デス・エンジェル、最新作にアレキシ・ライホがゲスト参加

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ベイエリア・スラッシュを代表するサンフランシスコのデス・エンジェルの9thアルバム『ヒューマニサイド』が5月31日に発売となる。


3年ぶりとなる本アルバムは、スラッシュの信念を守りつつもパンクやロックンロール、アコースティックまで様々な音楽を飲み込み、ピアノまでも導入した柔軟な姿勢をみせ、インテリジェント・スラッシュの面目躍如の仕上がりとなっている。『ヒューマニサイド』とは核戦争や環境破壊に起因する人類絶滅を意味し、ロブ・キャヴェスタニィは「世の中がおかしなことになっていることは明らかだ」と憂いている。狼がうろつくジャケットは、人類滅亡後の荒廃した世界を描き、「理想の世界を実現するにはどうすれば良いか」と我々に問いかけているという。ミキシング/マスタリングを担当したジェイソン・スーコフ&テッド・イェンセンのコンビも盤石で、「ゴースト・オブ・ミー」ではチルドレン・オブ・ボドムのアレキシ・ライホがギター・ソロでゲスト参加している点にも注目だ。

1982年に結成されたデス・エンジェルは、メンバー全員が血縁関係にあり、なによりその若さが話題となった。1985年のデモ『Kill as One』のプロデュースはカーク・ハメットが担当し、デビュー・アルバム『The Ultra-Violence』のタイトル・トラックは、スラッシュ・シーンでは異例となる10分超の大作かつインストゥルメンタルで、14歳のドラマーが在籍していたということも手伝い、大きな話題となった。


『Frolic Through the Park』(1988年)、『Act III』(1990年)とアルバム・リリースを重ねながら、ファンク的な要素やアコースティック・ギターを大胆に導入し、スラッシュ・メタル・シーンの個性派としての地位を確立するものの、1990年にツアーバスの事故、1991年にはヴォーカリストのマーク・オゼグエダの脱退に見舞われ、残されたメンバーはThe Organizationと改名し活動を継続するが、結局1995年に解散することとなった。その後、癌を患っていたテスタメントのチャック・ビリーのチャリティ・コンサート出演のため10年ぶりに復活したことをきっかけに、2004年に復活第一弾アルバム『The Art of Dying』を発表し、現在に至るまでコンスタントにアルバムを生み続け、その存在を高らかにアピールしている。

写真:Stephanie Cabral


デス・エンジェル『ヒューマニサイド』

2019年5月31日 世界同時発売
【50セット 直筆サインカード付きCD+Tシャツ】 WRDZZ-719 / ¥6,000+税
【CD】 GQCS-90716 / 4562387209460 / ¥2,500+税
※日本語解説書封入/歌詞対訳付き
1.ヒューマニサイド
2.ディヴァイン・ディフェクター
3.アグレッサー
4.アイ・ケイム・フォー・ブラッド
5.イモータル・ビヘイテッド
6.アライヴ・アンド・スクリーミング
7.ザ・パック
8.ゴースト・オブ・ミー
9.レヴェレイション・ソング
10.オブ・ラッツ・アンド・メン
《ボーナストラック》
11.ザ・デイ・アイ・ウォークド・アウェイ

【メンバー】
マーク・オセグエダ(ヴォーカル)
ロブ・キャヴェスタニィ(ギター)
テッド・アギュラー(ギター)
ウィル・キャロル(ドラムス)
デミアン・シッソン(ベース)

◆デス・エンジェル・オフィシャルサイト
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