クイーン シンフォニック、至高のロック・シンフォニック・ショウが日本上陸

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クイーンの名曲をフル・オーケストラ&シンガーで完全再現する“クイーン シンフォニック”の初来日公演が、5月10日(金)、東京・東京国際フォーラム ホールAにて初日を迎えた。

◆クイーン シンフォニック画像

クイーンとクラシックの融合を掲げて2000年にイギリスで初演されたクイーン シンフォニックは、これまでヨーロッパ各国や北米、豪州でもツアーを行ない数十万人の動員を記録しているという人気プログラムだ。日本公演ではリチャード・シドウェルの指揮、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で、人気ミュージカル『WE WILL ROCK YOU』のメイン・キャストから選出された実力派シンガーらが華麗な競演を繰り広げる。以下、その初日公演のオフィシャル・レポートをお届けする。

   ◆   ◆   ◆

クイーン シンフォニック初来日の初日公演(5月10日@東京国際フォーラム ホールA)を観た。クイーンの曲をオーケストラ・アレンジで聴かせるお上品なコンサート。そう思っていた。そんな勝手な思い込みは見事に打ち砕かれた。まず、この日に演奏された28曲の内、いわゆるインストゥルメンタルは2曲のみ。他はすべてボーカル・ナンバーだ。

コンサートはズンズンと響くベース音で始まった。おっ!これは「FLASHのテーマ」だ。そこへオーケストラが加わり「ラブ・オブ・マイ・ライフ」、「オウガ・バトル」と奏でていく。このOVERTURE、ちょっとしたクイーン組曲になっていて、今日のコンサートはこんな感じで構成されるんだろうなと思っていたら、次の曲からはボーカリストが入ってくる。この日のコンサートのボーカルは男女2人ずつの4人。いずれもクイーンのミュージカル『WE WILL ROCK YOU』のメインキャストを務めたメンバーだけに、その実力はお墨付き。基本は各曲毎に、ひとりずつがリード・ボーカルを担って進行していくが、全員がとにかく上手い! さらにギター×2、ベース、ドラム、キーボードの5人編成バンドの演奏の力量も並々ならぬ実力。言ってしまえば、この4人のシンガーとバンドは超一流のクイーン・トリビュートバンドでもある。クイーン シンフォニックの凄いところは、このバンドにフル・オーケストラの迫力を加えたところ。

「ONE VISION」や「ショウ・マスト・ゴー・オン」でのオーケストラの爆音とバンド&シンガーの競演は凄まじいの一言。もしかしたらクイーンは、これらの曲でオーケストラとの共演も考えていたのでは?と思わせるほどだ。曲によってはオーケストラは演奏せず、バンドとシンガーだけで構成されるナンバーもある。こんな柔軟な発想が出来るのは、クイーン シンフォニックの音楽監督であり指揮者でもあるリチャード・シドウェルの鬼才の賜物。

曲ごとにシンガーから解説が入り(スクリーンに日本語訳が出ます)、曲によっては歌詞も映し出され、映画での応援上映に慣れたファンにとっては嬉しい配慮。また、日本でのみヒットした「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」や、日本語曲の「手をとりあって(Let Us Cling Together)」も演奏され、5000人のお客さんも大喜び。「ボヘミアン・ラプソディ」では、冒頭のコーラスから、中間部のオペラ・コーラスまでも4人のシンガーが歌う。ブライアン・メイが選出したシンガーだけに、その再現度はパーフェクト。後半の「ドント・ストップ・ミー・ナウ」では男性シンガーのジョン・ボイドンが客席に降りて会場を煽ると、全員総立ちとなって盛り上がる。もはや、クラシックのコンサートではなく、完全にロックのライブ。


クイーン シンフォニックは公演のサブタイトルに“ロック&オーケストラ エクスペリエンス”とあるが、まさにロックとオーケストラの融合を体験させてもらった。想像以上の形で。クイーンの曲をオーケストラで綺麗に演奏する、なんて思っていたら大やけどする。それぐらいの破壊力あるコンサートだ。

また、ロビーにはクイーン関連グッズの物販コーナー、クイーン等身大パネルやブライアン・メイ愛用のVOX AC30アンプ等のフォト・スポットも設置され、クイーン・ファンで賑わいを見せていた。

クイーン シンフォニックの公演は5月11日(土)にも同所で昼・夜2回行われる。当日券も若干あるようなので、クイーン・ファンは機会設けられれば、絶対観るべき!

文◎石角隆行/クイーン研究家
撮影◎星野麻美

<QUEEN SYMPHONIC -A ROCK & ORCHESTRA EXPERIENCE->

2019年5月10日(金)東京・東京国際フォーラム ホールA
※公演終了

2019年5月11日(土)東京・東京国際フォーラム ホールA
昼公演 12:00開場/13:00開演・夜公演 16:30開場/17:30開演

出演:
指揮:リチャード・シドウェル Richard Sidwell
シンガー:レイチェル・ウッディング、アマンダ・クーツ、ジョン・ボイドン、ピーター・エルドリッジ
バンド:ギター×2、ベース、ドラム、キーボード
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

チケット詳細: https://www.diskgarage.com/artist/detail/no012252

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