファンク大好きなのが分るだろう、このベース・ラインとリズムの展開(笑)、そう、まさにジョージ・デュークなんだ。作詞は矢作綾加。英国育ちの元レコード会社のA&Rだった。今は飯田橋で餃子屋さんやってる!(笑)

M:「幸せの足音」はまさに1970年代を彷彿。マリとコーラス隊の絡みが作品をより大きく盛り上げています。ぐっとダウン・トゥ・アース…。
N:ゴスペル・タッチのコーラス、本当に良いでしょ~う。ザ・バンドのようなサウンド。難波/玲里の親子共作による新曲で、演奏だけでなく詞で世界間がより広がってくる作品になっていると思う。作詞は玲里だよ。

M:ナルチョを思わせるタイトルの「Forever Young」。
N:俺が作曲で作詞がグレゴリー・ブラウン。グレッグは来日したこともあるあのクール&ザ・ギャングのドラマー、ジョージ・ブラウンの息子さん。母親が日本人なのでバイリンガル。1970年代ディスコ・サウンド大好き人間としてこのサウンドをどうしても収録したかった。彼の英詞もファンキーうえにダンサブルな楽曲に仕上がった。楽し~い!(笑)



M:ダンス・ダンス・ダンス、GET DOWNという歌詞だけでも盛り上がりますです、ハイ。“Get down Brothers and Sisters, Mari & Bux Bunny with Forver Young”なんてDJしたくなりました。(笑)
4曲目は昨年のLIVEでも披露された「When You Grow Up ~2019~」。2004年のCASIOPEAアルバム『MARBLE』収録のナルチョ先生の作品です。
N:新たに玲里に作詞依頼したらとても早くに出来上がって来た。その歌詞には“優しさ”“暖かさ”が満ち溢れている。この“優しさ”がアルバム全体を象徴していると思う。詞は彼女を軸に矢作さん、グレッグ。そしてシンプルな味わいの中にびしっと決まっているマリの作詞。全てが優しい感じの作品となっているよ。ここにも注目して欲しい。



M:そしてライヴ・タッチなイントロも面白い「Tic Tac Toe」。
N:矢作さんと俺の共作。タイトルは日本でもお馴染み“三目並べ”。子供たちがいつまでも遊び続けるエンドレスな展開を40年以上経過しても演り続けるBux Bunnyに投影。シンプルな雰囲気の作品だよ。この曲で土屋選手のギターも良い味を出している。普段は寡黙な彼は実はロック博士でしゃべりだすと止まらない。(笑)
M:昨年11月のLIVE後、彼とブライアン・ジョーンズの話しで盛り上がってしまいましたよ(冷や汗)。
6曲目は「インスタント・パーティー」。
N:玲里の作詞・作曲による楽曲。俺のアレンジでファンクなテイストのディスコ・ナンバーに仕上げた。
M:六本木のアフロレイキでダンスしてる気分になりましたヨ。
そして「Still Stands ~2019~」
N:ジョ二ー吉長がこの世を去った後に作曲した彼へのトリビュート・ソングだ。ということで今回のレコーディングにあたってマリに作詞をお願いした。チョパレボ/ザ・チョッパーズで演ったことがある。

M:「KOKORO-CK ~2019~」はCASIOPEA 2005年アルバム『SIGNAL』収録「心・奥 KOKORO-CK」の2019年ヴァージョン。
N:作詞はグレゴリー・ブラウン。そのグレッグがラッパーとしてこの曲を引っ張る。

M:ナルチョのベースで始まっていく難波親子の共作による「Paint」。
N:最後のレコーディング楽曲ということもあって、アレンジは難波に任せてここで俺は思いっきり遊ばせてもらったよ。
M:「Extraordinary」は81年リリースのナルチョのアルバム『MYTHQUE』から。これには難波選手やマリさんも参加していましたネ。貴方のベースを全面にフィーチャーしてのファンキー・サウンド。ダンサブルなサウンドにのってマリさんのヴォーカルが実にいきいきしてるし、コーラスもとても上手くジョインしています。
N:あのレコーディングは70年代末だったかな。ヴォーカルをマリへ依頼したんだけどレコード会社からNGをくらったんでコーラスで参加。そこで国分友里恵が歌った。今回改めてマリのリード・ヴォーカルでレコーディングしたよ。俺は俺でチョッパーでバンバン演っている。楽しいぜ!
M:そうそうナルチョが楽しそうにベースを弾いている姿が目に浮かびますよ。(笑)
そして代表作「夕焼けの詩」。76年のファースト・アルバム『MARI & Bux Bunny』収録作品ですネ。
N:作詞がマリで作曲が俺。あの当時、西岸良平氏の漫画「三丁目の夕日」が大好きで、まだ20代だったのに昭和30年代を懐かしがっていた。子供の頃に見た夕日をよく思い出していた。この曲だけでなく、ファースト・アルバム全体に懐かしさと夕日を投影したんだ。でも2年後にステージでは、ディー・ディー・ブリッジウォーターの「Just Family」でのスタンリー・クラークを意識した展開に衣替えしちゃって、難波は「レコードと違う」って吃驚していた。そう“昭和”を肌で感じる、昭和のくどい親爺の叫びでもあったりする。のら犬なんてもはや死語だ。



