デフ・レパードのV・キャンベル「癌と診断され、髪を失い、よりいいギタリストになった」

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デフ・レパードのヴィヴィアン・キャンベル(G)は、2013年、ホジキンリンパ腫と診断されたとき、最初に頭に浮かんだのが「この先もプレイできるのか?」という疑問と、「髪の毛を失う」という危機感だったという。

◆ヴィヴィアン・キャンベル画像

キャンベルは『Pat's Soundbytes Unplugged』のインタビューでこう話した。「もちろん、癌と診断されすごくショックだった。僕は未来について考えた。“よし、生き残ることができたとして、その後、ステージに上がりプレイし続けることができるのか?”って思ったんだ。最初にそんなこと考えるなんて面白いよね。それに、最初に考えたことの1つが“化学療法により髪の毛を失う。かつらが必要だ。(髪の毛なしで)ステージには上がれない”ってことだった。こういったことで自分がどんな人間なのかわかるなんて面白い」

実際、化学療法で髪が抜けたため、キャンベルは高価なかつらを購入したそうだ。だが、その帰り道、つけるのは止めようと心変わりしたという。「病を公表したばかりなのに、(髪があるのは)不自然だ。人それぞれなのはわかる。女性なら、髪の毛なしに出かけるのには勇気がいるだろう。でも、僕は解放感を覚えた」

「その夏、髪に眉毛もない状態でレパードのツアーに出た。そこで僕にあるのは、ミュージシャンとしての能力とテクニックのみだ。この数年で学んだのは……、長い髪があってよかったと思うのは、目が隠れて、自分もその陰に隠れていられる感覚があったとこだ。そういう意味では、髪がなくなって、エゴや虚栄心、外見にまつわるすべてを解き放った気がした。ミュージシャンとしての自分の心が開かれ、それにより僕は前よりいいギタリストになった。いまほどギターを上手くプレイしてたことはなかった。プレイヤーにとって最高の恩恵だよ」

キャンベルは3月、ジョー・エリオット、リック・アレン、リック・サヴェージ、フィル・コリン、スティーヴ・クラーク、ピート・ウィリスと共にロックの殿堂入りを果たした。デフ・レパードはこの夏、ヨーロッパ各国のフェスティバルに出演し、8月からはラスベガス長期公演を開催する。

Ako Suzuki
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