【レポート】Que SakamotoのDJツアー日記「アジア編・その4」

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みなさん、こんにちわ。<Huit Etoiles>のDJ/ProducerのQue Sakamotoです。

アジアツアー第三弾、インドネシア編です。

■みんな素敵でアットホームでフレンドリー
■エージェント契約したTripo 3000

前回からの続きで、インドネシア共和国の首都であり同国最大の都市ジャカルタにおります。ここでは僕がエージェント契約したTripo 3000のZakiの家にホームステイさせてもらいます。Zakiはヨーロッパ旅行でいなかったのですが、家族の皆さんが暖かく迎えて下さいました。感謝。感謝。


Zakiの家からは、インドネシアで急成長中のバイクタクシー予約システム「Gojek」を利用し行動しました。モールに集中して、レコード、カセットテープのレアなお店があるので、早速行って来ました。4件周ってインドネシアのカセットテープを15個ほどゲット。かなりのレア物に出会えて幸せ。ナイス! ちなみにGojekのアプリをダウンロードすれば、バイクタクシー、タクシー、フードデリバリー等が利用出来るので、ジャカルタにお越しの際はぜひオススメします。

ジャカルタで友達になったNanaが急遽ギグをバー“Slits”でセッティングしてくれました。このバーのオーナーHeruさんとの2人会。この日は20時から1時までで、2時間30分ずつプレイ。Heruさんがディスコ〜ハウス〜ファンクを織り交ぜ、気持ち良い空間を作ってくれたので、僕も流れに身を任せ、ディスコ〜ハウス〜ファンクからJapanese Indonessianのレアグルーヴを自分なりに流れを作ってプレイしました。お客さんも僕のセットが気持ち良いとかなり癒された顔でナイスプレイといろいろなお客さんからお声をかけてもらいました。また、Roam RecordingsからリリースしたレーベルメイトのSunmantraも挨拶しに来てくれて、いろいろと最近の音楽活動やお互いの話も出来たし会えて良かったな。Slitsの内装もメニューもお洒落過ぎない、お洒落な感じで素敵でした。内装はHeruさんの奥さんがデザインしたと言ってました。いろいろな人達に出会えたし、とても印象に残る一夜でした。



Mondo By The Rooftopのギグの間は、Zakiの家のプールで泳いだり、Diggingしたり、友達に会ったりしてました。またさらにカセットテープをゲット。インドネシアの音楽はとても素晴らしく、いろいろな要素があり、サンプル素材としては文句の付けようがないほどどれもGOOD! 買ったカセットテープをインドネシアで聞くのも、またさらに味が出て聞こえてきます。


Mondo By The Rooftopは、ジャカルタで2年前にQueens headで共演した、Akamady Recordsを運営する日本でもお馴染みのKomodoと、ジャカルタ女子DJ No.1のNever Too DiscoのBeldaの毎週水曜日パーティ<HDLYW?>です。かなり楽しみにしていました。Mondoの前はTripo 3000にてPodcast Mixをレコーディング。オーナーのHendy、Jessie、Mayo、スタッフの皆さんとも最後の挨拶をさせてもらいました。本当にTripo 3000はみんな素敵でアットホームでフレンドリーなんです。Tripo 3000のジャケットもプレゼントしてもらいました。ってことで、

「Thank u Tripo 3000 Crew!」

Tripo 3000のみんなとお別れをして、Ding Dong DiskoからMondo By The Rooftopへ移動します。日本人オーナーのしゅんくんにも久しぶりに会えたし、相変わらずのハッピーバイブスでした。元気で良かった! この日は、Double DeerのRezky率いるバンドが同じビルの1階でライブがあり、Mondo By The Rooftopも、到着時からすごい盛り上がっていました。KomodoとBeldaのセットもディスコの幅広さとグルーヴの引き出し方がバッチリはまっていて、お客さんも多く、すごく盛り上がっていました。僕は22時〜1時の3時間セット。ディスコ〜エレクトロ〜ハウス〜ファンクの80s、90s、それに新譜からJapanese Indonessian 80sを混ぜてプレイしました。Indonessian Reggae Dubがバッチリハマり、お客さんから「やばいの持ってるねー」とかなりこの曲に興味を持たれていました。DJブースはお客さんが輪を囲む感じでBoiler Roomみたいな雰囲気……お客さんが間近だと、ワクワク度がましますね! すごく盛り上がって、とても雰囲気が素晴らしい一夜でした。Zakiのファミリーの皆さんに本当に良くして頂き、お別れのときは寂しさと感謝の気持ちが溢れて涙もろくなりました。本当にありがとうございました!ってことで、

「Thank U NaNa,Heru,Komodo,Belda,しゅん君、Zaki Family」

■アンダーグラウンドと思いきや
■バリ島のお客さんをキープする難しさ

ジャカルタとお別れをし、ジャカルタからインドネシア西ジャワ州の州都で、火山や茶畑に囲まれたインドネシア第三の都市・バンドゥンまで2年前に出来た特急で移動しました。バンドゥンに到着し、プロモーターのBagusとJoniが車でピックアップしてくれました。2日間Joniの家にホームステイします。Joniの家は家族皆さん、そして、Joniのスタジオ、レコ屋になっていて、周りの自然がとても綺麗で素晴らしい光景でした。