M:ナルチョの元気いっぱいのセルフ・ライナーノーツ、どうもありがとうございました。今夜のLIVE楽しみにしています。
最後に古希にむかっての元気印活動、今後の予定などお願いします。
N:レコ発どよめきライヴを東京2回&神戸1回。本音を言えばこのシーズン2で全国ツアーしたいんだけど、各メンバーが超多忙でちょっと無理なんだ。11月の俺の古希LIVEまで待ってて欲しい。4月はCASIOPEA 3RDのBillboard Live TOKYOでのステージ。その後CASIOPEAがデビュー40周年で新作のレコーディングに入り、夏はそのアルバムをフィーチャーしてのLIVEを予定している。
M:ありがとうございました。

Mari & Bux Bunny シーズン2 LIVE @ Garden!!



ナルチョ・インタビュー終了から4時間後、今度はシーズン2のLIVEをしっかり楽しんだ。もちろん“アラ古希”には嬉しい二部構成(笑)。オープニングはアルバム同様「The Haze And Tide」。神秘的なイントロからマリ&コーラス隊…、ミッド・テンポの味のあるファンクなテイストのナンバーだ。土屋のギターがハードに煌く。



そして、そのまま「Paint」へ。オーディアンスの手拍子に合わせナルチョのベースが唸り、よりファンク
に迫るミディアム・アップのこのナンバーへとなだれ込む。
MCの後の3曲目は「When You Grow Up ~2019~」。ナルチョ15年前作品の本年ヴァージョン。マリ&難波曰く、歌うのがとっても難しい。
「うた」はB.B.78年のアルバム『Shoot the Moon』収録。コーラスにのって観客の手拍子が場内の雰囲気をより盛り上げていく。マリ節を僕らへたっぷりと聴かせながら、前曲同様に難波のKBDと土屋のGTRが前面にフィーチャーされ、70年代後半という時代にタイムトリップさせてくれる。
続く5曲目もその頃の作品だ。金子マリ&バックス・バニーの最後のアルバムとなった『スーパー・ナチュラル』(79年、既に難波脱退しラッキー川崎がKBD)から「気まぐれ雨」。マリの味わい深さを出しきってのステージに僕ら昭和世代はついうっとりしてしまう。
そして前半最後の2曲は新作からだ。
まずは「幸せの足音」、難波/玲里の親子共作。インタビューのところでも触れたけどアメリカ南部のサウンドをダイレクトに感じさせるまさにダウン・トゥ・アースの作品。





そしてナルチョ大好きな「夕焼けの詩」。40年以上経ってから再度のレコーディング。爺は目をつむって昭和の夕日を思い浮かべながらしっかり楽しませてもらった。

休憩後の第二部は「Still Stands ~2019~」から。ジョ二ーへのトリビュート・ソングである。ナルチョ曲に新たにマリが作詞を加えニュー・レコーディングしたもの。“もう一度会いたい”“その魂のビート”、実にスピリチュアルなマリの思いが詰まった詩の展開、感動だ!



次は「Tic Tac To」、LIVEにとってもマッチングする作品。ミディアム・テンポの進行の中、マリとコーラス隊がしっとりとオーディアンスを“現在~未来”の動向へ誘う。



「Extraordinary」は80年代初頭のナルチョのアルバムからの作品でこの新作のためにニュー・レコーディング。ファンキーなムードを満載したまさに1970年代ソウル・ミュージック。そんなナルチョの音楽性をダイレクトに感じさせてくれる。
「それはスポットライトではない」は昨年秋のLIVE でもセットリストに加えられていた。77年リリースの『ライブWe Got To...』から。原題は“It's Not The Spotlight”。ゲリー・ゴーフィンの73年のアルバム『It Ain't Exactly Entertainment』収録。ゲリーとバリー・ゴールドバーグの共作。バリー(74)やロッド・スチュワート(75)でのヴァージョンも知られる。日本では76年に浅川マキが『灯ともし頃 MAKIⅦ』でカヴァー。ダウン・トゥ・アースな雰囲気を醸し出しながらナルチョもコーラスに加わる。土屋のGTRがここでも炸裂する。
スモーキー・メディソンを思い出す「KOKORO-CK」の2019版。作詞したグレゴリー・ブラウンがステージに登場。ラッパーとして曲を引っ張る。詩をよく聴くとマリ讃歌だ。80年代のラップ・シーンをも彷彿とさせる…。



続く曲も新作からで玲里作品から「インスタント・パーティー」。まさに70年代R&B、ダンサブルなディスコ・サウンド。場内のミラー・ボールが演出だ!
そんなダンサブル、ノリノリ・サウンドは「Super-natural Man」へと続く。ナルチョのベースがここでもエクスプロージョンしていく、チョッパー!マリのタンバリンも絶好調!!