その後は早速Norrm Radioでラジオショー。Norrmのスタジオがある建物は、カフェ、洋服屋さん、アート、雑貨のお店等が集結していていて、とてもお洒落な要素がたくさんありました。スタジオのサウンドシステムも素晴らしく、1時間セットを披露しました。ニューウェーブ〜ダークディスコの新譜から旧譜まで自分なりにアレンジしてプレイ。新鮮な場所にあったし、サウンドシステムも良かったので、集中出来ました。この時のミックスのリンクです。ぜひ聴いてみてくださいね。


ラジオショーを終えて、みんなで屋台のラーメンを食べて、ジャワの民族ダンスを見に行きました。バンド演奏でジャワの民族音楽とダンサーのパフォーマンスは、かなりインスパイアされました。お見事です! かなり楽しませてもらい、お腹いっぱいなところで帰宅。満足度マックスな状態で就寝。



朝起きて、Joniのお母さんに朝食を食べさせてもらい、Joniと音楽交換して、カセットテープが充実しているレコ屋に連れて行ってもらいました。かなりのストック……めちゃくちゃ興奮して、オーナーさんのレコメンドのサイケデリックロックを中心にDiggingしました。たくさん聴いてカセットテープ5個購入。なかなかサイケデリックロックは探すのに時間がかかるとオーナーさんが言ってました。かなりのレア物に出会えて幸せ! Digging を終えて、ディナーをして、バンドゥンデビューのベニュー“Bianc Public House”へ移動。22〜2時の時間だったので最初の2時間をJoni、僕がトリを担当する予定でしたが、この日は、凄い悪天候で大雨と雷をもろにくらってしまったのでお客さんが少なかったので、かなり厳しかった……これも試練ですね。今度またリベンジして、最高なパーティを体感したいです。あっという間にバンドゥンとサヨナラ。今度はもう少し長くいたいな。バンドゥンの自然はとても綺麗で気持ち良かったな。ってことで、

「Thank u Bagus Joni norre radio crew」

さて、バンドゥンからバリ島へフライトです。バリ島に到着し、夜にプレイする新しくチャングーに出来たベニュー“Vault Bali”のドライバーがピックアップしてくれてホテルへチェックイン。昨夜のVault Baliは友達のKMLNがプレイして、めちゃくちゃ盛り上がって最高だったと聞いていたので、どんな一夜になるのかいろいろと想像してモチベーションMax状態。シャワーを浴びて、ゆっくりしてからKMLNのステイ先のビラに会いに行きました。

ホテルからGojekで移動です。久しぶりの再会に乾杯し、いろいろな話しをして情報交換。KMLNはバリの後は僕がプレイしたSub Sonicのパーティのためにシドニーに行くそう。ここVault Baliはアンダーグラウンド感が漂い、ライティングも映像もサウンドシステムもバリの中ではトップクラスと言えそうです。フロアも大きく、サブフロアのバーも雰囲気が良くて、全体的に盛り上ってました。オープニングはニュージーランドのディスコDJ Sumosuiがプレイ。ディスコ〜ファンクを中心にプレイしていました。挨拶をして、フロアの様子を見ながら僕も楽しく自分の時間を待ちながら、マネージャーのBenや<Garbicz Festival>のJuice Barのスタッフさん達もタイミング良くバリに来ていたりしてバッチリ。



早速僕のプレイがスタート。ベニューのアンダーグラウンド感をイメージしてマネージャーからもアンダーグラウンドミュージックでロックしてほしいとのことだったので、フロアの雰囲気のままプレイ。お客さんは、ダークサイドだと引いてします。ここでは分かりやすいディスコ〜ハウスだと盛り上る感じ。僕の想像するお客さんとは違いましたね。頭を切り替えて、ディスコ〜ハウス〜メロディアスなダーク過ぎないテクノをセレクトして見ます。Vault Baliのお客さんの多くはアンダーグラウンドサイドでなく、わかりやすい音楽の方がハマると判断。僕的にはアンダーグラウンドな音楽をしたかったので、残念でしたが、あくまでもお客さん第一なので、そこは頭を切り替えてプレイしました。あっという間に終わり、サブフロアのラウンジで少しプレイして終了。マネージャーのBenやスタッフさん、お客さんも喜んでくれたご様子。

パーティが終わってから、KMLNのビラでアフターパーティーして終了。バリ島のお客さんをキープするのは本当に難しい……かなり勉強になりました。次のジョグジャカルタまで数日間バリ島を満喫します。バリ島は本当に癒される……あー幸せ。Alexがスンバワ島からバリ島へ帰国。数日間Alexの家にステイさせてもらいます。Alexと久しぶりの再会。Alexと同じ時間を共有出来るのが楽しみでした。Alexが元気で良かった! ってことで、

「Thank u Vault Bali Ben KMLN」

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