ちょっとイントロでコケタけどこれぞLIVEの醍醐味。観客の手拍子でワン・モア・トライ!「最後の本音」、B.B,がファースト・アルバムやライヴ・アルバムで取り上げた石田長生(ソー・バッド・レビュー)の名作。ナルチョのチョッパーで入っていくファンキー・チューン。前半でまたまた…、まるで公開レコーディング・セッションみたいだ!!でもそのからは完璧に纏め上げていく。敏腕ミュージシャン集団ならではのステージング。マリのシャウトに大拍手だ。曲中でメンバー紹介しながらフィーチャリング・ソロ・パートも盛り込み、そこへグレゴリーも参加。曲全体がラストに相応しい盛り上がりをみせる。



勿論アンコール。ファースト・アルバムから「あるとき」。マリ(作詞)&ナルチョ(作曲)の共作。ファンにはお馴染みの作品だ。懐かしさいっぱいの70年代サウンドに酔いしれる。
コーラスの二人はここで退場。アンコールもう一曲、それが「Honey」。マリが大好きなバラードでBBアルバム『The Super Natural』、そして彼女の83年アルバム『MARI FIRST』にも収録されたソウルフルな作品。切々と歌い上げるマリのヴォーカルが光り輝く。ここでのナルチョはシッティング・プレイ。感動のフィナーレである。



終演後のサイン会には真っ先に参加させていただいた。今回のLIVEで観た彼らとその力作『Mari & Bux Bunny シーズン2』は素晴らしいという言葉だけでは語れない。往年のファンだけではなく若いリアルなロック・ファンにも聴いて貰って、LIVEへ足を運んで欲しいと切に思う。

*ライヴ・ショット=Pic.by Michiko Kiseki(KISEKI inck)

☆☆☆☆☆

新刊紹介【ミック・テイラー&ローリング・ストーンズ 69 -74】(シンコーミュージック・エンタテイメント)



僕がミック・テイラーの演奏を初めて体験したのは1973年1月ホノルル・インターナショナル・センターでのローリング・ストーンズLIVEだった。それから14年後、ミックは単独で来日した。千駄ヶ谷の僕の高校~大学の同期生のお店“ぎっちょん”を2時間ほど貸し切りにして、ミックとピザ&ワインで盛り上がりながらインタビューを行った。それ以降MTは何度となく来日し、5年前にはストーンズLIVEのゲストとして雄姿みせた。来日毎に呑んだり、音楽談義で盛り上がったり、一緒の写真におさまったり…勿論何度もインタビューした。



そんな朋友(だと僕は勝手に思っている)ミックの音楽活動の足跡をコンパクトにジェフこと佐藤晃彦クンが纏め上げてくれた。ジョン・メイオール時代から始まって最近までのミック・テイラーの活動ぶりを改めて辿るにはとても参考になる一冊だ。勿論ストーンズ時代が多くのファンに知られるところだが、グループ脱退後のソロ・ワークスやほかのアーティストのアルバムでの演奏、ゲストor飛び入り参加のライヴなどはコアなファンがより注目するところだが、そのあたりもパーフェクトではないがしっかり纏められている。そういえばお酒の景品CDシングルにミックが登場したこともあった。再掲載の“ヤング・ギター”のインタビューも懐かしい。ミックとの共演で知られるカーラ・オルソンとは頻繁にコンタクトを取り合っているんだけど、彼女とのやり取りで当然だがミックの話題がしばしば登場する。久しぶりのMT本だけにひとつだけジェフにリクエストさせていただければ、ミックに2019年インタビューを敢行して最近の動向なども知りたかった。
僕が改めていうこともないが、とにかくギターに関してミックは素晴らしい、凄い、上手いのだ。1960~70年代からのストーンズ・フリークには堪らない一冊。そして、一方で若いストーンズ・ファン、ブルース・ロック・ファンらに改めて本書でミック・テイラーの足跡と素晴らしさを知っていただきたい。ジェフ、ご苦労さま!!

☆☆☆☆☆

【イベント報告】
◇MBSプレゼンツ
【MIKE'S GARAGE VOL.7】
追加公演『クイーンの歴史Part 1!』
  ズバリ!!大ヒット便乗企画(笑)
トーク・イベント“MIKE'S GARAGE”7回目はクイーン特集。3月17日ROCK CAFE LOFTで開催、超満員御礼。ゲストはクイーン初代A&R、元ワーナーパイオニア加藤正文さん。前回に引き続き元東芝EMI森俊一郎さんにも参加していただきナビゲーターMikeのヘルプと共に盛り上げていただいた。


▲右から森さん 加藤さん 筆者 そして当日お手伝いいただいた舩橋昌宏さん。*Pic.by K.Sato

何と加藤さんがクイーンのことを語るのは今回が初めてだ。僕は彼が1970年代前半、ワーナーパイオニアのA&Rとして働き始めた頃からの“お友達”(僕の方が少し若いけど業界は先輩なのです…)。まずは二人で70年代前半の洋楽シーンについてちょこっと触れ、クイーン登場前夜を皆さんへ語った(事前電話ミーティングの時はその話題だけで30分も語りあってしまった…爺の想い出トーク)。そしていよいよクイーン日本登場時のここでは書けないいろいろな話しが飛び出しファンの皆さんは吃驚の連続。クイーン初のシングル「炎のロックン・ロール」の邦題命名者は勿論、加藤さん(尚、R&Rの日本語表記は今では“ロックンロール”だけど1950年代から90年代頃までは“ロックン・ロール”だった)。それは「最初のギターのリフが炎のようで…」。そんなエピソードを交えながら、デビュー時の日本のマスコミの反応を彼はこう語った。



「マスコミの反応は大したことなかったです。“ミュージック・ライフ”は少ししか紹介してくれなかった。むしろ“音楽専科”の方が…。そんな中カラー・グラビアで大々的に取り上げてくれたのは“GUTS”でした」。アルバム・タイトルの『戦慄の王女』については、「スージー・クワトロがロックの女王と呼ばれていて、クイーンはグラム・ロック・タッチでプリンセス・イメージということで、王女を使用したのです」。大貫憲章さんや渋谷陽一さんにも聴いてもらい男性ファンも取り込んだそうで、70年代前半の加藤さん&大貫さんロンドン旅行報告もとても印象深かった。そして「キラー・クイーン」。「ワーパイ一同がこれはヒット確実と大プロモーション。洋学宣伝部の小田課長(女子プロ・ボウリングの中山律子さんが奥様)の提案で、演歌界ではヒット祈願でお馴染み川崎大師に行ったんです。その甲斐あって大々ヒット!(笑)」。当日僕の持参したデータ・ブック「TBS POPS BEST 10 1957~1977」によると、75年3月9日付から5週1位を記録し同番組の年間チャートで堂々1位に輝いている。その後加藤さんはクイーン初来日3日前に人事異動で営業へ。そしてWPを退社。しかし縁とは不思議なもので、76年3月の2度目のクイーン来日時にはプロモーターのスタッフとしてフル活動。その時ジョン・リードに見つめられたエピソードなど、当時のファンにはたまらない極秘トークがてんこ盛り。極めつけが加藤さん提供による日本でのクイーン最初の幻のプロモ・グッズ、USA製ワッペンをこの日参加されたお客さん3名様にプレゼント(じゃんけんぽん)。最後まで盛り上がって楽しいクイーン大会だった。

【ライヴinfo】

☆ダニー・コーチマー, ワディ・ワクテル, リーランド・スクラー ラス・カンケル & スティーヴ・ポステル "The Immediate Family"



昨年に続きダニー・コーチマー率いるThe Immediate Familyが再び来日する。ウエスト・コースト香るタイトで隙のないサウンドでまたまた僕らを魅了させてくれる。あのセクション最強のリズム隊ラス・カンケル(ds)リーランド・スクラー(bs)に、超絶テクニックのワディ・ワクテル(gtr)とスティーヴ・ポステル(kbd)。ここにリーダーのダニーが加わるだけでファンには想像を超えたマジックがステージで起こる。レイテスト・アルバム『ハニー・ドント・リーヴ・LA』からのナンバーを中心に、彼らと関係深い懐かしの70年代楽曲にも浸りたい。安定したプレイをじっくり楽しめるLIVE がもうすぐだ…。
*2019年5月13日 Billboard Live OSAKA
ファースト・ステージ 開場17:30  開演18:30
セカンド・ステージ  開場20:30  開演21:30
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11338&shop=2

*2019年5月16日 5月17日 Billboard Live TOKYO
ファースト・ステージ 開場17:30  開演18:30
セカンド・ステージ  開場20:30  開演21:30
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11337&shop=1

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